新藤兼人
(シナリオライター・映画監督) |
1912年生まれ。 2002年、 文化勲章受章。 九十歳。 50年に吉村公三郎、
絲屋寿雄とともに近代映画協会を設立。 「偽れる盛装」 で毎日映画コンクール脚本賞を受賞。
51年 「愛妻物語」 で監督に。 60年、 「裸の島」 はモスクワ映画祭グランプリほか国際コンクールで数多くの賞を受賞、
国際的に日本映画の声価を高め、 数々の名作を生み出す。 76年朝日賞。 95年
「午後の遺言状」 では日本アカデミー賞ほか各賞を独占。 最新作 「ふくろう」 の公開が待たれる日本映画界を代表する巨匠である。 |
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故笹沢左保
(作家) |
1930年生まれ。 推理、 サスペンス、 時代小説等幅広いジャンルにわたって執筆。
斬新な股旅もの 「木枯紋次郎」 は、 72年テレビドラマ化で大ヒットとなり、 映画化もされて、
かの名セリフは、 一世を風靡した。 00年第3回 「日本ミステリー文学大賞」 受賞。
非情で硬質な抒情とサスペンスでファンを魅了し、 遺作となった 「取調室」、 「タクシードライバー」
は現在もシリーズで放送中であり、 ドラマ化された作品は150を越えるなど推理作家として映画・テレビ界に貢献。 |
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故深作欣二
(映画監督) |
1930年生まれ。 53年東映入社。 61年 「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」 で監督。
73年からの任侠映画実録路線 「仁義なき戦い」 5部作は内外から注目され、 80年代には
「魔界転生」 「人生劇場」 等の名作を生み、 「蒲田行進曲」 では日本アカデミー賞外多数。
また 「キイハンター」 「傷だらけの天使」 などテレビの人気番組を演出。 昨年末から00年の大ヒット
「バトル・ロワイアル」 の続編 「バトル・ロワイアル」 の撮影中であった。 96年日本映画監督協会理事長。
97年紫綬褒章受章・戦後の日本映画に大きな足跡を残す。 |
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