ALL NIPPON PRODUCERS ASSOCIATON
「ネオ・プロデューサーズ・フェスタ2001」
報告
 副会長 
  杉田成道
去る6月16日、第二回「ネオ・プロデューサーズ・フェスタ」が蒲田の日本工学院専門学校で開催されました。エランドール賞と並んで、協会のイベントのなかの大きな柱として、映像を志す若者たちに現場プロデューサーの生の声を伝え、彼らのものを思う指針にしたいと願う、文化的イベントであります。
 今年は共通テーマを「映像サバイバル、21世紀に何が残れるか」として、混沌とした世相と、先行きの茫漠とした映像文化の中で、プロデューサーを初めとした現場は何を考え、何と闘っているかを明確にしようという試みでした。
 会場は三会場に分かれ、それぞれに三つの講座を設け、別に俳優を対象としたワークショップ、最後にすべての受講者が参加できる「ザ・ヒットメーカー」と、多岐にわたった講座内容となりました。

  @ TV各局人事担当者が語る「21世紀のテレビが求める人材とは」
  A 各局ドラマプロデューサーが語る「ドラマウオ―ズ 生き残るのは誰か」
  B 各局バラエティプロデューサーが語る「仁義なきバラエティの戦い」
  C 各局人気キャスター大集合「キャスターも、もっと言いたい」
  D デジタル放送の魅力と展望
  E 映画プロデューサーによる「メジャーVSインディペンデント」
  F 松本零士氏のアニメ講座「宇宙船艦ヤマト」
  G 自主制作のビデオを批評する「ショートショートドラマ制作部」
  H 新人俳優のワークショップ「模擬オーディション」
  I ザ・ヒットメーカーの表彰式とパネルディスカッション

講者も500人を超え、外部から幾多の俳優、スタッフ、批評家、作家が参加したこともあって、会場は大変な熱気に包まれていました。新聞各紙も強い関心を寄せ、翌々日の東京新聞に大きく扱われるなど、協会以外では出来ない文化イベントとして、一定の評価が定着してきたように思われます。これも会員諸氏の無私の協力あってのことで、紙上を借りて深く感謝いたします。
 ただ今後の問題として、広報活動の早期立ち上げと拡大、協賛の獲得など運営面で反省すべきところが多々残されています。何より経済面で安定した基盤に乗せる必要性を痛感いたしております



盛況の「出合いの広場」
「松本零士氏のアニメ講座」
●「ネオ・プロデューサーズ・フェスタ2001」の詳細はこちら
会報9月号トップページ back  会報9月号トップページ  next 新しい委員会体制スタート