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2003年度「新春パーティ・エランドール賞授賞式」開催 |
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東宝・高井社長 |
2月13日 (木)、 新宿京王プラザホテル、 エミネンスホールで2003年度のエランドール賞授賞式ならびに新春パーティーがひらかれました。
冒頭、 挨拶の中で遠藤利男会長は、 今年の作品賞となった映画監督とテレビ演出家の永年にわたるたゆまない努力と精神力を賞讃され、
今後の日本文化の担い手として、 まだまだ衰えを知らないベテラン勢の健在ぶりを強調、
併せて若い世代の新しい芽への期待についても熱い思いをもって語りました。
来賓祝辞は、 東宝の高井社長で、 ここ数年、 映画産業に追い風が吹きはじめている事実、
今後の問題点はソフト面にあり、 プロデューサーへの期待を強調され、 その後、
川口元協会会長の音頭によって新春パーティーがはじまりました。 |

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授賞式のはじめはエランドール特別賞で遠藤会長により次の方々に贈られました。
一人目は、 「裸の島」 「午後の遺言状」 など数々の受賞作で知られ、 齢九十歳の現在、
今なおシナリオライター、 映画監督としてご活躍中の新藤兼人さん本人に手渡され、
ゲストとして原田大二郎さんが駆けつけました。 二人目は 「木枯らし紋次郎」 をはじめ、
サスペンス、 推理、 時代小説など幅広いジャンルにわたって執筆し、 映画テレビ界に多大の貢献をした故笹沢左保氏で奥様の佐保子さんが代理受賞され、
ゲストに中村敦夫さんが駆けつけました。 三人目は 「仁義なき戦い」 「蒲田行進曲」
などの数々の名作、 そして撮影中に倒れ最後の作品となった 「バトルロワイアル」
まで、 戦後日本映画に大きな足跡を残した故深作欣二監督で、 ゲストに藤原竜也さんが駆けつけ、
代理受賞の片岡公生プロデューサーによって、 息子さんの健太さんからのお礼の手紙が代読されました。 |
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エランドール新人賞の5人 |
歓談にわく会場内に一際高いファンファーレが響きいよいよエランドール賞の栄えある新人賞です。
小澤征悦、 菊川怜、 柴咲コウ、 藤原竜也、 仲間由紀恵の五人の皆さんが壇上に上がりそれぞれの受賞作品がスクリーンに紹介されると、
遠藤会長から次々にトロフィーが手渡され、 受賞者からそれぞれに率直な受賞の喜びが語られました。
お祝いには野口五郎、 米倉涼子、 竹中直人、 龍居由佳里、 高井一郎プロデューサーの皆さんが駆けつけてくれ、
それぞれに花束を手渡しました。
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次はエランドール作品賞で、 坂上副会長から次の二作品に対して贈られました。
最初の作品は二年連続受賞となる山田洋次監督の初時代劇 「たそがれ清兵衛」 (ゲストに伊藤未希さん、
橋口恵莉奈さん)、 二作目は21年間にわたり、 北の大地に生きる家族の愛の歴史を描き続けた驚異のシリーズドラマの掉尾を飾る作品
「北の国から2002〜遺言〜」 (ゲストに田中邦衛さん) です。
前者には制作を代表して久松猛朗氏とスタッフ全員に、 後者に対しては中村敏夫プロデューサー他スタッフ全員にそれぞれ表彰状が手渡されました。
続いて、 エランドールプロデューサー賞と児井・田中賞は遠藤会長から次の六氏に贈られました。
はじめは、 松竹関係の中川滋弘、 深澤宏、 山本一郎の三氏で、 「学校」 「たそがれ清兵衛」
など山田洋次作品を綿密な打ち合わせの下に共同プロデュースし、 同映画を幅広い観客層からの高い評価に導いたことに対し、
次ぎは、 フジテレビ関係の中村敏夫、 山田良明、 杉田成道の三氏で、 81年からはじまった
「北の国から」 を、 それぞれの時期を責任担当あるいは共同担当することによって、
三者一体となってこの前人未踏の偉業を成し遂げたことに対するものでした。 |

伊藤未希さん(左) |
久松猛朗さん(右) |
橋口恵莉奈さん(中) |
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最後に、 復活した協会名物行事の 「福引き大会」 を楽しみながら、 そしてその後、
杉田副会長から 「近々協会会員を1000名に増やしたい」 という意欲表明の閉会の辞があり、
2003年度新春パーティーは盛況裏に終了しました。
出席して下さった正会員の皆さん、 賛助会員の方々、 協賛していただいた関係団体の皆様に心からお礼を申し上げます。 |
(エランドール賞委員会) |
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