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2002年度 「エランドール賞授賞式」 華やかに開催 T |
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2月14日 (木)
夜、東京新宿の京王プラザホテルのエミネンスホールで2002年度のエランドール賞授賞式ならびに新春パーティーが開かれました。本年は例年にまして取材報道陣の数が多く、
漂う熱気と舞台の正面にズラリと並んだテレビキャメラの放列は、ようやくこの賞に対する理解が業界内に浸透してきたことを思わせます。 小林大輔アナウンサーの開会の辞、
遠藤利男会長の挨拶、 海老沢勝二NHK会長、高岩淡東映社長、 村上光一フジテレビ社長の来賓祝辞のあと、
川口幹夫元協会会長の力強い乾杯の音頭によって新春パーティーがはじまりました。
授賞式のはじめはエランドール特別賞で坂上順副会長により次の6名の方々に贈られました。一人目は戦後独立プロの雄として日本映画史上に輝かしい金字塔を立てた故伊藤武郎氏で、御子息であり自らもプロデューサーである伊藤昌洋氏が代理受賞され
「天国の父が何よりこの賞を喜んでいるのでは」というコメントは協会を愛し続けた故人を知る者の胸を打つものがありました。二人目は今や茶の間の超人気者として大活躍の、
えなりかずきさんで弟君の江成正元さんが代理受賞、三人目は東映任侠路線を確立し、
文字どおり第二次黄金期の東映を支えた故俊藤浩滋氏で、ご夫人の俊藤秀さんと、
娘であり主演女優でもあった富司純子さんが代理受賞されました。 |
四人目は、 多くの女優を育て、 数少ない正統派監督として尊敬と期待を集めながら50才そこそこの若さで急逝した相米慎二監督、最後の作品 「風花」
に主演した浅野忠信さんが代理受賞し監督を偲んでのコメントがありました。 五人目は沖縄県無形文化財の保持者であり、 テレビ小説 「ちゅらさん」
で全国的に 「おばあブーム」 を巻き起こした平良とみさん、 最後は数々の話題大作の美術部門を担当し、 独特の時代考証と構成力によって、
今や日本映画美術界の重鎮となられた西岡善信氏に贈られました。
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