会報

2023.11.28

会報

No.510 2023年 11,12月号

2024年 第48回エランドール賞新人賞候補者決まる!!

投票締切
12月11日(月)必着です!!
その後到着した葉書は集計できません、ご理解ご了承下さい。
特別賞につきましては、絞り込みが困難ということで物故者は対象外です。

エランドール賞新人賞候補 男性(14名)(テレビはWeb配信も含む)エランドール賞委員会

赤楚 衛二 映画 「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」
TV 「舞い上がれ!」「こっち向いてよ向井くん」「風間公親 ~教場0~」
「ペンディングトレイン」
磯村 勇斗 映画 「東京リベンジャーズ」「月」「最後まで行く」「波紋」「渇水」
TV 「きのう何食べた?」「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」
市川染五郎(八代目) 映画 「THE LEGEND & BUTTERFLY」
岩田 剛典 TV 「あなたがしてくれなくても」「浅見光彦シリーズ」
岡山 天音 TV 「旅屋おかえり 長野編」「こっち向いてよ向井くん」「日曜の夜ぐらいは…」
神尾 楓珠 TV 「真夏のシンデレラ」「いちばんすきな花」
鈴鹿 央士 映画 「ロストケア」
TV 「18/40 〜ふたりなら夢も恋も〜」「私がヒモを飼うなんて」「スイートモラトリアム」
「ゆりあ先生の赤い糸」「silent」
瀬戸 康史 TV 「私小説 〜発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由〜」「ノンレムの窓 2023 夏」
「invert 城塚翡翠 倒叙集 」
高橋 文哉 映画 「交換ウソ日記」
TV 「女神の教室 〜リーガル青春白書〜」「フェルマーの料理」
永瀬  廉 映画 「真夜中乙女戦争」「法廷遊戯」
TV 「夕暮れに、手をつなぐ」「ラストマン 〜全盲の捜査官〜」
平野 紫耀 TV 「クロサギ」
細田佳央太 映画 「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
TV 「どうする家康」「ZIP! 朝ドラ クレッシェンドで進め」「ドロップ」「フェルマーの料理」
眞栄田郷敦 映画 「東京リベンジャーズ」
TV 「どうする家康」「エルピス 〜希望、あるいは災い〜」
目黒  蓮 映画 「わたしの幸せな結婚」「月の満ち欠け」
TV 「silent」「舞い上がれ!」「トリリオンゲーム」

エランドール賞新人賞候補 女性(12名)

今田 美桜 映画 「東京リベンジャーズ」「わたしの幸せな結婚」
TV 「ラストマン 〜全盲の捜査官〜」「トリリオンゲーム」「いちばんすきな花」
 夏 帆  TV 「silent」「ブラッシュアップライフ」「ノンレムの窓2023 新春」
上白石萌歌 映画 「ゆとりですがなにか インターナショナル」
TV 「警視庁アウトサイダー」「義母と娘のブルース」「ペンディングトレイン」「パリピ孔明」
木南 晴夏 映画 「ゆとりですがなにか インターナショナル」
TV 「セクシー田中さん」「ブラッシュアップライフ」「ノンレムの窓2023 新春」
黒島 結菜 TV 「クロサギ」
小芝 風花 TV 「invert 城塚翡翠 倒叙集」「天使の耳 ~交通警察の夜」「転職の魔王様」「波よ聞いてくれ」
「フェルマーの料理」
清野 菜名 映画 「キングダム 運命の炎」
TV 「日曜の夜ぐらいは…」
西野 七瀬 映画 「シン・仮面ライダー」「イチケイのカラス」
TV 「Dr.チョコレート」「NHK正月時代劇 いちげき」
「藤子・F・不二雄SF短編集ドラマ どことなくなんとなく」
生見 愛瑠 映画 「湯道」
TV 「風間公親 〜教場0〜」「日曜の夜ぐらいは…」「セクシー田中さん」
福原  遥 TV 「舞い上がれ!」「18/40 〜ふたりなら夢も恋も〜」
古川 琴音 映画 「スクロール」「リボルバー・リリー」
TV 「どうする家康」「岸辺露伴は動かない」「ペンディングトレイン」「犬神家の一族」
堀田 真由 映画 「バカ塗りの娘」「禁じられた遊び」
TV 「ドラマ10 大奥」「風間公親 〜教場0〜」「イチケイのカラス スペシャル」
「CODE 〜願いの代償〜」「たとえあなたを忘れても」

アクターズセミナーを終えて

去る10月17日、4年ぶりにアクターズセミナーが開催された。このアクターズセミナー、協会HPには「協会委員のプロデューサー、ディレクターとしての見識を用い、新人俳優を指導育成し、優れた才能を発掘するセミナー」とある。待ちに待ったリアル開催とあって期待が高まる中、運営を預かる我々としては責任重大。その使命を全うするべく、何よりも受講生がその熱量を存分にぶつけ、自らの存在をアピールできるよう従来の内容を少々変更させていただいた。
まず、自己PRをなくし、その分を演技ワークショップの時間に当てた。可能な限り演じてもらい、演技によって自己表現することを重視した。参加人数もこれまでは50名程度だったが、男女15名ずつに絞り、一人一人が演じる時間をより長くとれるように配慮した。 講師はフジテレビエグゼクティブディレクターであり、当協会の功労会員でもあるベテラン河毛俊作監督。数多の代表作を持つ河毛監督であるが、監督が演技ワークショップの題材に選んだのは演劇。自身が幾度も演出し、若手俳優たちと熱い情熱の交感を重ねてきた、つかこうへいの名作「熱海殺人事件」である。
「大きな声で早口でセリフを言うこと」
監督から与えられた指示は極めてシンプル。各自思いのままに「熱海殺人事件」を演じてくれればよかったのだが…。経験の浅い若い俳優たちには少々難しかったようだ。台本は事前に渡されており、皆、叩きこんできたはずなのだが、セリフがなかなか出てこない。もちろん緊張もあったのだろう。往年の名優・大滝秀治さんは常々、「セリフは覚えるものではなく、抱くものだ」と言っていたという。受講生達に監督から名優のこんなエピソードが紹介された。役者たるものセリフは血肉として肉体に一体化させるものであり、そこに至るまで読み込むべきことを表した名言である。 河毛監督の熱のこもった指導は5時間にわたり続けられた。審査員諸氏からは少々辛口の講評も寄せられたが、受講生の中から男性2名、女性1名の優秀者が選出された。3人には今回の経験と受賞を励みに頑張って欲しいと思う。わずか半日のワークショップから“優れた才能を見つけ出す”のは極めて難しい。だが、今回の受講生の中から素晴らしい俳優が生まれる可能性は大いにあると思う。
我々は「熱海殺人事件」を上手に演じることを求めたわけではないし、そのための演技指導をしたわけでもない。むしろ、演出家と俳優の距離感や緊張感、また作品に臨む姿勢など、俳優として最も大切なものを体感し、理解してもらうことを意図した。なぜなら、短時間でできることはそれしかないからだ。 今回参加してくれた全ての受講者が、このワークショップからヒントを見つけ出し、それを一つの“きっかけ”として自らの意識を高め、研鑽を続けてくれたら嬉しく思う。そうすれば近い将来、連ドラや映画の現場で再会できるだろう。受講生の可能性に大いに期待する。
最後に、本セミナー開催にご尽力くださった会長ほか役員、協会員の皆様。会場関係の皆様。そして何より参加してくれた受講生たちに心より感謝、御礼申し上げたい。

フジテレビ・保原賢一郎
受賞者の紹介とコメントは1月号に掲載します。


只今撮影中

TOHOスタジオ㈱ 企画制作部
小野田 壮吉

「月川翔監督最新作」
コロナというこれまでに経験したことのない異常事態から、世間が少しづつ日常を取り戻し始めた昨年。月川翔監督の最新作の撮影が始まりました。まだ情報解禁前なので、タイトル等の詳細はある程度伏せさせて頂きますが、間もなく思い至って頂けるかと思います。物語はある愛知の家族の話。撮影は、22年中は愛知で、23年中は関東近郊で行われました。月川翔監督は青春や男女の関係を描く名監督と思う方もいらっしゃるかと思いますが、最近では「幽☆遊☆白書」というアクションバトル作品を撮影されたり、新しいジャンルにも活躍の幅を広げております! そして、今回は1970年代~2000年代という時代のある一つの家族愛を描く物語で、更に医療の知識もふんだんに盛り込まれている月川監督にとってまた新しいジャンルの作品でございます。
当の撮影でございますが、それぞれの時代を細部に渡って演出する凄まじさと、スタッフの並々ならぬ努力によって、2か月の撮影でしたが壮大な時間の旅を体感したような充実した撮影現場でした。特に1970年代は、若輩者の私はまだ生まれてすらいないという時代で、諸先輩方の「当時こうだったよね」という会話を新鮮な気持ちで受け止めておりました。細部まで検証し、それを実際に制作して撮影していく現場のスタッフの皆様を観ながら改めて「映画って凄いなぁ」と子供の様に思ってしまいました。
そして医療モノという面もある本作ですので、現代の医療器具ではなく当時の医療機器を再現せねばならないのです。当時の医療器具や研究機械などの資料を見てどう再現するかを、準備段階で膨大な時間を費やした事で、家族愛を描く本作の物語が違和感なく、皆様に届けられる事と思います。
そんな本作もポストプロダクションも大詰めでして、本作を皆様に届けられる日が刻々と迫っております。ポストプロダクション中にとても印象に残っているのは、皆が皆、非常に色々な視点で心を打たれており、「私はあそこが」「僕はここが」と感動するポイントが千差万別で、どの登場人物の立場で物語を追うかで、『自分が何を考えて生きているのか』を再確認出来る素晴らしい作品になっていると感じました。
真夏のような暑さから一転、冬の気配を感じる今日この頃でございますが、皆様にお届けする為に最後の追い込みをしておりますので、是非ご覧になって頂けますと幸いです!


東京ドラマアウォード2023報告

副会長
実行委員会 エグゼクティブプロデューサー
香月 純一

国際ドラマフェスティバルin TOKYOのメインイベントである東京ドラマアウォード2023が10月24日東京プリンスホテルにて開催されました。
昨年からは授賞式の模様が地上波で放送され、今回は日本テレビが担当です。
各賞は別表のように授賞されました。また今年からMIPCOM Buyer’s Awardsが紹介され、セルビア、オーストラリア、フランスのバイヤーの方々が登壇し日本のドラマについて語りました。
今年はコロナも一定程度収束し、会員の方々にも参加いただきました。第1次審査のハガキ投票、ローカルドラマ賞の選考等でご協力ありがとうございました。当日の模様は日本テレビで12月23日㈯深夜にOAされます(日時は「国際ドラマフェスティバル」HPでご確認ください)。
また最後になりますが、16年の長きにわたり司会を務められた「ミスター東京ドラマアウォード」ともいうべき石坂浩二さんが今年で卒業されます。その功績に敬意を表したいと思います。

「東京ドラマアウォード2023」受賞作品等一覧

◎連続ドラマ部門(6作品)

グランプリ NTV ブラッシュアップライフ
優 秀 賞 NHK 鎌倉殿の13人
優 秀 賞 EX  星降る夜に
優 秀 賞 CX  silent
優 秀 賞 KTV 工ルピス 〜希望、あるいは災い〜
優 秀 賞 WOWOW フェンス

◎単発ドラマ部門(5作品)

グランプリ TBS TOKYO MER 〜走る緊急救命室「隅田川ミッション」
優 秀 賞 NHK 未解決事件File 09 松本清張と「小説 帝銀事件」
優 秀 賞 NHK 生理のおじさんとその娘
優 秀 賞 TX  神の手
優 秀 賞 CX  監察医 朝顔2022スペシャル

◎ローカル・ドラマ賞(1作品)

ローカル・ドラマ賞 北海道テレビ放送 弁当屋さんのおもてなし

◎個人賞・主題歌賞

主演男優賞 小栗 旬 『鎌倉殿の13人』(NHK)
主演女優賞 川口春奈 『silent』(CX)
助演男優賞 目黒 蓮 『silent』(CX)
助演女優賞 夏  帆 『silent』(CX)
脚 本 賞 バカリズム 『ブラッシュアップライフ』(NTV)
演 出 賞 風間太樹 『silent』(CX)
主 題 歌 賞 Official髭男dism 『silent』(CX) 「Subtitle」

事務局だより

◎正会員入会

永山 雅也(日活株式会社)
宇佐川隆史(日本放送協会)
賛助会員:BS松竹東急株式会社

◎退会

鳥羽乾二郎(日活株式会社)
生駒 隆始(アウトサイド)


インフォメーション

◎会議の記録

  •   10月11日(水) 18時30分~   第4回定例理事会(東映本社8階会議室)
  •   10月17日(火) 10時30分~   アクターズセミナー(日比谷三井カンファレンス)
  •   10月24日(火) 17時~    国際ドラマフェスティバル東京ドラマアウォード(東京プリンスホテル)
  •   10月25日(水) 18時30分~ 第2回エランドール賞委員会(リモート)
  •   11月  7日(火) 18時~         第4回デジタル編集委員会(リモート)
  •   11月14日(火) 17時~         第4回会報委員会(リモート)
  •   11月15日(水) 18時30分~   第5回定例理事会(東映本社8階会議室)
  •   11月19日(日)        親睦ゴルフ会(越生ゴルフクラブ)

◎会合・会議の予定

  •   12月  5日(火) 18時~   第5回デジタル編集委員会(リモート)
  •   12月13日(水) 18時30分~  第6回定例理事会(東映本社8階会議室)
  •   12月15日(金) 17時~   第3回エランドール賞委員会(リモート)
  •   12月19日(火) 17時~   第5回会報委員会(リモート)

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