今年もエランドール賞の季節がやってきました。エランドール賞の選考については例年通り、昨年12月に協会員の皆さまにアンケート投票をお願いし、その結果を基にエランドール賞委員会で慎重に討議を重ねました。1月17日の最終選考委員会で受賞者を確定、1月18日の理事会で次のように承認・決定されました。
新人賞は協会員の投票によって選出され、決定しました。いずれもスター性と演技力を兼ね備え、次代の映画・テレビを背負って立つことが期待される俳優女優の皆さんです。
坂口健太郎
高畑 充希
ディーン・フジオカ
波 瑠
星野 源
広瀬 すず
(男性女性交互アイウエオ順)
以上の6名の方が選ばれました。
新人賞には、東京ニュース通信社から副賞として「TVガイド賞」、銀製の写真立てが贈られます。
本年度を代表するヒット作を制作したプロデューサー賞、ならびに今後の将来性が期待されるプロデューサー奨励賞は、映画、テレビ、それぞれの部門で以下の方が選ばれました。
○映 画(プロデューサー賞)
「シン・ゴジラ」
山内 章弘
○映 画(プロデューサー奨励賞)
「君の名は。」
川口 典孝
○テレビ(プロデューサー賞)
「真田丸」
屋敷陽太郎
吉川 邦夫
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」
小田 玲奈
特別賞には新しいドラマの広げ方を示した「逃げるは恥だが役に立つ」制作チームが選ばれました。
エランドール賞選考アンケートにご協力下さった協会員のみなさん、ありがとうございました。 また今年も新人賞副賞をご提供いただく「東京ニュース通信社」様と毎年花束を提供していただいている「日本ばら切花協会」様に、心から感謝いたしますとともに、毎回協賛金、福引景品をご提供いただいております協賛会員各社様に改めて感謝申し上げます。
2017年エランドール賞 授賞式・新春パーティーは2月2日(木)18時受付、18時30分より新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホールにて開かれます。
今年の授賞式パーティーの演出はNHKが担当します。
皆さまの多数のご参加をお待ち申し上げます。
(エランドール賞委員会)
(敬称略)
2017年2月2日(木曜)18時30分開会 新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホール
※選考対象期間 2015年12月1日〜2016年11月30日
男性女性交互五十音順敬称略(6名)
1991年7・11生 東京都出身
(所属:トライストーン・エンタテインメント)
映 画
テレビ
1991年12・14生 大阪府出身
(所属:ホリプロ)
映 画
テレビ
1980年8・19生 福島県出身
(所属:アミューズ)
テレビ
1991年6・17生 東京都出身
(所属:ホリ・エージェンシー)
テレビ
1981年1・28生 埼玉県出身
(所属:大人計画)
テレビ
1998年6・19生 静岡県出身
(所属:フォスター・プラス)
映 画
テレビ
○映画(プロデューサー賞)
○映画(プロデューサー奨励賞)
○テレビ(プロデューサー賞)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
○特別賞
NHK-BS時代劇「雲霧仁左衛門3」
池波正太郎の傑作「雲霧仁左衛門」の連続ドラマ化、待望の第3弾の登場です。享保時代の江戸を舞台に、盗賊の首領・雲霧仁左衛門(中井貴一)をはじめ、個性豊かな“雲霧一党”が、取り締まる幕府側の安部式部(國村隼)率いる“火付盗賊改方”と競い合います。
第1シリーズは2013年に、第2シリーズは2015年に放送され、大好評を博しました。第2シリーズのラストで、仇敵を倒して本懐を遂げ、いずこかへ消えた雲霧仁左衛門。第3シリーズでは、池波原作の世界観や登場人物はそのままに、原作ストーリーのその後の物語を描いていきます。(第3シリーズからは“原案”となります)
池波正太郎原作、宮川一郎脚本という、大きな道標があった第1、2シリーズから、まっさらな広野へと踏み出した本作は、我々制作陣にとって大きなチャレンジであり、新作であるが故に、様々な課題・テーマが現れました。
○盗賊である雲霧仁左衛門の思考、行動はどうあるべきか?
○仁左衛門最大の敵であり、心が通うライバル的な存在でもある安部式部との対決構造を、より奥深く描くためには?
○各話毎のストーリー展開と、登場人物のキャラクターをどう融合させていくのか? その為の台詞は何か?
○本作の魅力である「大胆なケレン味」と「本格時代劇としてのリアリティ」の2つのバランスをどうとるか?
主演の中井貴一さんは、様々なジャンルのお芝居でご活躍ですが、「時代劇」にも並々ならぬ熱意をお持ちの方です。そして、京都撮影所のスタッフも、熟練の技を持った時代劇作りのプロフェッショナルが揃っています。作品に携わる皆の想いを推進力に、前作までの「雲霧仁左衛門」の世界を踏襲しつつも、ダイナミックな展開に富んだ新しい物語が出来上がりました。
キャスト、スタッフのシナジーで作り上げた2017年版の最新作「雲霧仁左衛門3」。時代劇ファンのみならず、誰もが楽しめる作品になったと思います。皆さま是非ご覧下さい!
NHK-BSプレミアム
毎週(金)夜8:00~8:43にて
放送中 (※最終回2/24)
原案:池波正太郎
出演:中井貴一、國村隼、内山理名 ほか
約25年前、それまでは本社勤務であった私は、30歳を過ぎてテレビドラマのプロデューサーとして京都撮影所に着任した。
本社の最初の部署で与えられた仕事は映画パンフレットの編集であったが、その後某俳優の写真集やカレンダーの撮影のため何度も海外ロケに赴き楽しい日々を送っていた。だがそんな日も長くは続かず、次に配属された部署では業務用カラオケの販促という仕事が待っていた。ここではカラオケクイーンというキャンペーンガールと一緒に全国のスナツクや居酒屋をめぐり、田舎の商店街ではビールケースの上で「ピーひゃらピーひゃら」とやらされた。少し前まではNYで撮影してたのに…。だが業者からは「課長、課長」と呼ばれていい気になっていたのも事実。そして京都である。
当然、映像の制作現場は初めてで、現場に慣れろと最初に制作進行助手をやることになった。当時の撮影所(今でもか)は魑魅魍魎が跋扈し非常に恐ろしい所であった。そんな所でスタッフの誰よりも早く出所し、いつ終るかわからない魑魅魍魎の酒盛りに付き合い、明け方にスタッフルームのカギをかけた。現場では幾つも年下のアンちゃんに呼び捨てにされ「××持って来いっ‼」とこき使われた。少し前までは「課長」だったのに…。
進行助手の仕事は二カ月で終了。プロデューサーとなった。例のアンちゃんも小林さんと呼ぶようになった。だが今度は技師クラスから怒られるようになってしまった。主に広報活動や予告PR作成の段取りであった。そして本直しの席で生意気な事を言ってしまい、大監督の逆鱗に触れてしまった(今でもその監督には恨みをいだいてい……ません。)
その後も主役俳優に胸倉を掴まれたり、泣かれたり、ケガの介抱をしたり、酔っぱらった大物を背負ってホテルまで運んだりしながら、言わねばならないことはキチンと言えと先輩に教えられ、何年か経った。そしてかつて怒っていた技師が若いスタッフに言っているのを小耳にはさんだ。「お前ら小林さんの言う事ちゃんと聞いとけよ」。なんだか嬉しかった。
そしてまた今は本社勤務である。あのアンちゃんは技師になり、魑魅魍魎の何人かや例の技師は鬼籍に入った。威容を誇ったNO.1ステージも焼け落ちた。新人時代、もう25年も前のことである。
日時 2017年2月2日(木) 18時受付 18時30分開会 20時30分閉会予定
会場 新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホール(立食形式)
パーティー会費
アクターズセミナー2016参加者がキャスティングされました