ALL NIPPON PRODUCERS ASSOCIATON
しい のために

フェスタ委員長 西村 与志木 (NHK)
 プロデューサーズ・フェスタも今年で4年目を迎えます。 そもそもこの催しはプロ デューサー協会の活性化を図るにはどうしたらよいかという問いかけからスタートし たものです。何故このフェスタがプロデューサー協会の活性化につながるか、 それは 次の二点にあると思います。 ひとつはこのイベントを通じて協会員相互の交流が図れ ることです。 500人を超える協会員が互いにその存在を知り、さらに考え方を知る ことはなかなか難しいことです。 年1回のエランドール賞や各委員会の活動を通じて の相互交流にも限りがあります。 そうした中でこのイベントは意義深いことではない でしょうか。もうひとつはプロデューサー協会の存在をさらに世間に知らしめること です。 長い伝統を誇るプロデューサー協会ですが、 残念なことにその存在が十分に浸 透しているとはいえません。このイベントを通じて少しでも協会の存在と活動が知ら れるようになることも大切なことだと思われます。
 今年もほぼ前年を踏襲するかたちで企画を立ち上げましたが、 委員の皆さんの間で は活発な意見が交わされました。 改善点として次のような点を考えています。
@ 「ザ・ヒットメーカー」 も入れると終了が20時を過ぎ、 参加者の肉体的限界を超 えるので一枠、 セミナーを減らして19時終了を目指す。
A 「人事セミナー」 は放送各局の人事担当者が参加し、 4年制大学生を対象にした話 だったので、 今回はプロダクション、 映画会社の担当者も加え専門学校の生徒にも興 味の持てるものにする。
B 「ドラマセミナー」 はプロデューサーVSシナリオライターという形で、 シナリオ ライター志望の人の集客も試みる。
C 「映画セミナー」 は昨年、 正月映画の紹介というかたちでパネラーも多くポイント もはっきりしなかったので、 「時代劇の未来は!?」 とテーマを絞り盛り上げる。
D 「ワークショップ」 は昨年 「オーディション」 という触れ込みで人を集めたがやや 羊頭狗肉の感も否めないので、 一流プロデューサーやディレクターと俳優やそれを目 指す人との「ふれあいの場」 とする。 また参加した人の中から優秀者を選び表彰する。
 これまで3年にわたりフェスタを行ってきましたが、 資金的には採算が取れず持ち 出しとなっております。 現在、 蒲田の日本工学院をお借りしておりますが集客の面か ら果たしてこの会場が適切であるかどうか、またこのセミナーの形や内容が適切であ るか、 はたまた所期の目的である 「プロデューサー協会の活性化」 にどれだけ役立っ ているのかなど検討すべき課題は多いと思います。
 今年は準備期間の問題もあり、 昨年を踏襲する形をとらざるを得ませんでしたが、 今回の結果を踏まえプロデューサーズ・フェスタ5年目に向けて抜本的改革を図って 行きたいと思います。
§フェスタ、 ザ・ヒットメーカー2003§
○日時 2003年12月6日 (土)
○会場 日本工学院専門学校 (蒲田)
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