エランドール賞委員会
この度、東京「ドラマアウォード2009」で新春ワイド時代劇が、特別賞を受賞しました。一昨年は、エランドール特別賞も頂きましたが、正月恒例の長時間時代劇として多くの視聴者に受け入れられ、また局の看板番組として、30年以上続けてきた賜物だと思います。
そして32作品目の2010年1月2日(土)放送は、柳生武芸帳を巡る騒乱を描いた、五味康祐の未完の傑作「柳生武芸帳」のドラマ化です。
主人公の孤高の剣豪・柳生十兵衛には、反町隆史さんが時代劇初主役で演じます。老若男女、時代劇ファンも唸らせる、魅力たっぷりの新しい十兵衛の誕生です。
物語は、柳生武芸帳を巡る暗闘を縦糸に、父・宗矩と息子・十兵衛の確執を横軸に据え、世を守る正義とは何か、剣に生きる武芸者とは何か、激動の時代の中でどう生き抜くか…を壮大なスケールの中で描いた、本格時代劇の決定版です。
他の出演者は、弟・柳生又十郎に今回、時代劇初挑戦になる速水もこみちさんや、山本太郎さん、内田朝陽さん、吹越満さんなど個性派実力派の俳優陣や、逢沢りなさん、菊川怜さん、羽田美智子さん、高島礼子さんら女優陣が華を添えます。また、倒幕を企む公家に京本政樹さん、剣豪・宮本武蔵には宅麻伸さん、その武蔵と決闘をする柳生兵庫介に松平健さん、そして、宿敵・山田浮月斎に松方弘樹さん、父・柳生但馬守宗矩に高橋英樹さんらベテラン陣が脇を固めていただき、お正月らしい豪華キャストになっています。
9月の末に京都の東映京都撮影所でクランクインし、12月の頭には無事にオールアップを迎え、只今仕上げの作業中です。今回は、京都近郊だけでなく山口県まで出向き、秋吉台周辺で撮影も行いました。独特の岩が顔を出すカルスト台地を舞台に、柳生十兵衛と山田浮月斎が最後の決闘を行いました。まさに武芸帳を巡る騒乱の最終場所としては最高のロケーションで撮影が出来、今から放送を楽しみにしています。
また目玉として、時代劇史上初対決になる、松方弘樹VS高橋英樹など、時代劇ファンが泣いて喜ぶ仕掛けも盛り込み、殺陣の醍醐味、魅力をフルに活かした時代劇を目指し、スタッフ一同、最高の作品にすべく邁進しています。お正月には、日本人らしく、・日本人の心に触れられる時代劇・に酔いしれてみてはいかがでしょうか。1月2日(土)午後4時からの放送を御期待ください!
セミナー会場で結婚式が始まった。暫くしてそれは葬式へと変わった。約60名の受講生たちは瞬時に正反対の芝居を要求される。会場に喜怒哀楽の感情が渦巻いた。人間の感情が際立って表出する婚礼と葬儀、数々の人間模様を受講生一人一人が即興で演じていた。水田伸生講師のワークショップは、人の一生を集約したかの如く、俳優たちに「本物」の大切さを学ばせた。映画「なくもんか」の一節を演じさせたり、持参した宝物を披露し講釈させたりと、笑いと涙が詰まった2時間のワークショップだった。
続いてアクターズセミナー賞選定オーディションへと移行。打って変わって会場の雰囲気はぴんと張り詰める。受講生の緊張は最高潮へと達する。彼らにとっては一生に一度のチャンスかも知れない。加えて審査員を務めるのは、現役で活躍するプロデューサーやディレクター。俳優たちの演技にも自ずと熱がこもる。静寂が破られてはまた静寂へ、次から次へと自己アピールの演技が行われる。ペンを持つ審査員の顔つきも厳しい。射るような鋭い眼差し、些細な動きも見逃さないぞという気迫。審査員も俳優たち同様に全身全霊を傾け、このオーディションに取り組んでいるのだ。採点される側も採点する側も真剣勝負、一流のオーディションだ。
勝負が終わった後は、「出会いの広場」の開催。今回、審査員をそのまま会場に残す形をとった。自分の演技を見てもらった審査員と話ができるとあって、会場は盛況を呈した。真摯に応対し熱弁をふるわれている審査員の姿が見られた。
最後に審査結果の発表が行われた。喜びと落胆の声がないまぜになる。今回は総じて男性より女性が優位。女性3人、男性1人を優秀者に選び表彰。賑やかに閉会となった。朝の10時から夜の6時まで、生放送の番組を一気に終えたかのような達成感があった。
優秀賞受賞者は来年のエランドール賞パーティーで改めて紹介され、協会員の方々と接する機会ともなる。エランドール賞が大規模でマスコミ向けのイベントであるのに対し、同じ西新宿の地にて、アクターズセミナーはあくまで小さな手作りのイベントだ。今回の優秀者が、あのエランドールの壇上で多くの方に披露されるということに意味深いものを感じる。
このアクターズセミナーは、ほんの一握りではあるがプロデューサーが俳優と接し、俳優の発掘を行うきっかけの場である。今回も充実した有意義なセミナーになったと言えよう。
その他、セミナー委員、事務局員のみなさまの労に感謝の意を表します。
尚、会場にて受講生全員のオーディションの模様をカメラに収録しました。そのDVDが出来上がっております。ご覧になりたい方は事務局より貸出します。彼らにドラマ出演の機会を与えて頂ければ幸いと存じます。
(五十音順)
今村 洋一(いまむら よういち)
オーディションでは、影響を受けたヒッチコック映画を自作短編サイコサスペンスとして発表させて頂きました。限られた時間の中で、如何に自分らしい演技をし、見る人達を楽しませるかという事は、そのままこれからの役者人生をどう生きていくかに繋がるのではないかと感じています。 |
おの さなえ
時間の流れが早く感じた一日でした。
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小野 ゆり子(おの ゆりこ) 今回参加させて頂き、ありがとうございました。水田監督が「俳優は我慢クラブ。壁にぶつかっても諦めないことが大事」と仰った事で、私も諦めない根性を持ち続けようと心に決めました。常に・白・でいて、何色にでも染まる女優を目指したいと思います。
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鶴町 梨紗(つるまち りさ) 役も台本も決められていない即興芝居では、予想もつかないような事が次々と起こり、とても新鮮な感覚を覚えました。 |
※会場内の撮影は禁じます 会員の皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。
11月1日(日)サンレイクカントリークラブ(栃木県鹿沼市)に於いて、19人が参加し開催されました。(競技方法は新ペリア方式で行いました。) (親睦委員会)
順 位 |
氏 名 |
中 |
南 |
G |
H |
N |
---|---|---|---|---|---|---|
優 勝 |
渡辺紘史 |
41 |
42 |
83 |
10.8 |
72.2 |
準優勝 |
力武敏彦 |
46 |
43 |
89 |
14.4 |
74.6 |
第3位 |
玉川 靜 |
44 |
46 |
90 |
14.4 |
75.6 |