昨年12月、協会員によるアンケート投票から始まったエランドール賞の選考は、エランドール賞委員会の各委員たちによる、数回にわたる熱心な討議の結果、最終的に、1月15日の最終選考委員会で、受賞者が確定し、1月19日の理事会において、次のように承認され、決定しました。
新人賞は協会員の投票によって選出され、決定しました。スター性、演技力、いずれをとっても、次代の映画・テレビを背負って立つ、輝ける新人たちです。
池松 壮亮
北川 景子
斎藤 工
黒木 華
鈴木 亮平
二階堂ふみ
(男性女性交互アイウエオ順)
以上の6名の方が選ばれました。
新人賞には、副賞として、東京ニュース通信社から「TVガイド賞」として銀製の写真立てが贈られます。
本年度を代表するヒット作を制作したプロデューサー賞、ならびに今後の将来性が期待されるプロデューサー奨励賞は、映画、テレビそれぞれの部門で以下の方が選ばれました。
○映 画(プロデューサー賞)
「永遠の0」
上田 太地
筒井 竜平
守屋圭一郎
○映 画(プロデューサー奨励賞)
「超高速!参勤交代」
矢島 孝
秋田 周平
○テレビ(プロデューサー賞)
「花子とアン」
加賀田 透
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
「三匹のおっさん
~正義の味方、見参~」
山鹿 達也
井上 竜太
本年度の特別賞の受賞はありませんでした。
エランドール賞選考アンケートに協力いただいた協会員のみなさん、
ありがとうございました。
また今年度も新人賞副賞をご提供いただいた「東京ニュース通信社」様と毎年花束を提供していただいている「日本ばら切花協会」様に、心から感謝いたしますとともに、毎回協賛金、福引景品をご提供いただいております協賛会員各社様に改めて感謝申し上げます。
2015年エランドール賞 授賞式・新春パーティーは2月5日(木)18時受付、18時30分より新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホールにて開かれます。(詳しくはこちら)
今年の授賞式パーティーの演出はテレビ東京が担当します。
皆さまの多数のご参加をお待ち申し上げます。
(エランドール賞委員会)
(敬称略)
2015年2月6日(木曜)18時30分開会 新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホール
※選考対象期間 2013年12月1日~2014年11月30日
男性女性交互五十音順敬称略(6名)
1990・7・9生 福岡県出身
(所属:ホリプロ)
映 画
テレビ
1986・8・22生 兵庫県出身
(所属:スターダストプロモーション)
映 画
テレビ
1981・8・22生 東京都出身
(所属:ブルーベアハウス)
映 画
テレビ
1990・3・14生 大阪府出身
(所属:パパドゥ)
映 画
テレビ
1983・3・29生 兵庫県出身
(所属:ホリプロ)
映 画
テレビ
1994・9・21生 沖縄県出身
(所属:ソニー・ミュージックアーティスツ)
映 画
テレビ
○映画(プロデューサー賞)
○映画(プロデューサー奨励賞)
○テレビ(プロデューサー賞)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
映画「ストロボ・エッジ」
あの廣木監督が胸キュン少女漫画を原作に…皆さんはどのような作品を期待されるでしょうか。映画「ストロボ・エッジ」は、大人気少女コミックが原作で高校生たちの瑞々しい「初恋」を丁寧に、そして恥ずかしくなるほど真正面から描いたラブストーリーです。同じ原作者・咲坂伊緒氏の映画「アオハライド」と同じプロデューサー陣で、私自身も2本目の作品になります。この超純粋な初恋ラブストーリーをどう映画で表現すればいいものか…まだまだ経験がない中、学生時代からファンであるこの作品に向け、自分の持てる全てを出し切ろうとします。しかし、残念なことに持ち合わせていたのは、美しくも作品に不釣り合いな思い出たちばかり…何とかいい具合に美化しながら脚本作成に臨みました。
8月1日の炎天下の中、新潟の高校パートからクランクイン。新潟県を中心に、神奈川県の相鉄線などで撮影を敢行。オールロケのため、キャストはいわば「合宿」で役が抜けることなく集中して撮影に臨めたようですが、一方スタッフ側としては限られたスケジュールの中で天気とにらめっこしながらドキドキした撮影となりました。夕日が海に落ちていくシーンなどは、ここしかない!というタイミングで撮り切り、他パートもギリギリのところで天候にも恵まれ、タイトなスケジュールの中無事クランクアップしました。
一ノ瀬蓮役の福士蒼汰さんは、某有名アクション作品のオーディションで憧れのキャラクターを聞かれ、一ノ瀬蓮の名前をあげる(制作スタッフは想像通り〝?〟)ほどの原作ファン。念願ともいうべき役どころに、気合い十分で臨んでいました。また、木下仁菜子役の有村架純さんは、初めて役作りのために長くのばしていた髪をバッサリ切る(かわいい!)など、こちらも気合十分。4度目の共演でもある両主演をはじめ、とにかく気合いの入った若手俳優部。対して、メガホンをとるのは名匠・廣木隆一監督。廣木監督のヒントを与え俳優陣に「考えさせる」演出は、若手俳優陣にとって新鮮かつ刺激的だったようです。
それらを踏まえ注目して頂きたいのは、長岡の花火大会をバックに収めたシーンです。映画で使用するのは邦画史上初とのことで、もはや花火の域を飛び超えた大迫力「花炎」は、有村さん演じる仁菜子が切ない感情を表現するシーンを切なく彩り盛り上げてくれています。また、相鉄線の全面協力の元で撮影された電車のシーンは今までの邦画では見たことのないテイストで、まさに廣木監督の真骨頂といえるシーンですので、ぜひご覧いただきたいと思います。(このシーンで流れる曲は監督が作詞されました!)
そして昨年末、仕上げが終わりついに作品が完成しました。「〝好き〟ってなんだろう…」完全に忘れていたあの頃の純粋な気持ちを胸に、今春の公開に向けて宣伝活動が本格的に始まりました。自分が高校生だった頃を思い出し、純粋で真っ直ぐなラブストーリーをぜひご覧いただければと思います。
今でも状況は変わらないのでしょうが、20年前は『AD残酷物語』なる言葉が一般にも知られる程、基本的人権が認められていない種族でした。名前で呼んでもらえず、良くて「おい新人!」
そんな頃のことです。番組のプロデューサーと主演女優の打ち合せの場に、お茶くみ要員として呼ばれました。打ち合わせ中、女優のAさんが初めて私の方を向いて言うのです。『池田君、○○買ってきてもらえるかなあ』当然、ADに自己紹介をする権利は与えられていません。なのにです。その頃、トレンディドラマの女王として名を馳せていたAさんが私の名前を呼んだのです。実に、心躍る出来事でした。
そこには、Aさんの悪戯心とでも言う様な、ある種の狡さが介在しています。私が席を外していた会議室で『あの新人君、何て名前なの?』という会話があった筈、名前で呼んでもらった私が、その経験を一生の思い出とし、Aさんの信者になってしまう事もわかっていたに違いありません。でもです。そんな悪戯心を差し引いても、お釣りが余る程くるような気遣い。流石、一流の人は違います。
Aさんのような大人になりたい、そう思い業界の新人君たちに接してきたつもりです。会社の内外でドラマを志す若手を見つけたら積極的に声を掛けるようにして来たつもりだったのです。ですが先日、会社の後輩に言われてしまいました。『先輩、よくドラマ志望の新人に声掛けますよね? それで、相手喜ばせておいて自分の手下みたいにするの上手いですよね』どうやら、私の行動は、新人を喜ばせる為の良心的な悪戯心よりも、自分になつく後輩を一人でも多く作ろうとする狡さバレバレの行動になってしまっていたようです。
なかなかAさんの様にはなれないなあ、と思いつつ、プロデュース業や、ディレクター業に勤しむ毎日です。
日時 2015年2月5日(木) 18時受付 18時30分開会 20時30分閉会予定
会場 新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホール(立食形式)
パーティー会費