社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会 会報 2009年12月号

2010年第34回エランドール賞新人賞候補者決まる!!

◎エランドール賞新人賞候補 男性(19名)

エランドール賞委員会

市原 隼人 
映画「ROOKIES・卒業・」  TV「猿ロック」
大泉  洋 
TV「赤鼻の先生」
岡田 将生 
映画「魔法遣いに大切なこと」「ハルフウェイ」「ホノカアボーイ」「重力ピエロ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」
TV「オトメン(乙男)~夏~」「オトメン(乙男)~秋~」
上地 雄輔 
映画「ドロップ」「クローズZERO・」  TV「天地人」「ギネ 産婦人科の女たち」
小池 徹平 
TV「おひとりさま」
小出 恵介 
映画「ROOKIES・卒業・」「ごくせん THE MOVIE」「キラー・ヴァージンロード」「風が強く吹いている」
TV「MW・ムウ」「JIN・仁・」
佐藤  健 
映画「GOEMON」「ROOKIES・卒業・」TV「ブラッディ マンデイ」「メイちゃんの執事」「MW・ムウ」
佐藤 隆太 
映画「ROOKIES・卒業・」  TV「婚カツ!」
城田  優
 映画「ROOKIES・卒業・」 
TV「天地人」「交渉人 第2シリーズ」「ゴーエイプ」「サムライ・ハイスクール」
玉山 鉄二 
映画「カフーを待ちわびて」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「GOEMON」「ハゲタカ」
TV「天地人」「BOSS」
中村勘太郎 
映画「禅 ZEN」
林  遣都 
映画「余命」「RISE UP!」「引き出しの中のラブレター」「風が強く吹いている」
TV「最後の赤紙配達人」「小公女セイラ」
平岡 祐太 
映画「昂・スバル・」「真夏のオリオン」 TV「キイナ~不可能犯罪捜査官~」「ゴッドハンド輝」
福士 誠治 
TV「イノセント・ラヴ」「必殺仕事人2009」「子育てプレイ」「KOI☆AGE~恋するアゲハ」「オトコマエ!2」
松田 龍平 
映画「誰も守ってくれない」「ハゲタカ」「劔岳 点の記」「蟹工船」 
TV「天地人」
水嶋 ヒロ 
映画「ドロップ」 
TV「メイちゃんの執事」「絶対彼氏~最終章~」「MR.BRAIN」「東京DOGS」
溝端 淳平 
映画「ハルフウェイ」 
TV「赤い糸」「BOSS」「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」
向井  理 
TV「メイちゃんの執事」「アタシんちの男子」「ふたつのスピカ」「ママさんバレーでつかまえて」
森山 未來 
映画「20世紀少年」「フィッシュストーリー」  TV「リミット 刑事の現場2」

◎エランドール賞新人賞候補 女性(18名)

相武 紗季 
TV「天地人」「トライアングル」「MR.BRAIN」「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」
杏   
TV「天地人」「華麗なるスパイ」「サムライ・ハイスクール」
井上 真央 
映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」 TV「あんみつ姫2」「天国で君に逢えたら」
榮倉 奈々 
映画「余命1ヶ月の花嫁」  TV「メイちゃんの執事」「幸せの贈り物」
香 里 奈 
TV「ラブシャッフル」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「働くゴン!」「リアル・クローズ」
北川 景子 
映画「真夏のオリオン」  TV「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」
北乃 きい 
映画「ハルフウェイ」 TV「救命病棟24時 第4シリーズ」
吉瀬美智子 
映画「白夜」 
TV「ブラッディ マンデイ」「天地人」「妄想姉妹~文學という名のもとに~」「BOSS」
桜庭ななみ 
映画「赤い糸」「サマーウォーズ」 TV「赤い糸」「ふたつのスピカ」「恋して悪魔」
志田 未来 
映画「誰も守ってくれない」  TV「さくら道」「黒部の太陽」「小公女セイラ」
平  愛梨 
映画「20世紀少年 第2章」「20世紀少年 最終章」  TV「行列48時間」
谷村 美月 
映画「海の上の君は、いつも笑顔。」「おと・な・り」「蟹工船」
TV「必殺仕事人2009」「メイちゃんの執事」「MW・ムウ」「誰かが嘘をついている」
多部未華子 
映画「フィッシュストーリー」 TV「つばさ」「不毛地帯」
成海 璃子 
映画「罪とか罰とか」「山形スクリーム」
福田 沙紀 
映画「ヤッターマン」「火天の城」 TV「ゴーストフレンズ」「メイド刑事」
水川あさみ 
TV「必殺仕事人2009」「帰ってこさせられた33分探偵」「ゴッドハンド輝」「オルトロスの犬」
南沢 奈央 
TV「赤い糸」「命のバトン」「ダンディ・ダディ?」
吉高由里子 
映画「重力ピエロ」 TV「ラブシャッフル」「白い春」「東京DOGS」

只今撮影中

テレビ東京 山鹿 達也
テレビ東京 山鹿 達也新春ワイド時代劇『柳生武芸帳』

 この度、東京「ドラマアウォード2009」で新春ワイド時代劇が、特別賞を受賞しました。一昨年は、エランドール特別賞も頂きましたが、正月恒例の長時間時代劇として多くの視聴者に受け入れられ、また局の看板番組として、30年以上続けてきた賜物だと思います。
 そして32作品目の2010年1月2日(土)放送は、柳生武芸帳を巡る騒乱を描いた、五味康祐の未完の傑作「柳生武芸帳」のドラマ化です。
 主人公の孤高の剣豪・柳生十兵衛には、反町隆史さんが時代劇初主役で演じます。老若男女、時代劇ファンも唸らせる、魅力たっぷりの新しい十兵衛の誕生です。
 物語は、柳生武芸帳を巡る暗闘を縦糸に、父・宗矩と息子・十兵衛の確執を横軸に据え、世を守る正義とは何か、剣に生きる武芸者とは何か、激動の時代の中でどう生き抜くか…を壮大なスケールの中で描いた、本格時代劇の決定版です。 新春ワイド時代劇『柳生武芸帳』
 他の出演者は、弟・柳生又十郎に今回、時代劇初挑戦になる速水もこみちさんや、山本太郎さん、内田朝陽さん、吹越満さんなど個性派実力派の俳優陣や、逢沢りなさん、菊川怜さん、羽田美智子さん、高島礼子さんら女優陣が華を添えます。また、倒幕を企む公家に京本政樹さん、剣豪・宮本武蔵には宅麻伸さん、その武蔵と決闘をする柳生兵庫介に松平健さん、そして、宿敵・山田浮月斎に松方弘樹さん、父・柳生但馬守宗矩に高橋英樹さんらベテラン陣が脇を固めていただき、お正月らしい豪華キャストになっています。
 9月の末に京都の東映京都撮影所でクランクインし、12月の頭には無事にオールアップを迎え、只今仕上げの作業中です。今回は、京都近郊だけでなく山口県まで出向き、秋吉台周辺で撮影も行いました。独特の岩が顔を出すカルスト台地を舞台に、柳生十兵衛と山田浮月斎が最後の決闘を行いました。まさに武芸帳を巡る騒乱の最終場所としては最高のロケーションで撮影が出来、今から放送を楽しみにしています。
 また目玉として、時代劇史上初対決になる、松方弘樹VS高橋英樹など、時代劇ファンが泣いて喜ぶ仕掛けも盛り込み、殺陣の醍醐味、魅力をフルに活かした時代劇を目指し、スタッフ一同、最高の作品にすべく邁進しています。お正月には、日本人らしく、・日本人の心に触れられる時代劇・に酔いしれてみてはいかがでしょうか。1月2日(土)午後4時からの放送を御期待ください!

2009年アクターズセミナーを終え

松竹 中嶋 等

「ワークショップ」風景 セミナー会場で結婚式が始まった。暫くしてそれは葬式へと変わった。約60名の受講生たちは瞬時に正反対の芝居を要求される。会場に喜怒哀楽の感情が渦巻いた。人間の感情が際立って表出する婚礼と葬儀、数々の人間模様を受講生一人一人が即興で演じていた。水田伸生講師のワークショップは、人の一生を集約したかの如く、俳優たちに「本物」の大切さを学ばせた。映画「なくもんか」の一節を演じさせたり、持参した宝物を披露し講釈させたりと、笑いと涙が詰まった2時間のワークショップだった。
 「オーディション」風景続いてアクターズセミナー賞選定オーディションへと移行。打って変わって会場の雰囲気はぴんと張り詰める。受講生の緊張は最高潮へと達する。彼らにとっては一生に一度のチャンスかも知れない。加えて審査員を務めるのは、現役で活躍するプロデューサーやディレクター。俳優たちの演技にも自ずと熱がこもる。静寂が破られてはまた静寂へ、次から次へと自己アピールの演技が行われる。ペンを持つ審査員の顔つきも厳しい。射るような鋭い眼差し、些細な動きも見逃さないぞという気迫。審査員も俳優たち同様に全身全霊を傾け、このオーディションに取り組んでいるのだ。採点される側も採点する側も真剣勝負、一流のオーディションだ。
 「出会いの広場」風景勝負が終わった後は、「出会いの広場」の開催。今回、審査員をそのまま会場に残す形をとった。自分の演技を見てもらった審査員と話ができるとあって、会場は盛況を呈した。真摯に応対し熱弁をふるわれている審査員の姿が見られた。
 最後に審査結果の発表が行われた。喜びと落胆の声がないまぜになる。今回は総じて男性より女性が優位。女性3人、男性1人を優秀者に選び表彰。賑やかに閉会となった。朝の10時から夜の6時まで、生放送の番組を一気に終えたかのような達成感があった。
 優秀賞受賞者は来年のエランドール賞パーティーで改めて紹介され、協会員の方々と接する機会ともなる。エランドール賞が大規模でマスコミ向けのイベントであるのに対し、同じ西新宿の地にて、アクターズセミナーはあくまで小さな手作りのイベントだ。今回の優秀者が、あのエランドールの壇上で多くの方に披露されるということに意味深いものを感じる。
 このアクターズセミナーは、ほんの一握りではあるがプロデューサーが俳優と接し、俳優の発掘を行うきっかけの場である。今回も充実した有意義なセミナーになったと言えよう。


貴重な休日を返上して参加下さった審査員の名前を列記します。敬称略。

越智 篤志(NHK)、水田 伸生(NTV)、 成 麻畝子(TBS)、三竿 玲子(CX)、 井上 千尋(EX)、只野 研治(TX)、 東  幸司(東宝)、香月 純一(東映)、 田村 健一(松竹)、土川  勉(角川)、 角田  豊(日活)、中尾 幸男(CAL)、 小林 俊一(審査員長)、進行役は豊田紀雄。

 その他、セミナー委員、事務局員のみなさまの労に感謝の意を表します。
 尚、会場にて受講生全員のオーディションの模様をカメラに収録しました。そのDVDが出来上がっております。ご覧になりたい方は事務局より貸出します。彼らにドラマ出演の機会を与えて頂ければ幸いと存じます。

受賞者の言葉

(五十音順)

今村 洋一(いまむら よういち)

今村 洋一(いまむら よういち)84年11月生 (フライング・ボックス所属)

 オーディションでは、影響を受けたヒッチコック映画を自作短編サイコサスペンスとして発表させて頂きました。限られた時間の中で、如何に自分らしい演技をし、見る人達を楽しませるかという事は、そのままこれからの役者人生をどう生きていくかに繋がるのではないかと感じています。
 この度は、素晴らしい賞を頂き本当にありがとうございました。

おの さなえ

おの さなえ79年4月生 (フジアクターズシネマ所属)

 時間の流れが早く感じた一日でした。
 第一線で活躍されている審査員の方々の言葉は生きていて身に染みました。その言葉は自分への課題に変わり、入賞した喜びより自分の未熟さを実感しました。
 ここでお会いした方々と、いつか撮影現場で再会出来る様、日々励みたいです。

小野 ゆり子(おの ゆりこ)

小野 ゆり子(おの ゆりこ)89年8月生 (フライング・ボックス所属)

 今回参加させて頂き、ありがとうございました。水田監督が「俳優は我慢クラブ。壁にぶつかっても諦めないことが大事」と仰った事で、私も諦めない根性を持ち続けようと心に決めました。常に・白・でいて、何色にでも染まる女優を目指したいと思います。
 今回の経験を一つの自信とし、今回学ばせて頂いた事を含めて次に繋げたいと思います。本当にありがとうございました。

鶴町 梨紗(つるまち りさ)

鶴町 梨紗(つるまち りさ)84年9月生 (末盛春彦事務所所属)

 役も台本も決められていない即興芝居では、予想もつかないような事が次々と起こり、とても新鮮な感覚を覚えました。
 日々の生活が即興芝居の舞台のようなものなんだ! と気付かされる事が山程あり、とても勉強になりました。
 これまで、クラシックバレエ、ジャズ、日舞、ラテンダンスと様々な表現方法を学んできました。その経験も生かし、もっともっと表情豊かに喜怒哀楽の感動を伝えることの出来る女優になりたいです。

事務局だより

2010年エランドール賞 授賞式・新春パーティーのお知らせ

※会場内の撮影は禁じます 会員の皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。

第47回プロデューサー協会 親睦ゴルフ会

11月1日(日)サンレイクカントリークラブ(栃木県鹿沼市)に於いて、19人が参加し開催されました。(競技方法は新ペリア方式で行いました。) (親睦委員会)

順 位
氏 名
優 勝
渡辺紘史
41
42
83
10.8
72.2
準優勝
力武敏彦
46
43
89
14.4
74.6
第3位
玉川 靜
44
46
90
14.4
75.6

 

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