日 時/10月21日(水)13:00開場 13:30開演
会 場/東京プリンスホテル2階
「プロビデンスホール」
司 会/石坂浩二
審査委員長/杉田成道
※今年も、授賞式(収録)を国内(BSスカパー)
海外(WAKUWAKU JAPAN)にて放送予定です。
(プロデューサー協会の受付があります)
日 時/2015年10月22日(木)11:00~17:00
場 所/千代田放送会館(千代田区紀尾井町1-1)
日 時/11月8日(日)
会 場/専門学校東京アナウンス学院 アトリエクマノ
参加費/5000円
定 員/18歳以上 60名
※エントリーは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
実施プログラム
受付開始/9時30分
第一部「ワークショップ」10時~12時30分
講師/渡辺一貴(わたなべ かずたか)
NHKドラマ番組部 チーフ・プロデューサー/演出
1969年静岡県生まれ。91年NHK入局。主な演出作品に、大河ドラマ「龍馬伝」(2010)、「平清盛」(2012)、連続テレビ小説「ちゅらさん」(2001)、「まれ」(2015)、土曜ドラマ「監査法人」(2008)、 「リミット~刑事の現場2」(2009)、 ドラマ10「ガラスの家」(2013)など。
休憩 12時30分~13時
第二部「アクターズセミナー賞
選定オーディション」13時~16時
一人2分30秒以内で自己表現
審査委員長 若泉 久朗(協会副会長)
審 査 員 臼井 央(東宝) 菊池 淳夫(東映)
石塚 慶生(松竹) 吉田 憲一(日活)
稲葉 尚人(角川) 勝田 夏子(NHK)
大谷 太郎(NTV) 西河喜美子(EX)
高成麻畝子(TBS) 阿部 真士(TX)
藤野 良太(CX) 渡辺 一貴(NHK)
第三部「出会いの広場」16時~17時
参加者とプロデューサーとの交流
第四部「結果発表と表彰式」
17時~17時30分
※アクターズセミナー賞受賞者は、2月の「エランドール賞パーティ」の会場において紹介されます。
「美女と男子」では、ドラマ10としては初めての、連続20回という長期シリーズに挑みました。かつては、半年間・2クールの連続ドラマは珍しくありませんでしたが、今では数少なくなっています。私自身も、大河ドラマ・朝ドラ以外でこれだけ長い連ドラは初めてでしたし、多くのスタッフにとっても初めての挑戦でした。この長期シリーズが企画された理由は二つあります。一つは、短いシリーズだと視聴者になじみが出てきた頃に終わってしまう、という反省から。もう一つは、海外で展開できるコンテンツにしたい、という要請があり、海外とりわけアジア圏で売るためにはある程度の長さが必要であること。そこで、日本の視聴者、特にメインターゲットである40~50代の主婦層に満足してもらうことを第一としながら、アジアで売ることも意識しての制作となりました。ヒロインには「ごくせん」がアジアでも大人気の仲間由紀恵さん、主題歌はアジアの歌姫・浜崎あゆみさん、と理想のキャスティングが実現し、あとはどんなドラマを作るか。日本の視聴者も、アジアの視聴者も満足させる名案はあるのか、脚本作りも演出も、試行錯誤でした。たどりついたのは、いい意味での『ベタさ』を大切にすること。年上の「美女」マネージャーと年下のイケメン「男子」俳優が芸能界の頂点を目指すうち、いつしか恋に…というベタな設定。そして二人をこれでもかとばかり次々に困難が襲いかかる…というベタな展開。当初、連続20回のシリーズを作ることが決まったときは、「サザエさん型」といいましょうか、一話完結で毎回色々な事件が起きるが解決し、主人公たちに変化はない、そんなスタイルを漠然と考えていました。しかし脚本の田渕久美子さんと打合せを重ねる中で、それではドラマにダイナミズムが出ないことに気づき、ヒロインが最初に勤めた芸能事務所の倒産~新しい事務所への移籍~信頼する社長がクーデターにより解任~退社して自ら立ち上げた新事務所の社長となるヒロイン、という『ベタな』展開を作りました。最終回の放送直後から番組ホームページの掲示板は異例の盛況ぶりを見せ、続編やスピンオフ制作の要望が殺到しています。日本の視聴者の心をつかむことには成功したといえるのではないでしょうか。ここから、海外の放送局や配信会社への営業をかけていくことになります。果たしてどのように受け入れられるのでしょうか。
金曜8時のドラマ 『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』
一昨年の10月に立ち上がった連続ドラマ枠「金曜8時のドラマ」は3年目に突入します。この10月クールは『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』。西田敏行さん演じる"ハマちゃん"と三國連太郎さん演じる"スーさん"のコンビで22年間にわたり全22作が公開され、日本中で愛された国民的映画シリーズ「釣りバカ日誌」の初の連続テレビドラマ化です。原作は1979年からビッグコミックオリジナルで連載が続いている漫画「釣りバカ日誌」と、そのスピンオフ作品「釣りバカ日誌番外編 新入社員浜崎伝助」。映画シリーズとは一味違い、誰も見たことがない"新入社員時代のハマちゃん"が主人公で、2020年の東京オリンピックに沸く大手ゼネコンに入社した"超マイペース"なハマちゃんが彼なりの一生懸命さで、前向きに生きていく様をコミカルに描いていきます。
主人公の浜崎伝助を演じるのは、幅広い世代から人気・好感度ともに急上昇中の濱田岳。2015年の今、"ハマちゃん"の魅力を存分に引き出す事が出来る若手俳優は、この人を置いて他には存在しません。撮影現場は、濱田君ならではの愛すべきフレッシュなハマちゃんを中心に、全スタッフ・キャストが新たな『釣りバカ』の究極の形を作るべく奮闘中です。
一方、"スーさん"こと鈴木一之助を演じるのは西田敏行さん。ハマちゃんとして生きてきた22年間はすべて捨てて、今度はスーさんとして生きていく! と、その覚悟を口にされ、愛嬌と"ブラック"が共存した新しいスーさんが、撮影現場で笑いを誘っています。他にも、個性と実力を備えたキャスト陣が、ひと癖もふた癖もあるキャラクターを演じ、映画から脈々と受け継がれる"お約束"を展開します。
日本を代表する映画シリーズの偉大なイメージが先行しているだけに、スタッフ・キャストはそれぞれにプレッシャーを感じつつも、その緊張感を前向きなエネルギーに変えて、この"高い山"登りを楽しんでいます。ハマちゃんの濱田君、スーさんの西田さんはもちろん、映画シリーズを作られてきた朝原監督や松竹のスタッフの皆さんも、お茶の間で愛される"ドラマの釣りバカ"に全力で新風を吹き込んでくれています。
年代や性別を超えて楽しめるテレビドラマが減ってしまった今、10月23日から始まるこのドラマ版『釣りバカ日誌』が、テレビの前にちょっとでも家族を呼び戻せるきっかけになれたら、こんなに嬉しいことはないと思います。
デジタルよりはアナログ派! と私は自分のことを思っています。新人時代はまさにアナログでした。
子供向けの実写番組を担当していた時です。平成になってましたが、携帯もなかったし、会社の電話はまだ黒電話で、ジーコジーコとダイヤル回してました。ワープロの画面も小さかったし、脚本家の先生の原稿は手書きでした。原稿の受け渡し場所は、喫茶店だったり(滝沢、懐かしい)、駅の改札だったり、東映本社で最後の何枚かを書き上げて頂くのをそのまま受け取ったり…と、やはりアナログでした。
ある時、駅で原稿を受け取りました。「おそば食べませんか、美味しい店があるんです」と脚本家の先生に言われるがままに、手打ちのおそばを頂きました。ざるでした。美味しかったです。腹ごしらえもしたし、印刷所にこのまま行くのもよし、会社まで取りに来て頂くもよし、どっちにしよっかな~なんて思ってました。その時です。「卓球しましょう」先生からいきなりなお言葉が。卓球…? 反射神経で「はい」と答えてました。二人で卓球場に入ります。ラケットを握りながら、心の中に少し不安が広がりました。てか、原稿、早く印刷所に渡したい…よく、逸話的に聞きます。酔っぱらって電車の網棚に原稿置き忘れた、タクシーに忘れた、結局出てこなかったけど、作家がちゃんと覚えていて書き直してくれた(これは奇跡的な例でしょうか)…いやだ、そんなことは絶対にしたくない。ラケットを握り、カッカッとボールを打ちながらも、足元に置いた原稿を入れたバッグに神経をとがらせていました。こんなところで、原稿を無くしたら…とはいえ、卓球もなかなか波に乗ってきます。「やりますね」と先生に褒められ、少し得意にも。ええ、私、案外卓球得意なんです…その頃時代はバブルで、私は、ボディコン着てました。嘘です。でも、タイトスカートみたいなの穿いてました。スリット破れました。スニーカーなんて持ち歩いてないんで、パンプスぬいで卓球しました。ストッキングのかかとも、もうびりびりです。スマッシュ打つ時の足にかかる力、半端ありません。小一時間ほど卓球したでしょうか。もう汗びっしょりで…あの後その足で印刷屋さんへ行ったのか、もう覚えていません。これが私の新人時代の印象的な思い出で、こういう体験はもうないだろうなと思うと少しさびしい気持ちです。
7月号でご案内しました12月1日の「映画の日」に行われる永年勤続功労章に会員の進藤淳一氏が表彰されることになりました。
授賞式・新春パーティーのお知らせ
日時/2016年2月4日(木)18時受付
18時30分開会 20時30分閉会予定
会場/新宿京王プラザホテル南館5階
エミネンスホール(立食形式)
詳細は次号でお知らせ致します。
秋の親睦ゴルフ会を次により開催致します。ぜひご参加下さい。
《日時》 平成27年11月6日(金)
《場所》 越生ゴルフクラブ
《会費》 20,000円(プレー費、パーティー費、賞品代含む)
《締切》 10月23日(金)事務局必着
※初めて参加される方は事務局までご連絡下さい。
一般社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会
親睦委員会 電話/03-5338-1235