昨年12月、協会員のアンケート投票で始まったエランドール賞2013の選考は、エランドール賞委員会の委員たちによる熱心な討議を経て、1月16日(水)の最終選考委員会で受賞者を確定、翌17日(木)の理事会において、以下のように決定承認されました。
(敬称略)
新人賞は、協会員の投票によって選出され、決定しました。今年は6人の受賞。スター性、演技力、存在感、いずれをとっても、次代の映画テレビ界を背負って立つ、輝ける新人たちです。
(男性女性交互アイウエオ順)
なお、新人賞には、昨年から設けられた副賞、東京ニュース通信社提供の「TVガイド賞」(銀製の写真立て)が贈られます。
ご存じ「寅さん」の生みの親として知られる小林俊一さんは、昨年11月15日、撮影中の京都で急逝されました。氏は1974年入会以来40年間、理事、監事を歴任、協会の発展に尽くされ、また、永年エランドール賞委員会の委員長として、賞の充実興隆のため、若い会員たちを指導しながら、先頭を切って走ってこられました。そうした多大な功績に対し、プロデューサー協会特別賞が贈られます。
1977年に放送開始の「土曜ワイド劇場」は、映画界の人材の登用、外部制作会社の起用等を通じて、当時1時間が一般的であったテレビドラマ界に、主婦層向けの長時間大型企画という新境地を開拓、2時間ドラマの先駆けとなりました。以後、35年間の長期にわたり、通称「土曜ワイド」として、数々のヒット作を生み出した功績に対し、特別賞が贈られます。
以上、エランドール賞選考アンケートに協力いただいた協会員の皆さん、ありがとうございました。
また、新人賞副賞をご提供いただいた「東京ニュース通信社」様と、毎年花束のご提供をいただいている「日本ばら切花協会」様に、心から感謝いたしますとともに、毎回、協賛金、福引景品をご提供いただいております協賛会員各社様に改めて感謝申し上げます。
(エランドール賞委員会)
2013年2月7日(木曜)18時30分開会 新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホール ※選考対象期間 2011年12月1日〜2012年11月30日 |
男性女性交互 五十音順敬称略 (6名)
染谷 将太![]() 1992・9・3生 東京都出身 (所属:エビス大黒舎) 映画
テレビ
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尾野 真千子![]() 1981・11・4生 奈良県出身 (所属:コムスシフト) 映 画 「外事警察 その男に騙されるな」
テレビ
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松坂 桃李![]() 1988・10・17生 神奈川県出身 (所属:トップコート) 映 画
テレビ
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武井 咲![]() 1993・12・25生 愛知県出身 (所属:オスカープロモーション) 映 画
テレビ
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森山 未來![]() 1984・8・20生 兵庫県出身 (所属:オフィス作) 映 画
テレビ
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真木 よう子![]() 1982・10・15生 千葉県出身 (所属:フライングボックス) 映 画
テレビ
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○映画(プロデューサー賞)
○映画(プロデューサー奨励賞)
○テレビ(プロデューサー賞)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
○プロデューサー協会特別賞
『草原の椅子』
監督も脚本家も飲むのも食べるのも大好きなメンバーが揃ったせいか、『草原の椅子』という映画はやたら飲食のシーンが出てくる。パキスタンのバザールでの食事のシーンから始まって、惣菜屋のコロッケと缶チューハイで侘しく晩御飯を食べる主人公・憲太郎(佐藤浩市さん)のシーンを『梅』とすれば、憲太郎が友人の富樫(西村雅彦さん)の故郷で振る舞われるちらし寿司とつみれ汁の夕餉は『松』か。
憲太郎も現金な男で、富樫と知り合った晩は立ち飲み&つまみは百五十円均一なんて店に誘い生ビールを飲んでいるが、器屋のオーナーでヒロインの貴志子(吉瀬美智子さん)が一緒のときは赤坂の高級そうな店で大吟醸など飲んでいる。深夜一人で飲んでいるのはウィスキーなので、酔えればなんでも派、なのかもしれない。
お酒と言えば富樫はビールと日本酒。日本酒を飲むときは実に美味しそうに飲む。ただ、部下に自殺された晩は大荒れで冷酒の残っているグラスにビールを注ぎ足して飲もうとしているので、こちらも酔えればいい人なのかもしれない。ちなみにその時飲んでいるのは青森の『田酒』。実に残念である。
お酒と親和性が一番高いのは貴志子さんかもしれない。真っ昼間、街中を一升瓶を抱えて雨の中を走って帰るシーンが初登場。雨が止むなり暗くなるまで待てなかったのか? 待てなかったんだろうなあ、後日昼酒を聞こし召した憲太郎に「昼間から飲むお酒、大好きです」と色っぽく囁いているのだから。挙句の果ては禁酒国・パキスタンで、どこでどう話をつけたのか密造酒を入手してこれまた走って帰ってくる。「でかした」と言われて満面の笑みで「しあわせ」と答えるのである。
ちなみに3週間に及ぶパキスタンロケ、贅沢を言わなければお酒を手に入れることは出来た。彼の地でのロケをお考えの皆様、ご心配なく。どちらかというと豚肉の入手のほうが困難で、「ソーセージ食いたい」「日本に帰ったらとんかつ!」という声が撮影現場に満ち満ちていた。
実はこの映画、シナリオ作りから撮影まで黄金期の日本映画を意識して作ってきた。表現としても小津映画のユーモアなどすごく意識している。小津映画と言えば山田洋次監督の『東京家族』。勝手にライバルと思っております。そういえば小津さんの映画もみんなよく飲んでますよね。
協会として今年最初のイベント「プロデューサーズ・カフェ」が去る1月22日18:00から株式会社角川書店第3本社ビルの会議室で行われた。
講師は今話題のニコニコ動画の運営会社、株式会社ニワンゴの代表取締役社長の杉本誠司氏。
会場には当協会の杉田成道会長をはじめ、協会所属会社の若手プロデューサーや角川グループの社員も交え総勢72名の参加者であふれた。講師の「Webというものをどう捉え、それを今後のビジネスにどう繋げていくか」という今日的なテーマに、参加者は熱心に聞き入り熱気のこもった会場となった。
ニコニコ動画は現在、無料会員の登録数は2991万人で月35万人の増加があり、有料会員の登録数は176万人で月3万人のペースで増加中である。しかしながら、この3000万人という全体ユーザー数は莫大であるが、決してマスとしての機能はないこと。また多岐にわたる情報受動者(ユーザー)のニーズに対し、いかに情報提供者であるメディアが付加価値をつけインタラクションするかが問題となるとの指摘や今後ユーザーをどう拡げていくのか等の課題が報告され、参加者からの質疑があり、会長の謝辞で会を締めくくった。
今でこそ希望のドラマ作りに携わっていますが、私の最初の配属は事業局でした。その頃、フジテレビでは大型コンサートや、台場に移転したばかりだったので本社イベント、美術館展等、多岐にわたるイベントを主催していました。その中でも業務部といってお金の伝票入力や契約書作りを主にしていました。社会人生活にも慣れず、超文系だった自分には、チンプンカンプンなお金の計算。1000万円のはずが1億円と入力して黒字イベントを赤字イベントにしてしまう等のミスも連発していました(汗)。それでも、右も左も分からない自分に周りの先輩達は優しく根気強く指導してくれてましたね。東京の美味しいレストランなんて、行ったこともない自分を誘ってもらい、ご馳走してもらっていました。あの頃から、多少グルメに目覚めたのかもしれません。そして、何より実際のイベントに連れ出してもらい、直接、触れることで、エンターテイメントの素晴らしさに感動したのも、あの頃です。小室哲哉さん率いるglobeのコンサートに鳥肌が立ったり、台場の本社での年越しイベントに興奮したり、何もかもが新鮮で刺激的でした。三つ子の魂百までではありませんが、その感動体験が、現在のドラマ作りでも活かされている瞬間があります。ドラマもイベントと同じくライブ感が必要だと思い、プロデュースしたドラマを一部、生放送する試みもしました。いずれにせよ振り返ってみると様々な先輩達に支えられて、何とかここまで来れたんだと思います。それに引き換え、自分が後輩達に同じように社会人としてのノウハウを教えてあげられてるかと言うと、全く出来ておらず反省しますね(汗)。あの頃、先輩達や上司に奢ってもらいながら、「お前が、また下の子達に返してあげれば、いいさ」と言われていた事をそろそろ実現しないと…。
お手元の会員証の有効期限は2013年3月31日となっております。
更新のためタテ3センチ×ヨコ2.5センチの写真(データ可、カラー、モノクロいずれも可)1枚を写真裏面に必ずお名前を明記の上、事務局までお送り下さい。
データの方は メール info@producer.or.jp にてお送り下さい。
日時 2013年2月7日(木) 18時受付 18時30分開会 20時30分閉会予定
会場 新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホール(立食形式)
パーティー会費
ドレスコードはありません。※会場内の撮影は禁じます
会員の皆さまの多数のご参加をお待ち申し上げます。
日時/平成25年4月13日㈯ 8時40分 集合
◎9時24分 インスタート(5組) 【競技方法 新ぺリア方式】
場所/越生ゴルフクラブ 〒355?0354 埼玉県比企郡ときがわ町大字番匠61 ℡0493-65-1141
関越自動車道鶴ヶ島インター下車15分、東武東上線坂戸駅下車、クラブバスあり
会費/23,000円 (プレー費・パーティー費、賞品代含む)
締切/3月29日㈮ 事務局必着
*初めて参加される方は事務局までご連絡下さい。
一般社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会 親睦委員会☎03-5338-1235