「プロデューサーズ・フェスタ2003に参加して」 |
橘 麦 |
「私は、 どう見えていただろう?」
午前の課題が終わり、 釈然としなかった私は、 午後の課題までの休憩中鶴橋氏に助言を求めた。 返ってきた言葉にフト我に返った。
「自分のいい所を出した方がいいよ」
私は、 見る人に演技を 「捧げる」 意識を忘れていた。 十人程のプロデューサーを前に緊張し、 下向き気味にボソボソ喋っていたように思う。 私の長所やそれを生かすコツを聞き、 午後の自由課題は精一杯 「捧げる」 ことに集中した。
優秀賞受賞者にいただいた土曜ワイド劇場のお仕事も、 集中して楽しくやらせていただいた。 カチンコの鳴った瞬間の緊張はワクワクへと変わり、 生き生きと演じられた。
「自分はまだまだだ」 と思う事は謙虚な姿勢ではあるが、 それに押し潰されたら逆に長所も消えてしまう事を学んだ。
ワークショップに参加し、 新たに自分を知り、 楽しかったです!ありがとうございました。
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松井 伴憲 |
自分にとっての大きな進展がありました。 それは多くのプロデューサーの方に出会えた事です。
僕はフリーのためそのような関係者の方々と出会う機会が少なく、 まともに話をさせて頂くこともありません。
でもあの場は色々な方々と出会い、 話したりでき、 また僕はワークショップに参加していたので直接的な役者への意見、
要求が聞け勉強になりました。 もう一つはワークショップ優秀者に選ばれその時の縁もありテレビに出演する事が出来た事です。
初めての事ばかりですべての事が新鮮で、 とても楽しく、 カメラでの芝居、 本番の緊張感などを肌で感じることが出来ました。
プロの現場の厳しさを知り、 自分の甘さを感じたと同時に、 もっとしっかりとした芝居を身に付け信用をおいてもらえるいい役者になりたいとも思いました。
そのために早く場慣れをし、 この出会いを大切にしたいと思います。 この会報を見て
「あっ、 あの時の」 と思われる方もいると思います。 ぜひご一報を!
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お二人は、 土曜ワイド劇場 「愛と殺意の津軽三味線」 に出演しました。
少し先ですが、 来年一月放映予定です。 ぜひご高覧下さい。 |