輝く!2007年エランドール賞決定!!
エランドール賞委員会/委員長 市川哲夫 (TBS)
 エランドール賞の各部門の選考経過をご報告させていただきます。
  各賞共、 協会員から寄せられたアンケート結果を基に、 選考委員が公正を旨とした真摯な議論を重ね入選候補を1月24日の第七回定例理事会に報告、 承認・決定されました。
〈新人賞〉
  今年も又、 将来性豊かな多彩な顔触れを選出する事が出来ました。
  男・女優それぞれ三名ずつ、 映画・テレビそれぞれの場で輝きを放った新星たちです。
  女優は、 蒼井優さん、 綾瀬はるかさん、 上野樹里さん。 男優は、 劇団ひとりさん、 玉木宏さん、 松山ケンイチさんの方々 (五十音順) です。 スター性と演技力を併せ持った逸材ぞろいです。
〈作品賞〉
  映画は高い興収を上げ、 同時に内容的にも評価の高かった 「フラガール」 が順当に受賞を決め、 テレビではNHK大河ドラマの司馬作品に新風を吹き込んだ 「功名が辻」 が他作品を押えて受賞と決まりました。
〈プロデューサー賞・同奨励賞〉 (田中友幸基金賞)
  プロデューサー賞は映画・テレビそれぞれ作品賞のプロデューサーお二方 (石原仁美さんと大加章雅さん)。 奨励賞は、 映画が、 三谷幸喜作品の多い、 重岡由美子さんと 「クライマーズ・ハイ」 を手掛けた若泉久朗さんが選出されました。
〈特別賞〉
  昨年三月と十一月に亡くなられれたお二人の鬼才、 久世光彦さんと実相寺昭雄さん。 共にテレビの世界のみならず、 舞台や映画・文筆の世界に迄幅広く活躍された功績に対して。
  もう一件はテレビドラマ 「のだめカンタービレ」 制作チーム。 クラシック音楽界を舞台にドラマを成功させ、 世にクラシックブームを巻き起こしました。
  作品賞にご協賛いただいた 「東京ニュース通信社」、 選考にご協力いただいた会員各位に心より感謝申し上げます。

新人賞  (五十音順/敬称略)
あおい ゆう
蒼井 優
‘85年8月生  福岡県出身
(イトーカンパニー所属)
映 画
「男たちの大和/YAMATO」
「ハチミツとクローバー」
「フラガール」
「虹の女神 Rainbow Song」

テレビ
「Dr.コトー診療所2006」
あやせ はるか
綾瀬 はるか
‘85年3月生 広島県出身
(ホリプロ所属)
テレビ
「里見八犬伝」
「白夜行」
「たったひとつの恋」
うえの じゅり
上野 樹里
‘86年5月生 兵庫県出身
(アミューズ所属)
映 画
「笑う大天使」
「虹の女神 Rainbow Song」
「出口のない海」
「幸福のスイッチ」
「7月24日通りのクリスマス」

テレビ
「Yoshi最新作〜翼の折れた天使たち」
「僕たちの戦争」
「のだめカンタービレ」
げきだん ひとり
劇団 ひとり
‘77年2月生 千葉県出身
(大田プロダクション所属)
映 画
「嫌われ松子の一生」
テレビ
「純情きらり」
「電車男 DELUXE」
「誰よりもママを愛す」
たまき ひろし
玉木 宏
‘80年1月生 愛知県出身
(アオイコーポレーション所属)
映 画
「ただ、 君を愛してる」
テレビ
「氷壁」
「功名が辻」
「トップキャスター」
「のだめカンタービレ」
まつやま けんいち
松山 ケンイチ
‘85年3月生 青森県出身
(ホリプロ所属)
映 画
「男たちの大和/YAMATO」
「デスノート」
「親指さがし」
「デスノート〜the
Last name〜」
作品賞
○映画 (TV Taro賞)
「フラガール」
いしはら ひとみ
受賞代表
 石原 仁美
(シネカノン)
○テレビドラマ (TVガイド賞)
「功名が辻」
おおか あきまさ
受賞代表
 大加 章雅
(日本放送協会)
プロデューサー賞 (田中友幸基金賞)
特別賞 (五十音順/敬称略)
       ●・・映画 (プロデューサー賞)・・●
  いしはら ひとみ
  石原 仁美 (シネカノン)
           「フラガール」
  ――――――――――――――――――――――
     ●・・映画 (プロデューサー奨励賞)・・●
  しげおか ゆみこ
  重岡 由美子 (フジテレビジョン)
             「THE 有頂天ホテル」

  ――――――――――――――――――――――
      ●・・テレビ (プロデューサー賞)・・●
  おおか あきまさ
  大加 章雅 (日本放送協会)
             「功名が辻」

  ――――――――――――――――――――――
     ●・・テレビ (プロデューサー奨励賞)・・●
  わかいずみ ひさあき
  若泉 久朗 (日本放送協会)
            「クライマーズ・ハイ」
  くぜ てるひこ
久世 光彦 (演出家・作家)

ドラマ作品
  「時間ですよ」 「寺内貫太郎一家」 ほか多数
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  じっそうじ あきお
実相寺 昭雄 (映画監督)

映 画
  「無常」 「帝都物語」
テレビ
 「ウルトラマン」 ほか多数
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フジテレビジョン
  「のだめカンタービレ」   ドラマ制作チーム
授賞式・新春パーティーのお知らせ
 歴史ある恒例のエランドール賞作品賞・プロデューサー賞・新人賞・ 特別賞の授賞式ならびに新春パーティーを次の通り開催します。
 万障お繰り合わせの上ご出席下さい。
(日時)   平成19年2月8日(木)    18時受付  18時30分開会   20時30分閉会

(場所)   新宿京王プラザホテル南館5Fエミネンスホール (立食形式)

(パーティー会費)
       ・正会員の方は、 毎月の会費に含まれています。
       ・賛助会員・功労会員・地方会員の方でご出席される場合は案内状をご確認の上チケットをご購入下さい。
         チケット代は8,000円です。
       ・一般の入場者の方は当日会場前の受付にてご購入下さい。
         チケット代は15,000円です。
                                                        
       皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。
こ ん に ち は F C (フィルムコミッション) で す
いばらき フィルムコミッション   鈴木 智也
茨城をまるごとお貸しします

  こんにちは、 『いばらきFC』 です。 当FCは茨城県企画部内に平成14年10月に設立されて以来4年以上が経過しました。 お陰様で、 全国FC連絡協議会が実施した調査によると、 昨年度の撮影実績で、 全国第一位になるまで成長しました。
  さて、 当FCは 『茨城をまるごとお貸しします』 をキャッチフレーズに、 ロケ支援を行っています。 茨城県は太平洋を東に臨み、 南北180kmに及ぶ海岸線は変化に富んでいて、 北と南では異なる表情を見せます。 この他、 清らかな水を湛えた湖沼や河川、 緑深い山々など様々な風景を併せ持ち、 首都圏でありながら自然豊かな地です。 また、 赤レンガ造りの旧県庁のような趣ある古い建物から、 つくば研究学園都市のような洗練された街、 江戸時代の街並みを再現したワープステーション江戸など、 様々な撮影に利用できるロケ地の宝庫です。 さらに、 全国一位のメロン、 はまぐり、 レンコンなど食の宝庫でもあります。
  茨城県は、 東京都区部から40〜150km圏内にあり、 比較的短時間でロケ地に到着できるとともに、 県内は、 道路実延長が全国第2位と交通網が整備されており、 県内各地への移動もスムーズなので、 複数のロケ地を短時間で移動することも可能です。 このことも、 映像制作者の皆様には魅力的ではないでしょうか。
  現在、 県内では5つの市がFC活動を行い、 日々、 ロケの誘致と支援に励み地域のイメージアップ等を図っているほか、 その他の市町村においても当FCと連携しながらロケ支援に取り組んでおり、 全県的なロケ支援体制が着々と整いつつあります。
  今後は、 本県ゆかりの人物や逸話等、 映像作品のモデルとなり得る素材を取りまとめ、 新たな情報提供を行いたいと考えていますので、 是非、 茨城県内の多くのロケ地で、 クリエイトしてみてはいかがでしょうか。
  まずは、 『いばらきFC』 までご連絡下さい。
姫路 フィルムコミッション  國光 敏輝
誠実さをモットーに

 プロデューサーの皆様こんにちは、 姫路フィルムコミッション (FC) です。 今回は皆様にぜひ“姫路”を知っていただきたく思いペンを執りました。
  姫路と言えば“姫路城”、 逆に姫路城しかないように思われがちです。 確かに撮影件数が多いのは時代劇や旅番組など城を使った撮影です。 しかし、 その他にも寺社仏閣をはじめ、 ちょっと田舎くさい町並み、 ちょっと変わった施設などもあります。 実際 「ラストサムライ」 は円教寺という寺院で、 公共広告機構のCMは小学校や横断歩道など市内各所で、 その他にも電力会社の発電施設 (当時休止中でその後取り壊された) や民家でも撮影がおこなわれてきました。
  さて私は設立当初から今まで約6年間FCに携わってきましたが、 ロケ地探し、 撮影交渉、 撮影支援をする中で私が心がけていることは 『誠実』 ということです。 FCのほとんどは地方自治体 (私も姫路市の職員) や観光協会などが運営し、 地元に密着した活動をおこなっています、 そのため、 今まで下りなかった許可が下りるようになった良いケースも多いのですが、 その反面、 信頼関係を損ねるようなことがあれば、 その施設だけでなく他の施設にも悪影響を及ぼしかねません。 私は事前協議の中で、 起こりうることをできるだけすべて且つ正確に話をしています。 実際に少し大げさに言っても、 許可は下りています。 幸い過去に大きなミスもなく6年間撮影支援をしてきたこともあり、 当日突然撮影に伺っても受け入れていただける施設も多くなりました。 当日の場所変更にもある程度は対応できるようになってきています。 しかし、 やはり事前に製作者から出来る限り多くの情報提供を受け、 事前に準備しておきたいというのが正直なところです。 スムーズなロケをおこなうためにも、 FCと製作者との信頼関係を築くことが重要だと思っています。
  PRとは違った話になりましたが最後に、 姫路FCの人員は2名です。 撮影時には必ず現場に立ち会うため、 急なお問い合わせに対応できない場合もありますが、 ロケ地をお探しの際にはぜひご一報ください。

私の新人時代
東宝 塚田泰浩
 テレビ部配属後、 私の初仕事はスタジオ連続ドラマのアシスタントディレクター。 フォースというランクは名ばかりの単なる見習いにすぎない。
  映画会社を志望したのは映画制作を志していたからであったのだが、 とはいえ当時、 東宝が活発に映画制作を行っていない事など入社前から認識していた。
  が、 入社直後より制作職を懇願すれば、 ではどうぞと本社内唯一の制作部門テレビ部にあっさりと配属され、 アシスタントプロデューサーも良いけれど、 現場を良く知りたいからADをやらせてくれと懇願すれば、 これまたあっさりと希望が適えられたのだった。 平成元年の 「ヘイ!あがり一丁」 など。 しかし、 いきなりカチンコなど扱えるはずもなく、 あえて本番中にたたいてしまったり、 現場の足の引っ張り係。 当然愛の鞭を受けるわけだが、 憧れの先輩たちの愛を感じて全く落ち込むことも無し。 監督志望の8ミリ少年だったのだから、 いっそのことこのまま演出家を目指すのも良いか、 などと思い上がっているうちに、 あっという間の3ヶ月が過ぎた。 仕事など全く身につくことなく、 根拠の無い自信さえ付けて、 恐らく生涯一度きりのAD生活を終えたのである。 これが私の新人時代。 その後、 ベテラン映画監督の方々との2時間ドラマ作りやら、 憧れの脚本家の方と長きに渡り、 「真珠夫人」 など昼帯ドラマの作業をご一緒したり、 映画会社の中にいながら、 ただがむしゃらにテレビドラマ作りの道を突っ走ってきた。 その間、 右も左も分からぬ私をご指導下さった初仕事の諸先輩方は、 続々の大ヒットドラマを作られ、 劇場用映画でも成功を収めていらっしゃる。 そしてふと気づけば、 入社時に静まり返っていた撮影所がリニューアルして活況を呈している。 映画作りへの思いを胸に、 ドラマの企画制作に追われて早10数年。 周囲を見回せば、 いつの間にやら映画とテレビが接近融合して、 そこに垣根は無くなっていたのである。
  そして昨年春、 テレビ部は時代に対応して映像制作部へと名称変更することになる。 テレビドラマだけでなく、 今後は映画制作にも積極的に取り組んでいこうという方針。 が、 実態はまだまだ過渡期。 いわば映画素人の私だが、 しかし、 手取り足取り御指導下さる先輩の庇護のもと、 のんびり場数を踏んで成長を待ってもらう時間的余裕など無いわけで、 むしろ部長として部員を牽引していく役割を引き受けたのだ。 重責に身の引き締まる思い。 人生半ばにして、 久々に味わうフレッシュな緊張感はなんとも心地よい。 つまり、 今が私の、 「第二の新人時代」 なのです。
事 務 局 だ よ り
○正会員入会
 
柴田  聡 (EX)
 
奈良井 正己 (EX)
 
大田 勝己 (A)
 
小池 慎也 (A)
    会員証の更新と映画館入場割引休止について

お手元の会員証の有効期限は2007年3月31日となっておりますが、 今年度内に事務局の移転計画がごさいます。 そこで新住所に伴い新会員証の発行をさせて頂く予定でおりますので、 継続してお手元の会員証をご利用下さいますようお願い申し上げます。
  また映画館入場 (千円支払) に関しては東京都興行生活衛生同業組合より2007年4月1日以降休止要請がありました。 ご了承下さい。
第42回ゴルフ会開催のお知らせ
    「平成18年度臨時総会」 開催

 定款第24条に則り、 下記次第にて臨時総会を開催いたします。

 ○日時 平成19年3月 (未定) 午後6時30分
    
 ○会場 中央区銀座3−2−17
            東映本社 (8F会議室)
 ○議案 
       @平成19年度事業計画 (案) と
         収支予算 (案) の件について
2007年春の親睦ゴルフ会を開催致します。
〈日時〉
平成19年4月13日 (金)
〈場所〉
我孫子ゴルフ倶楽部
千葉県我孫子市岡発戸1110
   (0471) 82−0111
〈時間〉
8時30分集合
 ◎9時31分OUT・ INスタート (4組ずつ)
〈締切〉
4月2日 (月)
〈会費〉
5000円
〈ペナルティ〉
 
4月2日以後及び当日キャンセルの場合 5000円
(社) 日本映画テレビプロデューサー 協会親睦委員会
  (03) 3477−7355
――― インフォメーション ―――
 ○会議の記録と予定
1月15日 (月)
会報委員会
(事務局)
1月17日 (水)
エランドール賞委員会
(事務局)
1月24日 (水)
第7回定例理事会
(東映本社)
2月13日 (火)
会報委員会
(事務局)
2月21日 (水)
第8回定例理事会
(NHKエンタープライズ)
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