
皆様、 明けましておめでとうございます。
今回、 年男の抱負を書くように、 と依頼を受けたわけですが、 困りました。
もう36歳なの・・という戸惑い、 3月生まれなので、 まだ35歳なんだよ、 と甘えていたい気持ち、 そもそも私の抱負を誰が聞きたいんだろうという疑問、 最後に、 自分はこのままでいいのかという焦燥が押し寄せ、 私は軽いパニックに陥った。
その時、 何かで読んだ話を思い出した。 一生を人の1日に換算するのだ。 朝8時に起き、 24時に就寝するとし、 人の平均寿命を80歳と大雑把に仮定する。 すると、 1時間で人は5歳進むことになる。
長い眠りから覚めた赤ん坊は朝8時に目覚め、 成人を迎える頃、 日は最高点に達する。 太陽は明るく前途を照らしている。 35歳、 午後3時の太陽はかげりはじめ、 日暮近くの風情を早くも漂わせる。 そして、 60歳、 午後8時の食卓には、 収穫の果実が並んでいるのだ。
しかしだ、 問題は、 私に午後の3時間を過ごした実感がまるでないことだ。
それが私を惑わすのだ。 日は早く、 私はそれに追いつけないでいる。
孔子は40にして惑わずという。 これからの4年間を全力で駆け抜ければ、 もしかしたら、 この戸惑いや焦燥が少しでも晴れるのではないか、 そう信じて、 頑張りたいと思う。
最後に、 昨年10月から2時間ドラマの新しいチャレンジとして、 ドラマコンプレックスが始まりました。 どうぞ、 よろしくお願いいたします。