ALL NIPPON PRODUCERS ASSOCIATON
作 品 賞
「千と千尋の神隠し」
原作・脚本・監督・宮崎駿
プロデューサー・鈴木敏夫
制作・スタジオジブリ
製作・「千と千尋の神隠し」製作委員会
 不思議な世界を舞台に、10歳の少女千尋の修行と覚醒と友愛を描く冒険ファンタジーは、その高い芸術性と人気において2001年日本映画を代表する作品である。
「HERO」
脚本・福田靖
プロデュース・石原隆、和田行
演出・鈴木雅之
キャスト・木村拓哉、松たか子、大塚寧々、阿部寛
制作著作・フジテレビジョン
 主人公の型破りな検事を中心に事務官やほかの検事の姿を描いた群像劇は、個性的な出演者とハートフルなストリーが人気を集め全11話が連続30%を超す新記録を樹立。
プロデューサー賞
児井・田中賞
石原隆
(フジテレビプロデューサー)
 2001年、民放の連続ドラマ1クールの平均視聴率歴代第一位という驚異的番組「HERO」をプロデュース。また映画でもエグゼクティブプロデューサーとして「みんなのいえ」で手腕を発揮、大きな感動を呼ぶ。
菅康弘
(NHKプロデューサー)
 大河ドラマ「翔ぶが如く」、連続テレビ小説「ええにょぼ」を演出。金曜時代劇「一弦の琴」、ドラマスペシャル「流通戦争」を制作。2001年、はじめて沖縄を舞台にした連続テレビ小説「ちゅらさん」を制作ヒットにつなげ話題を呼ぶ。
鈴木敏夫
(スタジオジブリプロデューサー)
 84年、「風のナウシカ」をはじめ「となりのトトロ」ほか一連の宮崎・高畑作品の製作に参加後「紅の豚」「もののけ姫」のプロデュース。2001年は「千と千尋の神隠し」で映画界に不滅の記録を樹立、新世紀の幕を明ける。
特 別 賞
伊藤武郎
(映画プロデューサー)
 1934年東宝入社、48年退社後独立プロを設立。「戦争と平和」(47年)、「真空地帯」 (52年)、「にごりえ」(53年)、「ひめゆりの塔」(54年)、「キクとイサム」「人間の壁」(59年)など名作をプロデュース。日本映画史に偉大な足跡を残す。
えなり かずき
(ジェーディーエス所属)
 東京都出身、84年生れ、。 続テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」に5歳でレギュラー。 コメディ「お江戸でござる」「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」「第52回NHK紅白歌合戦」など国民的アイドルとしてテレビ・舞台で活躍中。
俊藤浩滋
(映画プロデューサー)
 1962年「太陽の子 アイ・ジョージ物語」で初プロデュース。「日本侠客伝」「昭和残侠伝」「緋牡丹博徒」など人気シリーズで映画に夢とロマンを与えるとともに、数多くの名優を育て、まさに一時代を画した名プロデューサー。
相米慎二
(映画監督)
 80年「翔んだカップル」で監督デビュー。「セーラー服と機関銃」「魚影の群れ」「台風クラブ」等独自の手法で今日的状況の人間を活写、芸術選奨、ベルリン映画祭等多くの賞を受賞。昨年最後の作品「風花」は高い評価を受ける。
平良とみ
(エーシーオー所属)
 幅広い芸域をもつ沖縄を代表する人気女優。99年映画「ナビィの恋」で話題を呼ぶ。NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」では60年の芸歴がブレーク、全国的に「おばぁブーム」を巻き起こした。県無形文化財「琉球歌劇」保持者。
西岡善信
(美術監督)
 半世紀にわたり日本映画史を飾る数々の作品の美術を担当。2001年は、「かあちゃん」「千年の恋ひかる源氏物語」「化粧師」「助太刀屋助六」など映画に永遠の彩りと生命を与え続ける映画美術界の大御所。
新人賞 back 会報トップページ next プロデューサーへの手紙