JAPAN国際コンテンツフェスティバル     華やかに開催!
第1回   国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2007えて

開催日程
2007年10月12日 (金) 開会式典&パーティー
2007年10月13日 (土) 海外作品の上映会及びシンポジウム


第一日 10月12日 (金) 開会式典&パーティー (スパイラルホール)
(式次第)

  1. 開会挨拶、 来賓挨拶
  2. 海外・国内作品の90”VTR紹介 各作品関係者の紹介 (マスコミ取材)
  3. 国内外制作関係者及び放送関係者の交流パーティー

第二日 10月13日 (土) 海外作品の上映会及びシンポジウム

  • 韓国作品上映
  • 中国作品上映
  • タイ作品上映
  • 国内招待作品 サマリー上映会とプロデューサーによる解説
  • シンポジウム  「日本及びアジアの作品を世界に飛躍させる為に 今、 何が求められているか」
  • 関係者による打ち上げと反省会
会    場
「スパイラルホール」 (青山)
 最寄り駅 「表参道駅」 銀座線・千代田線・半蔵門線
主    催
国際ドラマフェスティバル実行委員会
共    催
経済産業省 総務省
運営事務局
日本映画テレビプロデューサー協会


 ―――― 「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2007」 開催の趣旨 ――――

現在、 日本の放送番組制作には2兆円超の制作費が投じられています。
その一方で、 海外への番組販売についてみると、 全ジャンルで年間100億円、 うちテレビドラマは30億円程度にとどまっています。

日本では、 韓国や中国のドラマが地上放送・衛星放送で盛んに放送され、 多くの視聴者の関心を集めています。 その背景には、 これらアジア各国が国策的にテレビ番組に対する援助を行い海外進出を進めていることが挙げられます。

また、 韓国や中国では、 この種の国際コンテストやアウォードを展開しアジアや欧米の放送関係者の招聘を積極的に進めることにより、 自国の番組制作社にインセンティブを与えるとともに、 コンテンツ流通の促進を図っており、 この面では日本は大きく出遅れている観があります。

こうした状況から、 日本のテレビドラマの海外発信の第一歩として 「国際ドラマフェスティバル」 を創設し、 日本のテレビドラマの国際競争力を高める環境を作るとともに、 将来的にはアジアを代表するフェスティバルに成長させることを目標としています。

今後、 民放連・NHK・映連を中心に、 放送局、 ドラマコンテンツ制作企業等、 関係者が一丸となって、 このフェスティバルのプレゼンスを向上させ、 アジアにおけるテレビドラマフェスティバルの中心的な存在とし、 さらに世界的な認知を得ることにより、 コンテンツマーケットとしての役割も果たせる形を目指します。

各国の作品を招聘して、 上映し顕彰するだけでなく、 共同制作のあり方や、 制作者同士の交流についてのシンポジウムなどを積極的に行うことで、 真の文化交流の礎を築き、 且つ映像産業の振興を図り活発化させることにより、 コンテンツ流通が促進される道を拓くイベントとして、 将来に亘ってその存在意義を高めんとするものです。

―――― 「国際ドラマフェスティバル」 設立の背景 ――――

「JAPAN国際コンテンツフェスティバル (コ・フェスタ)」 が、 2007年9月19日 (水) から10月28日 (日) にかけて、 映像産業振興機構 (VIPO) が運営の中心となり、 東京ほか首都圏各地で開催されます。

【主な目的】

  1. 日本の各分野におけるコンテンツが相互に連携して全世界に向けて発信し、 世界中のコンテンツやコンテンツ関係者が一度に日本の多くのコンテンツに触れる機会を提供すること。
  2. アジアを中心とした世界のコンテンツやコンテンツ関係者の新たな交流の場にし、 国際共同製作や国際ビジネス交流に結びつけること。

【経緯】

  これまで 「東京国際映画祭」 や 「東京ゲームショウ」 など、 コンテンツの発信イペントが個別に開催されてきました。 この度、 これらコンテンツ関連イベントを拡充するとともに、 新規イベントも立ち上げることとなりました。
同時期に各種のイベントを開催することにより、 フェスティバル全体としての規模拡大を図ろうとするイベントがコ・フェスタです。
一方、 有力なコンテンツである 「日本のテレビドラマ」 については、 国際的な形のフェスティバルやコンテストが日本にはありませんでした。
そこで、 コ・フェスタのスタートに合わせ、 そのオフィシャルイペントのひとつとして、 「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2007」 を開催することとなったものです。

【2007年はキックオフの年】

第1回となる今回は、 オフィシャルイベント決定から開催期日まで時間的制約があることを鑑みて、 「キックオフの年」 と位置付けます。
来年度以降の開催内容等は、 幅広い関係者の理解を得ながら拡充を図る方針です。

(社) 日本映画テレビプロデューサー協会
新体制で事業委員会スタート!!

 

 これから、 この布陣で新しい流れに対処していきたいと思っております。
そこで、 今期は思い切って、 今後、 幾年かの青写真を作るとともに、 組織の抜本的な見直しを計りたいと思います。
 多角的な視点を持ったプロデューサーというものが、 今ほど求められている時代はありません。 その意味でも、 当協会が、 映像の垣根を越えた、 日本最大の会員組織になり、 人の交流を促す必要があります。 それが、 現役世代のステイタスにもなるし、 所属する誇りも生み出すのではないかと考えられます。
 よろしく会員各位のご協力をお願い申し上げます。                         会長 杉田 成道

委員会組織

◆委員会役員紹介

    • 組織強化委員会
                 委員長 重村 一 (D ニッポン放送)
    • 会報委員会
                 委員長 香月純一 (東映)  副委員長 里中哲夫 (A 近代映画協会)
    • 著作権委員会
                 委員長 木田幸紀 (NHK)  副委員長 谷口公浩 (日活)          
    • 開発委員会 (国際交流)
                 委員長 杉田成道 (CX)    副委員長 島本雄二 (B 電通)  
    • 親睦委員会
                 委員長 黒井和男 (角川)
    • 総務委員会
                 委員長 松尾 武 (NHK)
    • エランドール賞委員会
                 委員長 坂上 順 (東映)  副委員長 遠藤 環 (TBS)  本間英行 (東宝) 
    • セミナー・カフェ委員会
                 委員長 西村与志木 (NHK)
    • フェスタ・ヒットメーカー委員会
                 委員長 大多 亮 (CX)   副委員長 奥田誠治 (NTV)       
    • アクターズ委員会
                 
      委員長 小林俊一 (E 彩の会)  副委員長  森江 宏 (F オフィス森江)

第二回  「プロデューサーズ・カフェ 夏」 の報告 7月4日

NHKプロデューサー 城谷 厚司
城谷厚司  7月4日、 銀座にある東映本社の8階会議室は、 次代を担う若き映画プロデューサー予備軍たちの熱気に包まれた。 「プロデューサーズ・カフェ夏」 の開催だ。 このプロデューサーズ・カフェはその名の通り、 いわゆる受講形式ではなく、 気軽にお互いの考えやビジョン、 経験などを語り合うカフェ形式で行われる。 フジテレビの編成局ドラマ制作担当局長である大多亮さんをNHKにお迎えし大好評を博した 「春」 に続き、 2回目の 「夏」 ではNHKエグゼクティブ・プロデューサーで当協会副会長の西村与志木氏と、 同じくNHKプロデューサーの管康弘氏の二人がバトンを受け取るかたちで東映本社にお邪魔した。 夕方6時半、 参加者25人に早速ウーロン茶がふるまわれ、 会はスタートした。 今回のテーマは 「大河ドラマと坂の上の雲について」。 まずは西村氏プロデュース作品、 大河ドラマ 「秀吉」 の制作秘話からはじまり、 話題は 「スペシャル大河」 とも言われる 「坂の上の雲」 に。 数ある司馬遼太郎作品の中でも最も映像化が難しいと言われたこの作品をどうすればドラマに出来るのか、 NHKの中でもいろんな人に相談し、 そのたびに プロデューサーズ・カフェ夏 会場風景「あの作品だけは無理だ」 といわれ続け、 実現したのは西村氏がNHKのドラマ部長になってからだった。 しかもこれだけのスケールの物語をドラマ化するのは全くの未知の世界。 これまでにいろんな事があり、 何度も挫折したが、 それを支えたのは若き日の志だった。 西村氏が坂の上の雲と出会ったのは学生時代で、 父の勧めで読んだのが最初らしい。 その時に抱いた 「この壮大な物語を映像化したら、 一体どんな感動が生まれるのだろうか?」 という思いが氏をテレビ局に導いたそうである。 やはり作品作りを支える要素は多岐にわたるが、 つまるところは制作者の思いの強さであるということをあらためて知らされた内容だった。 続いてこのドラマのプロデューサーの管氏の話は具体的な苦労話から独自のプロデューサー論まで及び、 若きプロデューサーたちも目を輝かせていた。 あとで出席者に聞いてみると 「企画を通したいなら自分の周りの人間くらいは説得出来なければだめだ。 それが出来ないで多くの視聴者に説得力のある作品を作れるはずがない」 という話が印象深かったようだ。 最後は質問と歓談のコーナーとなり、 予定時間を30分もオーバーするなど最後まで熱気に包まれた夏のプロデューサーズ・カフェだった。

私の新人時代

日活/企画編集室  角田 豊
角田豊  二十年以上前の春・四月、 卒業証書も貰わないまま潜り込んだ調布の撮影所で、 配属された部署は通称 「テレビ部」 と呼ばれていた。
  企画書の清書やらプロットの習作に明け暮れたGW明け、 『現場見習い』 を命ぜられた私は、 早速その日からT組の製作進行として、 初の二時間ドラマの現場に挑む事になった。 周りは 『南極物語』 のKさんとか、 『セーラー服と機関銃』 のNさんとか、 錚々たるメインスタッフなのだが、 無知蒙昧の私にはその有り難味が全く判っていない。 しかも製作部は製作担当の先輩と進行の私の二人っきり!その事の重大さすら自覚する間もなく、 撮影は始まった。
  それから撮了までの三週間あまり、 私の記憶は殆どない!!
  とにかく誰かに怒鳴られてるか、 弁当や小銭 (バレ飯用) を配りまくってるか、 車止め・人止めで揉まれてるか…だったような。
  仕上げ作業に入り撮影所に戻った私は、 同期の仲間達が和気藹々と仕事に追われる風景を見て、 愕然となる。
  当時は 「ロマンP」 いまだ健在の時代で、 若手監督が若手スタッフ達と、 新人女優を主役に自由闊達な現場を演出していた! 関係者の平均年齢が20歳は違う。 しかも向うは……!
  若造盛りの自分には、 ただただ隣の芝生が輝いて見えた。
  結局それから4年間、 巨匠と大物俳優さん達と、 超ベテランスタッフの方々とのハードな日々は続いた。 が、 その頃の様々な修羅場体験があったからこそ、 辛うじて業界の片隅で生きている今日の自分がある (と今だからこそ言える)。
  その後、 意気揚々と飛び込んだロマンPの現場も、 私が参加して一年余りで、 その幕を閉じた…でもやっぱり楽しかった (苦笑)。

事 務 局 だ よ り

・・・・・・・ 正会員入会 ・・・・・・

  • 梅村宗宏 (大映  セガ)
  • 加賀田透 (NHK)
  • 後藤高久 (NHK)
  • 小松隆一 (NHK)
  • 益田祐美子  (NHK 平成プロジェクト)
  • 伊與田英徳 (TBS)
  • 福澤克雄 (TBS)
  • 土井裕泰 (TBS)
  • 保原賢一郎 (CX)
  • 臼井裕詞 (CX)
  • 和田 行 (CX)
  • 阿部真士 (TX)
  • 五箇公貴  (TX)
  • 三浦正浩 (C エムエンタープライズ)
  • 小越浩造 (F 東北新社クリエイツ)
  • 谷口宏幸 (F 東北新社)
  • 津野和夫 (F 東北新社)
  • 中島信也 (F 東北新社)

・・・・・・・・  退会  ・・・・・・・・

  • 中川善晴 (TBS)
  • 清水賢治 (CX スカパー・ウェルシンク)
  • 林田師博 (CX スカパー・ウェルシンク)
  • 渡辺純一 (CX スカパー・ウェルシンク)
  • 矢吹 東 (CX)
  • 櫻井卓也  (TX)
  • 嶋村達芳  (功労)
  • 松江陽一  (功労)

・・・・・・・・  訃報  ・・・・・・・・

  • 功労グループ (東映) の草薙修平氏は去る六月二十九日逝去されました。 七十三歳でした。
    ご生前の功績を偲び、 心からご冥福をお祈りします。

――― 第43回ゴルフ会開催のお知らせ ―――

ゴルフ2007年秋の親睦ゴルフ会を次により開催致します。

  • 日 時
    平成19年10月19日 (金)
      新ペリア方式による成績を採用
  • 場 所
      清川カントリークラブ  (本厚木駅よりクラブバスあり)
       神奈川県愛甲郡清川村煤ケ谷657
       電話  (046) 288−3000
  • 時 間
      9時集合 ◎9時41分  OUT・INスタート (4組ずつ)
  • 締 切 9月30日 (日) 事務局必着 先着順です。
  • 会 費 5000円
    (初参加の方は、事務局までご連絡ください) 親睦委員会

――― インフォメーション ―――

○会議の記録と予定
7月3日 (火)
親睦委員会
(事務局)
7月4日 (水)
プロデューサーズカフェ夏
(東映)
7月18日 (水)
第2回定例理事会
(NEP)
8月6日 (月)
会報委員会
(事務局)
8月20日 (月)
エランドール賞委員会
(事務局)
9月10日 (月)
会報委員会
(事務局)
9月13日 (木)
第3回定例理事会
(東映)
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