2006年 第30回エランドール賞新人賞候補者決まる!
「特別賞」 は、 日本の映像界で顕著な活躍と、 業界の進歩と向上に貢献ありと認められた方を、 ご推薦下さい。
「作品賞」 (テレビドラマ) に関しては、 資料のリスト以外の作品でも結構ですから候補作品を投票して下さい 。

★-新人賞/特別賞/作品賞の投票締切りは12月16日 (金) 必着です!-★


候補者一覧 五十音順
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 《男性20名》 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
市原 隼人 T V 「あいくるしい」
伊藤 淳史 T V 「義経」 「電車男」
瑛   太 映画 「電車男」 「空中庭園」 「サマータイムマシン・ブルース」
  T V 「めだか」 「みんな昔は子供だった」
大森 南朋 映画 「真夜中の弥次さん喜多さん」
  T V 「恋の時間」
小栗  旬 映画 「隣人13号」 「あずみ2」
  T V 「救命病棟24時」 「義経」 「あいくるしい」 「花より男子」 「電車男」
賀集 利樹 TV 「義経」 「菊次郎とさき」 「瑠璃の島」
要   潤 映画 「亀は意外と速く泳ぐ」 「THE SECRET SHOW」
  T V 「曲がり角の彼女」 「東京ワンダーツアーズ」 「火垂るの墓」 「今夜ひとりのベッドで」
金子 貴俊 T V 「曲がり角の彼女」 「はるか17」
小池 徹平 映画 「誰がために」
  T V 「ごくせん」 「ドラゴン桜」 「鬼嫁日記」
佐藤 隆太 映画 「ローレライ」 「いぬのえいが」 「まだまだあぶない刑事」 「ブース」
  T V 「冬の運動会」 「離婚弁護士スペシャル」 「海猿」
塩谷  瞬 映画 「パッチギ!」
  T V 「生き残れ」 「デザイナー」
玉木  宏 映画 「殴者」 「変身」
  T V 「天国へのカレンダー」 「赤い運命」
玉山 鉄二 映画 「逆境ナイン」 「プレイ」 「NANA」
  T V 「離婚弁護士2」 「広島・昭和20年8月6日」 「ずっと逢いたかった」 「ブラザー☆ビート」
徳重  聡 映画 「レディ・ジョーカー」
  T V 「熟年離婚」 「祇園囃子」 「プロポーズ世界で一番しあわせな言葉」
永井  大 映画 「ゴーストシャウト」  TV 「特命係長 只野仁」 「鬼嫁日記」
速水もこみち T V 「ごくせん」 「雨と夢のあとに」 「電車男」 「ブラザー☆ビート」
平岡 祐太 映画 「イツカ波ノ彼方ニ」 「NANA」
  T V 「めだか」 「危険なアネキ」
宮迫 博之 映画 「妖怪大戦争」
  T V 「救命病棟24時」
森山 未来 映画 「スクールデイズ」
  T V 「危険なアネキ」
柳楽 優弥 映画 「星になった少年」
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 《女性20名》 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
蒼井  優 映画

「鉄人28号」 「亀は意外と速く泳ぐ」 「ニライカナイからの手紙」 「星になった少年」

  T V 「タイガー&ドラゴン」
綾瀬はるか 映画 「戦国自衛隊1549」
  T V 「あいくるしい」 「赤い運命」
井上 真央 T V 「火垂るの墓」 「花より男子」
上野 樹里 映画 「サマータイムマシン・ブルース」 「亀は意外と速く泳ぐ」
  T V 「エンジン」
内山 理名 映画 「JamFilms−S」 「深紅」
  T V 「樋口一葉物語」 「プロポーズ」 「大奥〜華の乱」
香椎 由宇 映画 「ローレライ」 「リンダリンダリンダ」 「ホールドアップダウン」 「大停電の夜に」
  T V 「ウォーターボーイズ2005夏」 「女系家族」
貫地谷しほり 映画 「死霊波」 「KARAOKE」 「探偵事務所5"」
  T V 「H2〜君といた日々」 「大奥〜華の乱」
栗山 千明 映画 「あずみ2」 「妖怪大戦争」 「スクラップ・ヘブン」
小池 栄子 映画 「真夜中の弥次さん喜多さん」
  T V 「義経」 「大奥〜華の乱」
沢尻エリカ 映画 「パッチギ!」 「阿修羅城の瞳」 「忍 SHINOBI」
  T V 「あいくるしい」 「1リットルの涙」
中島 美嘉 映画 「NANA」
成海 璃子 映画 「まだらの少女」 「妖怪大戦争」
  T V 「瑠璃の島」 「1リットルの涙」
長谷川京子 映画 「美しい夜、 残酷な朝〜box〜」 「桃」 「自由戀愛」
  T V 「Mの悲劇」 「冬の運動会」 「ドラゴン桜」
原 沙知絵 映画 「メールで届いた物語」 「HINOKIO」 「蝉しぐれ」 「まだまだあぶない刑事」
  T V 「女王の教室」 「白線流し」 「火の粉」
原田 夏希 T V 「わかば」 「ヤンキー母校に帰る 旅立ちの時」
堀北 真希 映画 「逆境ナイン」 「HINOKIO」 「深紅」 「ALWAYS 三丁目の夕日」
  T V 「野ブタ。 をプロデュース」 「電車男」
本仮屋ユイカ T V 「ファイト!」
ミ ム ラ 映画 「着信あり」 「この胸いっぱいの愛を」
  T V 「めだか」 「いま、 会いにゆきます」
宮崎あおい 映画 「いぬのえいが」 「NANA」
山田  優 T V 「不機嫌なジーン」 「夢で逢いましょう」 「ビーバップハイスクール パート2」

各協会の活性化は、 どのように行われているのか?B
前回の照明協会・美術監督協会に引き続き、 二協会に御寄稿いただきました。
日本映画・テレビ 編集協会 理事長 井上  治
 協会の設立目的は、 映画やテレビの世界で編集担当者として働いていらっしゃる方々の相互親睦を図る事と、 編集担当者の地位の確立と向上を目指すことでした。 1983年1月、 東京と京都で編集担当者として活動していらした方々、 約80名が集まり創設しました。
 現在までの活動を振り返ってみると、 「日本アカデミー賞協会に、 編集賞が創設された」、 「毎日映画コンクールの部門の一つに、 編集賞が設けられた」 等、 対外的に編集の創造性、 創作性が認知されたことが上げられます。 このことは、 プロデューサーの皆様も"編集で映画が変わる"と日頃おっしゃっていただいていますので、 編集の大事さ、 重要性に気付かれていらっしゃるのだと安心しております。
 また、 協会独自の活動として、 広く編集者の創作活動をご理解いただこうと、 今まであったようなマニュアル本でない、 編集創作はどのような考えから生まれたのかを、 監督との、 1コマの戦いを繰り広げて名作を生み出した編集者の魂を自ら語った本、 「編集者・自身を語る」 を10周年記念として発行いたしました。 この本を読まれた出版社から依頼があり、 「図解 映像編集の秘訣」 「映像編集の秘訣 2」 へと出版業務も発展しています。
 創立22年目の現在、 映画、 映像がデジタルへの流れの中で創作形態が変化してきたのに伴い、 協会への帰属意識の停滞、 低下現象が生まれてきてもいるので、 準会員制度の設立等の施策を行っています。 但し、 映画、 映像作品の裾野が広がり、 今までとは違う経路で編集者になられた方がいらして横のつながりがなく、 入会しにくい等の意見もありますので、 編集を勉強する会を今までより拡大し、 協会員以外でも参加できるようにして、 創作編集の細部を理解してもらったりの活動を展開していきたいと思っています。 このことは、 閉ざされた協会でなく、 編集をする多くの方々が協会を支えていくのだと言う広い意味での編集者を育むことにつながるのだと考えています。 同業者意識を高め、 協会への入会を、 ただメリットからだけで判断するのでなく、 意識としての能動的入会姿勢を築くことが大事なのではないでしょうか。
日本映画・テレビスクリプター協会 広報 坂本希代子
協会を維持していくこと
スクリプター協会が出来て13年、 法人化して8年。
着実に上がっていく全労済の掛け金に、 嫌でも協会員の高齢化を思い知らされます。
いつも頭を悩ませるのは協会の活性化、 そして新入会員の獲得。
仕事で偶然隣り合わせた編集室に知らないスクリプターの顔を見つけ声をかけてみる。 自分の受け持つ専門学校の生徒が一本立ちした時に入会を勧めてみる。 今まではそれが精いっぱいの新入会員獲得の手段でした。 しかし、 それでは自分の行動範囲以外のスクリプターを勧誘することはできません。
 で、 今年は、 やっとインターネット接続、 ホームページの開設にこぎ着けました。 ホームページを通して、 協会員以外のスクリプターにも協会の存在を知ってほしいということ。 そして、 「スクリプターになりたい」 という人たちの力になろうということです。  新人を育てなければ、 協会員の数は増えていきません。
 しかし、 スクリプターの数ばかり増やしてもしょうがない。
 見習いにつくことなくスクリプターとして現場に出ている人が多くいるという苦情を耳にします。 これは由々しき問題……。
 質の良いスクリプターを育てていかなければ、 『スクリプター』 全体の仕事の信用にも関わってきます。
 スクリプター協会では、 二年前から新人育成のために、 東放学園専門学校で協会主催の短期講座を始めました。 さらに、 今年は 『夏講座』 を開催。 ホームページで募集を行ったため、 地方からの参加者もいました。 そこへ、 OG会の方から若手まで、 自分に出来ることは何でも教えますよ、 ついでに他のスクリプターがどんな仕事の仕方をしているのか見せてもらおうと、 協会員、 非協会員のスクリプターが多数集まり、 有意義な時間を持つことが出来ました。
 協会が活性化すること、 協会が存在することに意味を持てること、 そして新人の育成。 この協会を中心に沢山のスクリプターが集まってこれるように、 スクリプターという職種の中心に協会があるために、 今後もイベント、 講座の開催を続けていきたいと思います。
私の新人時代
      NHK チーフプロデューサー 吉川 幸司
 協会報を読んでいて、 個人的にいつも楽しみにしていたのは 「私の新人時代」 でした。 大先輩達の若かりし頃の話は示唆に富み、 かつ上質のエンターテイメントでもありました。 その原稿が事もあろうに、 自分に依頼されるという驚きと当惑はいかばかりか。
 まぁ、 それはさておき、 私は1980年にNHKに入り、 地方局 (福岡・宮崎) を経験した後、 1985年に東京ドラマ部に配属されました。 つまり今年でまる20年になるということに、 実は今、 気づきました。 そして希望に燃えて着任したのが、 御巣鷹山に日航機が墜落したその日でした。 翌日朝6時に来い、 と先輩に言われ初めて担当した番組がドラマ人間模様 「シャツの店」。 山田太一さんの脚本、 鶴田浩二さん主演の名作、 深町幸男さんの演出でした。 と、 書くと何だかいきなり即戦力でバリバリやったようですが、 その実は、 冬のシーンを真夏に撮っていたので、 VTRが回ると長い竹竿で高い木を突いて、 セミの鳴き声を止める、 というものでした。 「これで俺もセミ・プロだ。」 と独りごちたのを、 今も思い出します。
 次に担当したのが、 当時は水曜日に放送していた時代劇 「武蔵坊弁慶」。 中村吉右衛門さん主演のこの番組が、 今となっては私の原点であるような気がします。 プロデューサーは村上慧さんでした。 その村上さんの机にはいつも紙が貼ってあり、 そこには 「プロデューサーかきくけこ」 と書いてありました。 当時の自分からすれば、 プロデューサーという存在自体がずいぶんと遠いものでしたので、 別に胆に銘じた訳ではありませんが、 その語呂の良さから何故か脳裏に刻み込まれました。
  「か=格調、 き=近代性、 く=クオリティー (これだけ何故か英語)、 け=経済性、 こ=高視聴率」。 なかでも、 「か=格調」 という言葉が印象的でした。 「そうか、 NHKのドラマは、 格調高くあるべきなのか。 なるほど…。」 (ちなみにこの 「教訓 (?)」 は村上オリジナルではなく、 先輩プロデューサーの作品だそうです。)
 39歳でプロデューサーになった時、 この言葉を思い出しました。 「格調のあるドラマを作ろう」 というより、 「格調のないドラマは作るまい」 と思いました。 いささか居直りともとられそうですが、 それがそうなってるかどうかはさほど問題でなく、 少なくもそう思って吉川は今もドラマを作っています。
協会への提言B
松竹 中嶋 等
サロン・ド・ピー
 この会報の 「事務局だより」 欄、 退会者の数が入会者の数より多いのを見るにつけ、 朝起きて枕に自分の髪が数本抜け落ちていることを発見するような、 一抹の寂しさを皆さんも感じておられよう。 スタッフ系の各協会も、 「活性化と会員拡大」 は焦眉の急となっているようだ。 前回述べたように 「楽しくなければなんとやら」、 めげずにこの課題に取り組んでいくべきである。
 しばらくぶりに出席した理事会、 「会員獲得への対策」 について議論がなされ、 意外にも (というと失礼かもしれないが) 発言者が多く、 自由な意見交換がなされ、 盛り上がりを見せていた。 ズバッと本質を突いて発言する方、 オフレコのネタに触れる方など、 またまた個人的に楽しませていただいた。 前回お知らせした通り、 今回私なりの具体的な提案をしようと思ったら、 何のことはない、 その理事会で話された中身が、 私が今回書こうと考えていた内容とほぼ同じであった。 もうひとつ言えば前々回の土屋氏の提言とも重複した。
 私の具体的な提案は、 「交流会」 と 「勉強会」 の開催である。
  「交流会」 とは、 老若男女の協会員が、 こんな人の話しを直接聞いてみたいと思う人物をゲストに招き、 質疑応答のできる"ふれあいの場"を持つ会である。 小規模の方がいい。 双方向であることが大切だ。 ゲストには、 名物プロデューサー、 脚本家、 俳優、 監督、 撮影スタッフなどさまざま。 とにかくプロデューサーにとって興味が持て、 為になる人物であれば、 ジャンルも問わない。 どしどし招聘し、 貪欲に話を聞ける場を設けるべきである。 公開中の映画やテレビ番組のプロデューサーを囲んで、 その作品の品評会をするというのもあり。 (ただし険悪な雰囲気にならないよう配慮が必要?)。
 もう一つの 「勉強会」 とは、 プロデューサー業において協会員が一番関心のあるテーマをひとつ決め、 それについて一緒に語り合うサロンのような小会のことである。 例えば 「インターネットでの著作権」 とか 「企画書の書き方」 とか 「キャスティングと出演料」 などプロデューサー職特有の課題を、 みんなで自由にフランクに討議しあえる場のことである。 ここでは会社の垣根を越え、 同業者の横のつながりを共有できる。 またこういった場にこそ、 先輩協会員の積極的な参加と経験談が望まれよう。 派生させて例えば 「エランドール賞作品の選定」 を課題にしてみるのは如何か。 メンバーが候補作品何本かを実際に鑑賞し、 評価しあい優秀賞をどれに決めるか選奨する場となる。 参加した協会員同士の交流は自ずと深められるはずである。
 まずはこういったサロンの開催から始めてみては如何だろうか。 特に目新しい提案ではない、 実は「プロデューサーズ・カフェ」 と銘打って以前より提唱されていたことだ。 実施へのハードルは低いはずである。 ただし、 堅苦しいものではいけない。 原点は 「楽しむ」 こと。 私のように会員との交流を楽しむもよし、 ゲストとのふれあい意見交換を楽しむもよし。 楽しまなければ長続きしない。 また一方で、 楽しませなければ、 参加者が減る。
 毛生え薬の効果と同じで、 先ずは試してみること、 実施してみなければ結果は分からない。
 二回にわたる掲載のわりに、 オリジナリティーのない提言となってしまったがお許しを。 本当は 「プロデューサー協会大運動会」 や 「会費ゼロ作戦」 を提言しようかと思っていたのだが、 それはまた別の機会に。


2006年エランドール賞  授賞式・新春パーティーのお知らせ
(日時) 平成18年2月9日 (木)   午後6時30分より
(場所) 新宿京王プラザ南館 5Fエミネンスホール
(パーティー会費)
  一般協会会員は、 毎月の会費に含まれています。
 賛助会員・功労会員・地方会員の出席者は、 会費8,000円です。 一般の出席者は、 会費15,000円です。
 会員の皆様の多数の御参加をお待ち申し上げます。
入会 伊達  弘 (A)
◎退会 秋葉 千晴 (角川)    古賀 倫明 (NTV)
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 ○会議の記録
11月11日 (金)
エランドール賞委員会
(事務局)
11月14日 (月) 会報委員会
(事務局)
11月22日 (火) 第5回定例理事会
(NHKエンタープライズ)
 ○会議の予定
12月8日 (木) 第6回定例理事会
(NHKエンタープライズ)
12月12日 (月) 会報委員会
(事務局)
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