幸せを呼ぶ 「座敷童ざしきわらし」 といっしょに 「平成の民話」 を届けたい。
平成19年度連続テレビ小説 「どんど晴れ」 は4月2日 (月) からの放送開始に向け収録真最中です。 朝ドラ 「どんど晴れ」 は、 もてなしの心を代々受け継いだ伝統と格式を持つ盛岡の老舗旅館 「加賀美屋」 を舞台に、 普通の家庭に育った横浜育ちの主人公が、 いかにして若女将として成長して行くのかを描く“女将奮闘記”です。
平成18年度の連続テレビ小説は 「純情きらり」 の宮アあおいさん、 「芋たこなんきん」 の藤山直美さんと実績のあるヒロインで撮影を進め好評を得ることが出来ました。 今回、 平成19年度連続テレビ小説 「どんど晴れ」 は再度、 原点に戻り一年半ぶりにオーディションを行い、 ヒロイン選びにおいては 「鮮度」 を基準として自前でヒロインを育てる事を一番に考えました。
そして、 2000人を越える応募をいただいた中から、 500人ほどの方と面接をし、 私たちが満場一致で選んだのが比嘉愛未さんでした。 彼女はテレビドラマはもちろん演技の経験はほとんどありません。 しかし、 オーディションを通して何度か課題を与えていくうちに芝居の経験の無い比嘉さんの頑張る姿が伝統と格式の前で孤軍奮闘しながら成長していくヒロインとダブってきたのです。
比嘉さんには、 ヒロインになってから半年間、 NHKでレッスンを積んで貰いました。 無名の女の子がシンデレラになる。 それが朝ドラの醍醐味だと思います。
彼女は、 沖縄の高校を卒業し東京に出て来て1年ほどモデルをしていて、 ドラマのオーディションは今回が初めてだったそうです。 ヒロインが岩手の老舗旅館で大女将役の草笛光子さん、 女将役の宮本信子さんらベテラン俳優に鍛えられ立派な若女将になって行く過程と、 比嘉さんが右も左も分らない東京で、 初めて飛び込んだ芝居の世界、

女優としての頑張り、 ヒロインとして成長して行く、 その姿が視聴者の方々にダブって楽しんで見ていただければと考えています。
彼女の見せる笑顔が、 民話に登場してくる 「座敷童 (ざしきわらし)」 のように見た人を幸せにしてくれます 「座敷童」 はその家を裕福にすると言われます。 ヒロインもドラマの中で 「座敷童」 と間違えられるときがあります。 私たちもドラマを通してそんな夢が見れたらいいなァと考えました。 日本の古き良きものの一つ、 相手を敬い、 思いやりを持ち、 笑顔で迎え入れる、 そんな 「もてなしの心」 を持つヒロインにぴったりの比嘉愛未さんに出会うことができ 「どんど晴れ」 は“民話の故郷”である岩手を舞台に1年半ぶりのオーディション、 半年間のNHKでのレッスンを乗り越え初めてのドラマ主演に孤軍奮闘する比嘉愛未の女優としての成長とともに新たな 「平成の民話」 を目指します。
どうぞご期待ください。 どんどはれ。
PS:タイトルの由来
タイトルの 「どんど晴れ」 は、 民話の最後に使う 「どんど晴れ (めでたしめでたしの意味)」 と、 岩手の広く晴れ渡る空のイメージから取りました。