1970年、シナリオ・センターは、当時創設者の新井一を慕って下さっていたシナリオ研究所の生徒さんが一株株主になって、優秀なシナリオライター、プロデューサー、ディレクターの養成を目的に創られた学校です。今年で48周年を迎え、ジェームス三木始め、内館牧子、岡田惠和、柏原寛司、森下佳子、山本むつみ、小林靖子氏などなど出身ライター600名強を輩出しています。何故たくさんのシナリオライターを生み出すことができたのか。それは、シナリオ・センターは、作家性を大切にし、表現技術を教えることのみに特化しているからです。表現するということは、作家性=クリエイティブと伝える技術=ロジックのふたつで成り立っています。案外気がつかれていないのですが、創作には感性、作家性だけではなく技術が伴わなければうまく表現できないのです。「型を知らずして型を壊せば型崩れ、型を知って型を壊せば型破り」と昔からいわれるように、どんなものでも基本の型、技を持たずに、やみくもに感性だけで勝負することはできません。むしろ感性を最大限に生かすためにも技術が必要なのです。キャラクターの作り方、映像の見せ方、すべてに技術があるのです。シナリオ・センターは徹底的にロジックの部分。創設者新井一が映像表現の技術を体系づけ、誰にでもわかるように創りあげた「シナリオの基礎技術」を元に映像表現の技術をお教えしています。
この「映像表現の技術」をシナリオライター育成だけでなく、プロデューサー、ディレクターの方々にも学んでいただける研修も行っています。シナリオライターの力をより引き出すディレクションの方法です。シナリオライターに対するディレクションに必要なものは、キャラクターの創り方、構成の立て方、セリフの機能などのシナリオの基礎技術と、1行ストーリー、3行ストーリーの創り方、構成の機能を理解し、ロジカルにシナリオライターへ適切な指示が出せることを目的としています。「なんか面白くないなあ」「バシッと決められない?」などつい感覚的なディレクションになりがちですが、シナリオライターへの具体的な指示ができるようにレベルアップを図れば、共によりよいドラマ、映画作りができます。
ご一緒にドラマ・映画作りをしていただけるように、ライターの卵たちも育っています。 技術を徹底的に学んでコンクール入選された者などの力のあるライターの卵たちが700名ほどいます。 その力のある者をご紹介できるシステム「ライターズバンク」を2000年に創りました。即戦力になる者たちをコンペで選んでいただけるシステムです。 若手のライターは、的確なディレクションをしていただければより大きなライターへと育っていくことでしょう。 シナリオ・センターは、映像業界の皆様とともに、シナリオを通して活性化を図りたいと思っています。
プロを育成する傍ら、視聴者として目を肥やす、想像力を広げることを目的に、小学生から大学生にもシナリオをお教えしています。 新井一は、自分が戦争反対の声を上げられなかったことへの後悔から、シナリオを書く事で、自分で想い、考え、伝える力を日本中の人に持ってもらいたいと考えて、「日本中の人にシナリオを描いてもらいたい」と願っていました。 シナリオを書くことは、人を、社会を、物事を俯瞰してみることができるからです。 キャラクターを考えることは、すべての人はみんな違うことがわかります。 金子みすずの世界ではありませんが、「みんな違ってみんないい」のです。 自分とは違う人物の気持ちを考えられる「想像力」と相手に伝える「創造力」はシナリオによって磨かれます。 誰もが自分を活かしながら、相手のことも生かすことができれば、やさしい社会を作っていくことができるはずです。 シナリオは、二つのそうぞうりょく(想像力&創造力)を創りあげます。 そして、そこから生まれてくるドラマや映画は、人の心を豊かにし、生きることの苦しみや悲しみに立ち向かう力を持たせてくれます。
より魅力的なキャラクター、より卓越した構成、心に響く台詞、より面白い設定、プロデューサーの皆様とご一緒に色々なシーンを創りあげていきたいと願っております。今後とも御力添えのほどお願いいたします。
シナリオ・センター
小林 幸恵
シナリオ・センター
1970年創設 東京校・大阪校 2018年現在会員数3000名
東京本部:
東京都港区北青山3−15−14
03−3407−6936
話題のヒットメーカーと交流するプロデューサーズ・カフェ。
今回のゲストは2017年度に大きな話題となった
TBSドラマ「カルテット」のプロデューサー 佐野亜裕美さん です。
次代を担う鋭い感性が生み出す魅力的なドラマとは?
佐野亜裕美プロデューサーの情熱と戦略に迫ります!
【日時】
2018年6月25日(月)19時~20時30分(18時30分受付)
【場所】
映像産業振興機構(VIPO)
東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2Fホール
TEL 03-3543-7531
東京メトロ「東銀座駅」6番出口より徒歩1分
【定員】
60名(※定員になりましたので参加お申込みは締め切りました。)
※参加ご希望の方は協会事務局までご連絡お願いします。(参加費無料)
協会事務局 03-5338-1235
☆佐野亜裕美氏プロフィール☆
TBSテレビプロデューサー。
2006年入社以来数々の作品をプロデュース
主なプロデュース作品「ウロボロス」「おかしの家」「99.9刑事専門弁護士」「カルテット」など
【主催】一般社団法人日本映画テレビプロデューサー協会
プロデューサーズ・カフェ委員会
【協力】特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)
日曜劇場『ブラックペアン』
チームバチスタシリーズで大人気の海堂尊先生原作の『ブラックペアン』 このドラマの原作・新装版『ブラックペアン1988』を含めた『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』三部作の累計は150万部を突破するとても勢いがある人気作品です! 主演に嵐の二宮和也さんを迎え、手術成功率100%の天才外科医ながら〝オペ室の悪魔〟と呼ばれるダークヒーローが登場! 新しい「痛快・医療エンターテインメント」を目指し、絶賛撮影中です。 他にも世良雅志役には若手、大注目の竹内涼真さん。看護師・花房美和役には、NHK連続テレビ小説「わろてんか」で主役を演じた葵わかなさん。手術用最新医療器具・スナイプを持ち込み、渡海と対立する新任エリート講師・高階権太役を演じるのは小泉孝太郎さん。 そして日本屈指の腕を持つ心臓外科医で〝神の手〟を持つ佐伯清剛教授を演じるのは、内野聖陽さん等々、ここでは書き切れないほどの素晴らしい俳優陣の方々にご出演頂き、毎日夢のような豪華共演の撮影が繰り広げられています。 佐伯が手術の際に〝ブラックペアン〟を使う理由は… 〝神の手〟を持つ佐伯は〝オペ室の悪魔〟の異名をとる渡海の敵か味方か…? そしてドラマの主題歌を小田和正さんが担当して下さっており、ドラマ全体に深みをもたらせてくれています。 演出は一話がジャイ監督こと福澤克雄さんなんですが、僕は福澤さんとは20年の付き合いがあり、いつもいつもすごい演出をされるのですが、今回も度肝を抜く、この20年の中で一番というくらい素晴らしい演出をして下さいました。 他にもこれからTBSをひっぱっていく、勢いがある田中健太君と、渡瀬暁彦君が演出をしています。 海堂尊先生といえば医療ミステリーの名手ですが、他にも涙あり人間ドラマもたっぷりあり、大学病院で起こる権力闘争や渦巻く嫉妬の中で、主人公が巨大な力に挑んでいきます。二宮さんは「悪」というキャラクターを、異彩を放ちながら魅力たっぷりに演じて下さっています。 渡海はなぜ〝オペ室の悪魔〟と呼ばれるようになったのか? 日曜劇場初主演である二宮さんが、メス一本で医療界に立ち向かう『ブラックペアン』。ワクワクしていただける仕上がりになっていると思いますので、日曜夜9時は是非「ブラックペアン」を見て下さい!
未だ若輩者の身ではありますが、リアルに若かった十余年前の事を書かせて頂きます。プロデューサー志望で新卒入社して4年目に、初めて映像部門の、映画宣伝室に配属され、「釣りバカ日誌」の製作宣伝を命じられました。映画製作の現場へやっと行ける! という大いなる憧れと希望を抱いて、初めて現場へ足を踏み入れたのでした。 当時の釣りバカは、東映東京撮影所での撮影。私は初めての〝撮影所〟で、突如として大勢のスタッフが働く組に放り込まれ、右も左も分かりません。現場にマスコミ取材を入れるため、現場スタッフに根回しして、取材機会を作る、という仕事なのですが、何せ現場を全く理解していない素人の私。先ずは台本を必死にめくり、スタッフの皆さんの名前を覚える事から始めるしかありません。誰が何を担当しており、取材のために何が必要で、そうすると現場にどんな影響が出るのか? 宣伝部の先輩からの引き継がれた教えも、断片としてしか理解できず、監督のインタビューのタイミングを間違え現場を止めてしまい、怒鳴られたり、拒絶されたりと、現場に小?波瀾を引き起こし、製作部の先輩プロデューサーにフォローして貰う毎日でした。当時の現場の皆さんスミマセンでした! 宣伝部の先輩の教えで、ボディブローの様に一番キツかったのが「朝、一番乗りして俳優陣の入りに挨拶すべし」これに従い、大泉の撮影所に7:00! に出勤する事に……。東横線沿線の家を朝5時台に出て、渋谷で乗換え、慣れない池袋駅で西武線に乗換え、大泉まで1時間20分。長い遠い道のりでした。今思えば、もっと動きにメリハリをつけつつ、肝心な所に注力すべきだったと思いますが、当時の私は目の前の事で精一杯でした。初めての現場のワクワクと、組で一人ぼっちの宣伝部だったあの日々の心細さ、そのほろ苦く強烈な体験は私の原点です。そしてあの頃、現場で何度も助けて貰った先輩プロデューサーの様に今自分はなれているか? と思いを新たにした次第です。
第64回大会は平成30年5月12日(土曜)越生ゴルフクラブで14名が参加して行われ、次のような結果となりました。
順 位 | 氏 名 | アウト | イン | G | H | N |
---|---|---|---|---|---|---|
優 勝 | 飯島千寿子 | 40 | 48 | 88 | 14.4 | 73.6 |
準優勝 | 松尾 武 | 43 | 43 | 86 | 12.0 | 74.0 |
第3位 | 藤森いずみ | 45 | 46 | 91 | 16.8 | 74.2 |
第42回通常会員総会を下記により開催致します。
正会員の方はご出席下さい。
欠席される場合は総会成立のため、必ず委任状をご送付下さい。
(委任は出席理事氏名をご記入願います。)
また、総会終了後、懇親会を行います。
懇親会では新功労会員の方への表彰も行う予定です。
日時/2018年6月19日(火)
17時30分総会開会予定
終了後懇親会予定
会場/東映本社8階会議室
(東京都中央区銀座3−2−17)
JR有楽町駅、地下鉄銀座駅下車(C−6出口が最寄)
マロニエゲート銀座2&3となり