347 2006年 12月号
2007年 第回エランドール賞新人賞候補者決まる!

プロデューサーズフェスタ2006開催! ・・・  大多亮 (常務理事)

只今撮影中 ・・・ 若泉久朗 (NHK)

私の新人時代 ・・・ 新藤次郎 (近代映画協会)

2007年エランドール賞授賞式・新春パーティーのお知らせ

事務局だより
          
* * * * * * 2007年 第回エランドール賞新人賞候補者決まる! * * * * * *
「特別賞」 は、 日本の映像界で顕著な活躍と、 業界の進歩と向上に貢献ありと認められた方を、 ご推薦下さい。
「作品賞」 は (テレビドラマ) に関しては、 資料のリスト以外の作品でも結構ですから候補作品を投票して下さい。
――――――新人賞/特別賞/作品賞の投票締切りは12月15日(金)必着です!――――――
* * * * 男性20名 候補者一覧 (五十音順) * * * *
市原 隼人
映画 「チェケラッチョ!!」 「天使の卵」 「虹の女神 Rainbow Song」
瑛   太
映画 「東京フレンズ The Movie」 「嫌われ松子の一生」  TV 「アンフェア」 「のだめカンタービレ」
大泉  洋
映画 「シムソンズ」 「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」
TV 「おかしなふたり」 「小早川伸木の恋」 「東京タワー〜オカンとボクと、 時々、 オトン〜」
要   潤
映画 「UDON」  TV 「夜王〜YAOH」 「嫌われ松子の一生」 「タイヨウのうた」 「たったひとつの恋」
金児 憲史
映画「男たちの大和」  TV 「風林火山」 「警視庁捜査一課9係」 「下北サンデーズ」 「功名が辻」
黄川田将也
映画「TANNKA 短歌」  TV 「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」
劇団ひとり
映画「嫌われ松子の一生」  TV 「純情きらり」 「電車男 DELUXE」 「誰よりもママを愛す」
小池 徹平
映画 「ラブ☆コン」  TV 「医龍」
小泉孝太郎
TV 「ガチバカ」 「アテンションプリーズ」 「不信のとき ウーマン・ウォーズ」
小出 恵介
映画 「ただ、 君を愛してる」  TV 「白夜行」 「おいしいプロポーズ」 「のだめカンタービレ」
佐藤 隆太
映画 「LIMIT OF LOVE海猿」 「木更津キャッツアイワールドシリーズ」
TV 「里見八犬伝」 「輪舞曲−RONDO−」 「ギャルサー」
玉木  宏
映画 「ただ、 君を愛してる」  TV 「氷壁」 「功名が辻」 「トップキャスター」 「のだめカンタービレ」
玉山 鉄二
映画 「チェケラッチョ!!」 「手紙」  TV 「誰よりもママを愛す」
塚本 高史
映画 「タイヨウのうた」 「木更津キャッツアイワールドシリーズ」
TV 「結婚できない男」 「鉄板少女アカネ!!」
徳重  聡
TV 「熟年離婚」 「風林火山」 「夫婦」 「赤い奇跡」 「渡る世間は鬼ばかり」
平岡 祐太
映画 「チェケラッチョ!!」 「東京フレンズ The Movie」 TV 「たったひとつの恋」
福士 誠治
TV 「純情きらり」
松山ケンイチ
映画 「デスノート」 「親指さがし」 「デスノート〜the Last name〜」
森山 未来
TV 「危険なアネキ」 「僕たちの戦争」 「役者魂!」
柳楽 優弥
映画 「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」
* * * * 女性20名 候補者一覧 (五十音順) * * * *
相武 紗季
TV 「Happy!」 「アテンションプリーズ」 「レガッタ」
蒼井  優
映画 「ハチミツとクローバー」 「フラガール」 「虹の女神」  TV 「Dr.コトー診療所2006」
綾瀬はるか
TV 「里見八犬伝」 「白夜行」 「たったひとつの恋」
新垣 結衣
TV 「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」 「ギャルサー」 「彼女の恋文」
井上 真央
映画 「チェケラッチョ!!」  TV 「花より男子」
岩佐真悠子
映画 「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」  TV 「のだめカンタービレ」
上野 樹里
映画 「笑う大天使」 「虹の女神 Rainbow Song」  TV 「のだめカンタービレ」
香椎 由宇
映画 「真昼の星空」 「デスノート」  TV 「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」
香 里 奈
映画 「輪廻」  TV 「夜王〜YAOH〜」 「CAとお呼びっ!」 「ボクの歩く道」
貫地谷しほり
映画 「最終兵器彼女」 「ナイスの森」 「夜のピクニック」  TV 「信長の棺」
木村 多江
映画 「日本沈没」  TV 「アンフェア」 「愛と死をみつめて」 「家族〜妻の不在・夫の存在〜」
黒木メイサ
映画 「カミユなんて知らない」 「着信アリファイナル」 「ただ、 君を愛してる」
黒谷 友香
映画 「TANNKA 短歌」  TV 「特命!刑事どん亀」
小西真奈美
映画 「天使の卵」 「UDON」
サ エ コ
映画 「シュガー&スパイス〜風味絶佳〜」 「バックダンサーズ」
TV 「今夜ひとりのベッドで」 「ザ・ヒットパレード」 「最後のナイチンゲール」 「のだめカンタービレ」
寺島  咲
映画 「青いうた〜のど自慢青春編〜」 「水の花」  TV 「功名が辻」 「慶次郎縁側日記」
戸田恵梨香
映画 「デスノート」 「デスノート〜the Last name〜」  TV 「ギャルサー」 「たったひとつの恋」
水川あさみ
映画 「スクールデイズ」 「明日の記憶」  TV 「西遊記」 「医龍」 「のだめカンタービーレ」
宮アあおい
映画 「ギミー・ヘブン」 「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」 「好きだ、」 「初恋」 「ただ、 君を愛してる」
TV 「純情きらり」
山田  優
映画 「アキハバラ@DEEP」  TV 「里見八犬伝」 「だめんず・うぉーかー」
プロデューサーズフェスタ2006開催!
常務理事  大多 亮
恒例の 『プロデューサーズフェスタ2006』 が無事に終了した。
  今回の目標は、 とにもかくにも 「集客」 だ。 そのために、 チケット代を前回の半額である三千円としたし、 あらゆる面で広報展開にも力を入れた。 記者の方々も呼んだ。 理由は二つ。
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日本の映画とテレビのプロデューサーなんと500人が選んだ価値ある賞 (ザ・ヒットメーカー) であることを多くの人に認知してもらう。
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セミナーを通してこの業界を目指す優秀な人材を育てたい。
こうした想いが、 セミナー委員会メンバー全員にあったからこそ 「集客」 にこだわった。
  会場は、 思い切ってレインボーブリッジを渡り、 台場はフジテレビ22階のフォーラム。 当日は晴天ということもあり、 素晴らしい眺めであった。 それでも、 こんな遠くまでどれだけ人が来てくれるのかハラハラしていたが、 当日集まったクリエーターを目指す若者は250人に達した。
  1日だけのイベントとしては上出来ではないかと思い、 まずはホッとする。
  今回のセミナーテーマは、 コミックス原作と映画・テレビの関係。 共に大ヒットした 『医龍』 『デスノート』 の制作スタッフと出版社の人に来てもらい、 白熱のトークバトルを繰り広げた。
  来場者からは、 「物作りのスキームがよく判った」 「制作者の真剣さが伝わった」 といったものから、 「裏話はやはり面白い」 「プロデューサーとディレクターの仕事の違いを知った」 といった反響が寄せられた。
  そして、 出会いの広場。 これは、 毎回の事であるが、 当日参加のプロデューサーを、 クリエーター志望者からシナリオライターを目指す学生たちが取り囲む。 こうした時にいつも思うが、 みんなの目は本当にキラキラしていた。
   そして、 いよいよ今回のメインイベント、 『ザ・ヒットメーカー2006』 の授賞式と座談会。 三谷幸喜さん、 大石静さん、 劇団ひとりさん、 蛯原友里さん、 という超豪華4人が一堂に集まった。 今、 最も光り輝く作り手であり、 時代のど真ん中にいるオーラを放つこの4人のトークは、 本音を言えば250人の観客ではもったいないくらいだ。 広告チラシに、 この4人の名前を入れていたら (締め切りで間に合わなかった) もっと沢山の人が来てくれたのではと思うと悔しさが込み上げる。
  こうして、 今年の 『プロデューサーズフェスタ』 は幕を閉じた。
  当然ではあるが、 次回はもっともっと盛会を目指し、 物作りの面白さ、 楽しさを多くの人に伝えたいと誓った。
* * * 只 今 撮 影 中 * * *
NHK 若泉 久朗
「大河ドラマ・風林火山」
  1月7日放送開始に向けて、 大河ドラマ 「風林火山」 の収録が真最中です。 「功名が辻」 と入れ替わってロケがインしたのが8月下旬。 2ヶ月の1次ロケを終わり、 スタジオ収録が軌道に乗り始めたところです。 大河ドラマの担当を命じられたのが2年前、 放送終了が来年いっぱいなのでまさに4年ごしのオリンピックなみの仕事になります。 まず最初は企画の構想でした。 慣れない歴史小説を百冊は読みました。 脚本家は 「てるてる家族」 「クライマーズ・ハイ」 で御一緒した大森寿美男さん。 満を持しての大河執筆です。 とは言え私も大森さんも大河は初めて。 シナハンは戦国初期の山城 (やまじろ) がメイン、 つまりひたすら山登りです。 若い大森さんの体力がうらやましい。 そして歴史資料と考証。 今になって古文・漢文の授業をさぼったことを悔いてます。 大森さんも大河に専念して1年半。 膨大な資料を読みこんで今年の1月から執筆を開始して、 ちょうど今、 全49話の半分を書きあげたところです。
  「風林火山」 は戦国最強と言われる武田軍団の稀代の軍師・山本勘助の夢と野望の生涯を描きます。 隻眼の風貌、 勝つためには謀略も辞さないという大河ドラマでは異色の主人公です。 配役は時代劇の実力と実績を兼ね備える30代後半の本格派ということで、 内野聖陽さんにお願いしました。 視聴者からのハガキやメールで出演要望がダントツだったのも内野さんでした。 他に核となる配役は、 武田信玄が市川亀治郎さん、 上杉謙信がGacktさん、 由布姫が新人の柴本幸さんです。 亀治郎さんは歌舞伎界の若き天才、 舞台で引っ張りだこのところを松竹さんに御無理して頂きました。 Gacktさんのインパクトには大きな期待です。 そのカリスマ性と美しさで、 謙信を現代に蘇らせようとねらっています。 柴本さんはオーディションで決まりました。 まっさらでピュア、 みずみずしい由布姫を作りあげるべく現在特訓中です。
  1次ロケは山梨、 埼玉、 茨城、 福島、 岩手で敢行しました。 作り部屋が部屋ならぬ体育館。 鎧や旗がズラリと並びます。 スタッフ、 役者、 さらに関係者や取材陣も 大挙して弁当は二百個以上。 プロデューサーとして正直、 だんだん冷や汗ものです。 収録はまだ一年、 しかも最後は川中島大合戦が控えてるのです。 コスト管理が最大の勝負と身震い、 しかし斗いはまだこれからです。
  今年は年始の放送開始に向けて、 ポスター (4種類)、 ドラマガイドブック (3冊)、 大河紀行や直前関連番組、 全国の局で流すメイキングの作成、 HPや携帯サイトのアップなど、 まさにアップ・アップです。 音楽は千住明さん。 大河史に残る素晴らしいテーマ曲を書きあげて頂きました。 さらに劇伴はワルシャワフィルハーモニー管弦楽団。 先日、 大雪のワルシャワで千住さんと収録してきました。 どこか哀愁のあるスラブの音色を戦国の世に響かせたいという千住さんのねらいです。
  いよいよ出陣です。御高覧願えれば幸いです。
私の新人時代
近代映画協会  新藤 次郎
 我が家の家業が映画であったために、 早くから撮影現場に遊びに訪れていた。 スタッフロールに名前が始めて載ったのは 「かげろう」 1969 (新藤兼人監督脚本) であった。 まだ日大写真科の学生で、 スチール兼助監督見習であった。 広島県三原市でスタッフ・キャスト全員民家を借りて住み、 食事は公民館で三食を食べる独立プロ近代映画協会独特の合宿方式であった。 朝食から丼飯をお代わりし、 島に渡るポンポン船で酔った事、 昼食後民家の軒先で瀬戸内の風に吹かれながらの午睡、 夕食前に市民プールでの一泳ぎは天国であった。 「鬼の近代、 蛇の民芸」 と呼ばれていたと後年聞いたが楽しい思い出ばかりだ。 その翌年、 「裸の19歳」 で青森ロケに付いた、 同じ様にスチール兼製作助手で長期間の撮影であった。 助監督や制作は見習いだけれどスチールは私一人。 まだ学生である私は数撮れば何とか成るだろうと闇雲にシャッターを切った。 フィルムは本編用の端尺をもらっていたのでいくらでもあった。 大学よりずっと勉強になる。 事件があった。 ポスター用の写真撮影の際にカメラマンの黒田清己さんが 「俺にも撮らせろ」 との事でカメラを貸したのだが現像してみるとそのフレームの素晴らしい事。 わたしは一気に自信を失った。 彼は日本を代表するカメラマンだから仕方ないのだが、 後年スチールを止めプロデューサーに転進したのは、 それが原因のような気がする。
  新人第2期はプロデューサー見習を三船プロ元村企画部長の元でTXの 「大江戸捜査網」 の助手に付いた。 1年後に任されるようになり毎月4本のシナリオを作り、 キャスティングし美術の親方にセットの柱は3寸か5寸かなどの追求に晒され、 その最初の年が〆たら赤字だった。 怒られたのは勿論だったがテレビの仕事で赤字は許されない事が身にしみた。 直ちに、 それまで1本取りだったのを2本撮りにして200本以上を担当したが幸い赤字は出なかった。
  撮影現場の全員で創作する映画、 その魅力に惑わされて今も映画を創っている気がする。
2007年エランドール賞 授賞式・新春パーティのお知らせ
日 時
平成19年2月8日 (木)     18時受付開始    18時30分開会
場 所
新宿京王プラザホテル   南館5Fエミネンスホール
 
パーティ会費
 
正会員の方は毎月の会費に含まれておりますのでチケットを同封致します。
 
賛助会員・功労会員・地方会員の方でご出席される場合は別紙案内状をご確認の上チケットをご購入下さい。
チケット代は8,000円です。
 
一般の入場者の方は当日会場前の受付にてご購入下さい。
チケット代は15,000円です。
――――――――― 皆様のご参加をお待ち申し上げます。 ――――――――
◎正会員入会 ・・・ 天路圭子 (C)   及川次雄(C)   ◎退会 ・・・ 株式会社 テレビ新広島(賛助)
◎第40回親睦ゴルフ会開催
10月27日(金)相模カンツリー倶楽部は晴天に恵まれ22名のメンバーが腕を競い親睦を深めました。
  (田中氏は初参加のため準優勝となりました。)  (親睦委員会)
氏  名
優 勝
柏原 寛司
61
55
116
36
80
準優勝
田中 芳之
58
53
111
35
76
3 位
柳井  満
51
50
101
20
81
 ○会議の記録と予定
11月9日 (木)
エランドール賞委員会
(事務局)
11月13日 (月)
会報委員会
(事務局)
11月15日 (水)
第5回定例理事会
(NHKエンタープライズ)
12月11日 (月)
会報委員会
(事務局)
12月13日 (水)
第6回定例理事会
(NHKエンタープライズ)
12月20日 (水)
エランドール賞委員会
(事務局
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