「AbemaTV」は、 株式会社サイバーエージェントと株式会社テレビ朝日が共同で〝無料で楽しめるインターネットテレビ局〟として展開する新たな動画配信事業です。2016年4月に本開局し、オリジナルの生放送コンテンツや、ニュース、音楽、スポーツ、ドラマ、アニメなど多彩な番組が楽しめる約30チャンネルを全て無料で提供しています。近年、オンデマンド型の動画配信サービスが主流となっている中で、受け身での視聴を想定し、テレビのように24時間編成された番組をいつでも無料で観ることができるリニア型の全く新しい動画サービスとしてスタートし、開局から1年でダウンロード数は1,600万を突破しました。
生活の中心にスマートフォンがあり大半の時間をそこに費やすことが一般的になった10代〜20代の若者たちをターゲットに、彼らの生活習慣や視聴スタイルに合わせた形でサービスを提供することを考えてきましたが、現在、約8割がスマートフォンからの利用で、35歳までの男女が全体利用者の約7割を占めています。
テレビ朝日さんとの共同事業として「AbemaTV」に取り組む中で、テレビ局にとって競合にもなり得る事業を共同で運営していくことにハードルがあるのではないか、というご質問をいただく機会も少なくないのですが、決して競合するものではなく、互いを補完し合える関係であるというように私たちは捉えています。昨年10月に、『SMBC日本シリーズ2016』の放送を地上波と同時に「AbemaTV」にてサイマル放送を行った際に、その視聴者の年齢属性データを分析したところ、地上波では、M3の視聴者が一番多く次いでF3、一方「AbemaTV」では、M1が一番多く次いでM2という結果になりました。同じ番組コンテンツを放送していたにも関わらず、視聴者の属性は大きく異なっていることが顕著となり、改めてテレビと「AbemaTV」は、視聴者を奪い合う関係ではなく、互いに補完し合う関係であるということを実感させられる出来事となりました。今後、「AbemaTV」から生まれたオリジナル番組やドラマが地上波で放送される日が来るかもしれませんし、若者が「AbemaTV」でそのコンテンツを知ることで、地上波で番組を観るきっかけとなる可能性もあるのではないかと考えています。
「AbemaTV」では、「ゴルフ」「HIPHOP」「将棋」など特定の趣味やジャンルに特化したチャンネルの拡充や各チャンネルでのコンテンツラインナップの強化を図っていますが、「AbemaTV」でしか観ることができないオリジナルの番組の制作にも積極的に取り組んでいます。約70のオリジナルレギュラー番組の放送をはじめ、2017年1月には、初めてのオリジナルドラマとして、テレビ朝日系で放送された人気ドラマの約5年ぶりの新シリーズ『特命係長 只野仁 Abema TVオリジナル』を放送し高い視聴を集めました。
その他にも、今年5月のゴールデンウィークには、『爆笑問題の検索ちゃん』『虎の門』などテレビ朝日系人気バラエティ番組を数年ぶりに特別番組として復活する取り組みも実施。
地上波でも人気の高い番組を「AbemaTV」でしか観ることのできないオリジナルの特別番組として放送することで話題も集まり、若年層の利用者にも大変好評をいただきました。
また、企画制作からすべて完全なオリジナル番組として、人狼ゲームの要素を取り入れた10代男女の恋愛模様に密着した恋愛ドキュメンタリー番組『オオカミくんには騙されない』は女子中高生を中心に高く支持されTwitterなどソーシャル上でも大きな話題を生んだほか、14歳の史上最年少棋士として注目される藤井聡太四段が、日本を代表する名棋士たちと対戦する番組『藤井聡太四段 炎の七番勝負』は、羽生三冠に勝利したニュースと共にテレビ局の垣根を超えて、多くのメディアが連日報道するなど日本中の注目を集める番組となりました。
さらに、元世界チャンピョンである亀田興毅選手に一般公募で選ばれた4名の挑戦者が1,000万円をかけてボクシングで勝負する試合を5時間生放送した『亀田興毅に勝ったら1000万円』では、番組企画発表のタイミングから話題化を狙いソーシャルメディアでのPRや仕掛けを積極的に行った結果、「AbemaTV」歴代1位の視聴数の約4倍にもおよぶ1420万という驚異的な視聴数を記録、生放送当日も主要なニュースメディアやソーシャルメディアは本番組の話題で溢れ、大きな話題を生み出すことができました。本番組は今後のオリジナル番組制作における足がかりとして、ひとつの手ごたえを感じられる番組であったと考えています「AbemaTV」は、将来的にインターネット発のマスメディアになることを目指しています。
生活の中で「AbemaTV」を観るという視聴習慣を少しでも多くの方にもっていただくためには、やはり継続的、習慣的に観たくなるオリジナルコンテンツを作ることが大きな命題のひとつです。
今後も、「AbemaTV」でしか観ることのできないコンテンツ作りに積極的に挑戦していきたいと考えています。
話題のヒットメーカーと交流するプロデューサーズ・カフェ。
今回のゲストはエランドール賞 テレビ部門・プロデューサー賞を受賞されたNHK屋敷陽太郎さん、吉川邦夫さんです。NHK大河ドラマ「真田丸」の制作の秘密に迫ります。
日本放送協会 制作局 第2制作センター(ドラマ番組)
屋敷陽太郎さん
吉川邦夫さん
【日時】
2017年6月26日(月)19時~21時
【場所】
映像産業振興機構(VIPO)
東京都中央区築地4−1−1 東劇ビル2Fホール
TEL.03−3543−7531
[地下鉄 日比谷線 東銀座駅]より徒歩2分
[都営浅草線 東銀座駅]より徒歩3分
※参加ご希望の方は協会事務局までご連絡お願いします。(参加費無料)
プロデューサーズ・カフェ委員会
連続テレビ小説『ひよっこ』
連続テレビ小説がスタートしたのは、1961年。以来、56年にわたってほぼ毎日放送してきた〝朝ドラ〟。「ひよっこ」は96作目になります。近年、再び朝ドラが注目を集めるようになって、記事になる機会も増えました。それによると、朝ドラには〝ヒットの法則〟があるそうです。「戦中戦後」「実在の人物」「仕事での成功」「タイトルの最後が〝ん〟」などなど。マズイです。どれも当てはまりません…。
「ひよっこ」は、東京オリンピックのあった1964年から始まる物語です。茨城県の北西部の小さな村・奥茨城村(架空)の農家に生まれたヒロイン・みね子は、父が行方不明になったことをきっかけに集団就職で上京。数々の出会いと別れを経験しながら自らの殻を破って成長していきます。
脚本は、「ちゅらさん」「おひさま」に続き3度目の朝ドラ執筆となる岡田惠和さん。今、どんな朝ドラを作るべきか?岡田さんと構想を練る中で、見えてきたのが「ごく普通の人々の物語」でした。歴史に名前は残していないけど、ひとりひとりに輝ける人生がある。そんな思いを込めて「ひよっこ」はスタートしました。
まったくオリジナルな物語なだけに、取材には力を入れています。50年前の農家の仕事や暮らしぶり、集団就職の実態、寮生活でのエピソード、ラジオの製造ライン、洋食店の1日の仕事…。スタッフが手分けして多くの方々にお会いし、貴重なお話を伺うことができました。そんなリアルなエピソードの数々を、脚本や美術などにも取り入れています。岡田さんの脚本は、笑顔の裏にも悲しみがあったり、涙の裏にも喜びがあったり、一筋縄ではいかない魅力があります。そして、どの登場人物にも愛情が注がれています。そんなあったかい脚本のもと、キャスト、スタッフが一体となって、楽しみながら収録が進んでいます。
有村架純さんはじめキャストの皆さんの熱演は本当に素晴らしく、冷静に観ているはずの試写の際にも思わず涙がこぼれてしまうことがあります。さらに、宮川彬良さんの力強い〝音楽〟、増田明美さんのユーモラスで心地良い〝語り〟、桑田佳祐さんのどこか懐かしい〝主題歌〟、とお勧めしたいポイントはたくさんあります。
今、放送しているのは、〝金の卵〟として上京したみね子が、ようやく仕事や東京での生活にも慣れてきたあたり。例えるなら、卵からかえってよちよち歩きを始めた感じでしょうか。決して平坦な道のりではありませんが、みね子の成長とともに、朝ドラ「ひよっこ」も羽ばたいていきたいと奮闘する日々です。ご覧いただけますと幸いです。
まだ20代と若輩者の私ですが、〝新人時代〟は、在名局の報道記者として始まりました。入社した年は、2011年。東日本大震災の直後でした。新人の恒例で、記者クラブの記者として〝いろは〟を教わりましたが、当時のキャップの方針で、1年目の、それもかなり早い時期から被災地へ取材に行かせていただきました。それから退職するまでの3年間、岩手県陸前高田市や福島県内各地へ、様々な企画や理由をつけて、何度となく行かせていただきました。 今でも鮮明に覚えているのは、震災から3度目の夏を迎えた、南相馬での出来事です。その取材は、「震災後、初めて一時帰宅が許可された人たちのお盆のお墓参りの実情を伝える」というものでした。当然、初めての一時帰宅なので、福島県内や、遠いところでは千葉県や石川県へ避難されている方々が戻ってきました。夜が明ける前に車で避難先を出て、津波で一面更地になった地元で、かつて〝家〟や〝お墓〟があった場所を、痕跡を探しながらのお墓参りでした。風景が一変してしまった地元を見つめるその姿が非常に印象的でした。その上、地元の人間でない僕に、ポツポツと、でも丁寧に「あの時はね……」とか、「ここが私の家でね。ほら…これが玄関だったのよ」「この木の近くにお墓があったんだけどなぁ…」と話してくれました。 数えてみると、東日本大震災から丸6年が経ちます。私はいま、子どもの頃からの夢だったドラマ制作をご縁があってやらせていただいていますが、どんなに忙しくても夏が来ると「実家に帰らなきゃ」「お墓参り行かなきゃな」と、何よりも強烈に思い出させてくれます。報道記者時代は、「ドラマをやりたい」という一心が何よりも強かったですが、あの時・あの場所でしか経験できなかったことを教えてもらえてたんだなぁと感謝しています。でもまぁ、こういったことがなくても、ちゃんと毎年お墓参りはすべきものではありますが……。
第62回大会は平成29年4月23日(日曜)越生ゴルフクラブで15名が参加して行われ、次のような結果となりました。
順 位 | 氏 名 | アウト | イン | G | H | N |
---|---|---|---|---|---|---|
優 勝 | 藤森いずみ | 42 | 43 | 85 | 12.0 | 73.0 |
準優勝 | 玉川 静 | 44 | 41 | 85 | 10.8 | 74.2 |
第3位 | 山田良明 | 46 | 49 | 95 | 20.4 | 74.6 |
第41回通常会員総会を下記により開催致します。
正会員の方はご出席下さい。
欠席される場合は総会成立のため、必ず委任状をご送付下さい。
(委任は出席理事氏名をご記入願います。)
また、総会終了後、懇親会を行います。
懇親会では新功労会員の方への表彰も行う予定です。
日時/2017年6月20日(火)
17時30分総会開会予定
終了後懇親会予定
会場/東映本社8階会議室
(東京都中央区銀座3−2−17)
JR有楽町駅、地下鉄銀座駅下車(C−6出口が最寄)
*例年と会場が変わります。
元東宝の坂野義光氏は去る5月7日逝去されました。86歳でした。ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。