昨年12月、協会員のアンケート投票で始まったエランドール賞2014の選考は、エランドール賞委員会の委員たちによる熱心な討議を経て、1月16日(木)の最終選考委員会で受賞者を確定、20日(月)の理事会において、以下のように決定承認されました。
新人賞は、協会員の投票によって選出され、決定しました。今年は6人の受賞。スター性、演技力、存在感、いずれをとっても、次代の映画テレビ界を背負って立つ、輝ける新人たちです。
綾野 剛 (あやの ごう)
木村 文乃 (きむら ふみの)
東出 昌大 (ひがしで まさひろ)
能年 玲奈 (のうねん れな)
福士 蒼汰 (ふくし そうた)
橋本 愛 (はしもと あい)
(男性女性交互アイウエオ順)
なお、新人賞には、昨年に引き続き副賞として、東京ニュース通信社提供の「TVガイド賞」(銀製の写真立て)が贈られます。
○映 画(プロデューサー賞)
「そして父になる」
松崎 薫 (まつざき かおる)
○映 画(プロデューサー奨励賞)
「舟を編む」
孫 家邦 (そん かほう)
菊地美世志 (きくち みよし)
○テレビ(プロデューサー賞)
「半沢直樹」
伊與田英徳(いよだ ひでのり)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
「リーガルハイ」
成河 広明 (なりかわ ひろあき)
あまちゃん制作チーム
2013年のテレビドラマ界は、「倍返し」の半沢直樹、「じぇじぇじぇ」のあまちゃんが社会現象になるほど、この二つの作品に沸いた一年でした。また協会員からの投票もこの2作品に集中し、しかも拮抗しました。結果として、宮藤官九郎氏の脚本の良さ、魅力的な配役、そしてスタッフのチームワークの良さが評価され、「あまちゃん」に特別賞を贈られることになりました。
エランドール賞選考アンケートに協力いただいた協会員の皆さん、ありがとうございました。
また、新人賞副賞をご提供いただいた「東京ニュース通信社」様と、毎年花束を提供いただいている「日本ばら切花協会」様に、心から感謝いたしますとともに、毎回、協賛金、福引景品をご提供いただいております協賛会員各社様に改めて感謝申し上げます。
なお、エランドール授賞式・パーティーは、2月6日午後6時30分から新宿京王プラザホテル南館5階「エミネンスホール」にて開かれます。(詳しくはこちら)
今年の授賞式パーティーの演出は、昨年のテレビ朝日に続き、今回はTBSが担当します。
(エランドール賞委員会)
(敬称略)
2014年2月6日(木曜)18時30分開会 新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホール
※選考対象期間 2012年12月1日〜2013年11月30日
男性女性交互五十音順敬称略(6名)
綾野 剛
映 画
テレビ
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木村 文乃
映 画
テレビ
|
東出 昌大
映 画
テレビ
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能年 玲奈
映 画
テレビ
|
福士 蒼汰
映 画
テレビ
|
橋本 愛
映 画
テレビ
|
○映画(プロデューサー賞)
○映画(プロデューサー奨励賞)
○テレビ(プロデューサー賞)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
『三匹のおっさん』
昨年10月にテレビ東京で13年ぶりにゴールデンアワーに連続ドラマが復活した「金曜8時のドラマ」。その第2弾は、有川浩さんの人気小説「三匹のおっさん」シリーズのドラマ化です。
有川さんは、「フリーター家を買う」「阪急電車」「空飛ぶ広報室」「図書館戦争」など著作が次々と映像化され、大ヒットを飛ばしている今、もっとも売れている作家の一人です。
そして、ついにドラマ「三匹のおっさん」が始動します!
家族の絆やご町内同士の触れ合い、昔はどの町にもいたうるさ型のお節介なおじさん…。いま失ってみて気づく、日本の家族・町内の温かさ。逆に増え続ける悪質な犯罪や巧妙な手口…。そんな町内を見回して、還暦を迎えたかつての悪ガキ三人組が、ちょっと世直しをしようと自警団を結成。〝正義の味方のおっさん〟としてご町内の悪を痛快に成敗していくストーリー。
定年退職後、近所のゲーセンに再就職した、腕に覚えありの剣道の達人キヨ、こと清田清一に、北大路欣也さん。同じく武闘派の柔道家で、居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ、こと立花重雄に泉谷しげるさん。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、愛娘にはめっぽう弱い機械工場経営ノリ、こと有村則夫に、志賀廣太郎さん。それぞれ実力派であり、個性的であり、三人集まるとパワー全開! カッコ良くてチャーミングで、こんなおっさんがいて欲しい! 自分の町にも来て欲しい! そう皆さんに思ってもらえると確信しています。
撮影は、11月23日の勤労感謝の日にクランクイン。泉谷さんから勤労を感謝する日に、お年寄りを働かせて! とお叱りを受けましたが(笑)、3匹の息も合っていて、笑い声が絶えない楽しい雰囲気の中、撮影はスタート出来ました。
あれから1ヶ月半、今朝(1月10日)のロケ場所・多摩センターは、マイナス2度!? ダウンにマフラーにヒートテックが必要な寒さ…。現場は、この寒さ対策に悩まされています。三匹が夜回りをする物語ですので、どうしても夜間ロケが多く、北大路さんたちキャストは小まめに暖をとりながら、本番に臨んでいます。北大路さんも泉谷さんも志賀さんも、若く、元気です。童心に返ったように、生き生きとしています。そんな三人を見ていると、自然と元気が出てきます。
周りを見渡してみると、今のおじ様たちは、昔と比べて見た目も若く、アグレッシブ。日本の高度成長を成し遂げ、メイド・イン・ジャパンで世界を席巻させた先輩たちは、まだまだ元気! 社会のストレスや人間関係に疲弊する若者たちをよそに、これからも日本を支え、リードしていくのは、お年寄りたちかもしれません。
現在、様々なドラマが放送される中、おっさんたちが元気はつらつに正義の味方のヒーローをしているドラマって、これまで有りそうで無かったので、ちょっと面白がってもらえるのではないでしょうか。どこか懐かしさと新しさの融合…そういった不思議な雰囲気のエンタテインメントドラマを目指しています。
愛すべきおっさんたちの活躍に、どうぞご期待ください。
もう四半世紀も前のことですが…。僕は、日本テレビに入社し、1年目からドラマ班に配属され、「新人」ADとしてテレビマン人生をスタートさせました。大学時代、40種類以上のアルバイト経験を自慢としていた僕ですが、ドラマの現場は、全くの素人。照明さんの脚立がセットに上がる度に、追いかけっこのように雑巾掛けをしたり、入浴シーンで男優さんの股間にガーゼで前バリを貼ったり、「ADは人前で食うべからず」の不文律を守り、あまりの空腹に、スタジオのトイレの個室でアンパンを齧ったり…母が聞いたら涙ながらに嘆きそうなこともたくさんしてきました。
4年目に、「家なき子」という人気ドラマで、「新人」ディレクターデビューさせてもらった時は、高視聴率を獲ったのに、何故か、「祝高視聴率! 断髪式」と銘打ち、丸坊主にされたこともあります。
入社8年目、初めてドラマ班を離れ、ワイドショーの「新人」取材ディレクターとして、和歌山カレー事件や、サッチー騒動の現場に派遣され、刑事さながら生まれて初めての張り込みもしました。
ミレニアムに沸く2000年、「新人」プロデューサーになり、後に「女王の教室」や「家政婦のミタ」でご一緒する遊川和彦さんと出会いました。
この25年があっという間に思えるのは、エポックな出来事の度に「新人」の気持ちを持てたからかもしれません。
今は、「新人」チーフプロデューサーです。いつまでが「新人」で、何年目が「中堅」になり、誰が「ベテラン」と決めるのかはわかりませんが、僕たちテレビの仕事は、常に「新しい」ものを探し求めるものだと、改めて思います。
せめて、気持ちだけでもいつまでも「新人」の頃のドキドキを失くさないようにしたいです。
日時 2014年2月6日(木) 18時受付 18時30分開会 20時30分閉会予定
会場 新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホール(立食形式)
パーティー会費