今年もエランドール賞の季節がやってきました。エランドール賞の選考については例年通り、昨年12月に協会員の皆さまにアンケート投票をお願いし、その結果を基にエランドール委員会で慎重に討議を重ねました。1月15日の最終選考委員会で受賞者を確定、1月18日の理事会で次のように承認・決定されました。
新人賞は協会員の投票によって選出され、決定いたしました。いずれもスター性と演技力を兼ね備え、次代の映画・テレビを背負って立つことが期待される俳優女優の皆さんです。
志尊 淳
葵 わかな
田中 圭
永野 芽郁
中村 倫也
松岡 茉優
(男性女性交互アイウエオ順)
以上6名の方が選ばれました。
新人賞には、東京ニュース通信社から副賞として「TVガイド賞」、銀製の写真立てが贈られます。
本年度を代表するヒット作を制作したプロデューサー賞、ならびに今後の将来性が期待されるプロデューサー奨励賞は、映画、テレビ、それぞれの部門で以下の方が選ばれました。
○映 画(プロデューサー賞)
「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」
増本 淳
○映 画(プロデューサー奨励賞)
「カメラを止めるな!」
上田慎一郎
市橋 浩治
○テレビ(プロデューサー賞)
「半分、青い。」
勝田 夏子
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
「おっさんずラブ」
三輪祐見子
貴島 彩理
神馬 由季
松野千鶴子
特別賞には、国内外で多大な評価を受け日本映画の力を示した作品の製作チームが選ばれました。
「万引き家族」製作チームエランドール賞選考アンケートにご協力下さった協会員のみなさん、ありがとうございました。また今年も新人賞副賞をご提供いただく「東京ニュース通信社」様と、毎年花束を提供していただいている「日本ばら切花協会」様に、心から感謝いたしますとともに、毎回協賛金、福引景品をご提供いただいております協賛会員各社様に改めて感謝申し上げます。
2019年エランドール賞 授賞式・新春パーティーは2月7日(木)17時30分受付、18時より新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホールにて開かれます。
今年の授賞式のパーティーの演出は、テレビ朝日が担当します。
皆さまの多数のご参加をお待ち申し上げます。
(エランドール賞委員会)
(敬称略)
2019年2月7日(木曜)18時開会 新宿京王プラザホテル南館5階エミネンスホール
※選考対象期間 2017年12月1日〜2018年11月30日
男性女性交互五十音順(6名)
1995年3・5生 東京都出身
(所属:ワタナベエンターテインメント)
映 画
テレビ
1998年6・30生 神奈川県出身
(所属:スターダストプロモーション)
映 画
テレビ
1984年7・10生 東京都出身
(所属:トライストーン・エンタテインメント)
映 画
テレビ
1999年9・24生 東京都出身
(所属:スターダストプロモーション)
テレビ
1986年12・24生 東京都出身
(所属:トップコート)
映 画
テレビ
1995年2・16生 東京都出身
(所属:ヒラタインターナショナル)
映 画
テレビ
○映画(プロデューサー賞)
○映画(プロデューサー奨励賞)
○テレビ(プロデューサー賞)
○テレビ(プロデューサー奨励賞)
○特別賞
映画「初恋ロスタイム」
〝「王道で主演級の女優発掘&角川映画ヒロインデビュー」を掲げたホリプロスカウトキャラバン2016…史上最年少の12歳でグランプリに輝いた吉柳咲良さんを主演に迎え、本企画はスタートした。彼女の魅力を引き出せる作品をホリプロ井上Pと探し始め、2年程の紆余曲折を経て、この作品に出会った。
「1日1時間だけ時が止まる」現象に遭遇する主人公とヒロイン。二人だけに与えられた空白の時間「ロスタイム」は、秘密を抱えたヒロインにとっては唯一、好きなものを食べ、全力で走り、大声で笑える特別な時間で…。一瞬の迸るような生の煌めきを全身で表現するのに、彼女はうってつけの女の子だった。また、「実写だからこそ面白い」表現が出来そうな点にも、アニメ製作を経て実写に来た自分は惹かれた。
審査員として彼女を見出した河合勇人監督自らメガホンを取っていただけることになり、かねてより書かれる物語のファンだった桑村さや香さんが脚本を引き受けて下さり、「ソロモンの偽証」以来眼差しの強さ・美しさに釘付けになっていた板垣瑞生さんに出会い、今や国民的スターである竹内涼真さんに本作の重しとなっていただけることが決まり…ローバジェットながら素晴らしい座組が揃い、インの日を迎えることができた。
屋外のロスタイムシーン撮影は、風との戦いだった。嫌がらせかのような連日の強風に、各部頭を抱えた。人物が我慢ストップで頑張って下さる中、木々がロスタイムしてくれない…! 強風に煽られグリーンバックの布が張れずプレートを皆で支えたり、揺れる草を皆で刈ったり衣服を糸で留めたり防風ネット隊を結成したりと、スタッフ総出で試行錯誤。本作はどんなに絶望的な状況に置かれても、諦めずに運命を変えようともがく物語。物語に呼応するように、皆で力を合わせ、諦めずにもがき続ける撮影となった。
数本のAPを経て、自分にとっては本作が1本目。シナリオを作っている時も、準備も撮影に入ってからの1日1日も、世の中にはこんなに楽しいことがあるのかと思うくらい、楽しい日々だった。同時に、方々に迷惑をかけてばかりで未熟さを痛感する日々でもあった。まずはこの作品を良いものにすること、そしてその先も一生考え続け、成長し続けることが、関わって下さった全ての方のご恩に報いる唯一の方法ではないかと思う。
本作は板垣さん初主演作&吉柳さんデビュー作。初めての詰まったフレッシュな魅力にご期待下さい!
「3年間はドラマ部希望と言ってはダメだからね」
私が、テレビ東京に入社して間もなく上司にかけられた言葉です。ドラマ希望で入社したものの、テレビ東京は当時、2時間サスペンスしかドラマ枠がなく、若い社員はバラエティ班に配属されました。
最初は音楽番組「MUSIX!」にADとして配属され、日曜に出社して木曜深夜に帰宅する合宿のような生活を送っていました。ノンリニア編集が普及する前だったので、オフラインのタイムコードを1カットずつメモするシートとりで毎週徹夜したり、フロアーディレクターで失敗してへこんだり、生放送特番から簡単なロケDまで……てんてこ舞いの新人時代でした。
ただ、物理的な大変さよりも、同年代の山下敦弘監督や筧昌也監督が商業映画監督デビューしているのに、自分はバラエティのADをやってる場合なのか⁉という焦りが一番きつかったですね。だから、20代後半はシナリオスクールに通って一発逆転を狙い、テレ朝さんや、フジテレビさんのコンクールにも応募しました。かすりもしませんでしたが(笑)。
30歳を過ぎてもドラマ熱は高まるばかりで、入社12年目にして、バラエティ所属ながら「好好! キョンシーガール」という深夜ドラマを自分で企画し、脚本、監督、プロデューサーを兼任しました。体制も内容もまさに自主映画スタイル。誰も注意する人がいなかったんですね(笑)。
2013年にドラマ制作部に異動してからが、遅ればせながら僕のドラマ部新人時代のスタートです。助監督やAPはほぼやらず、脚本・監督ばかりやろうとするワガママな新人でした。それから早6年、やっと常識をわきまえるようになりました!……が、今、まさに黄信号。新人時代の僕が見たら、守りに入るんじゃない! と怒られそうです。41歳ですが、ドラマ歴6年のセミ新人。まだまだチャレンジしたいです! ということで、デリヘルドラマ「フルーツ宅配便」絶賛放送中です!
若手映画作家育成プロジェクト2018 ndjc 合評上映会 開催
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