会報

2024.02.19

会報

No.511 2024年 1月号

新春のお慶びを申し上げます

会長 奥田 誠治

あけましておめでとうございます。皆様にとっては昨年はいかがでしたか。
2023年は当協会ではエランドール賞の京王プラザホテルでの3年ぶりの開催、アクターズセミナーやプロデューサーズ・カフェの復活がありました。久しぶりの開催ではみなさまのお力をお借りしてそれぞれ成功いたしました。本当にありがとうございます。また新たにデジタル編集委員会で進められているDX化も無事スタートし懇親ゴルフ会も春と秋に2回開催されました。
また、この下半期に日本映画制作適正化機構への賛助会員としての参加決定するなどしました。
そして今年、2月8日木曜日にエランドール賞が京王プラザホテルにて開催されます。
皆様にご協力いただくことになりますがなにとぞよろしくお願い申し上げます。
また昨年改選にてプロデューサー協会も新体制となり、副会長も香月、若泉両氏に加えて新たに屋敷、那須田、松崎各氏に就任していただきました。このような体制のもと、当協会の未来を皆さんとともに考えていくことができればうれしいです。
昨年は、これまで当協会にご尽力いただいた平田崑氏をはじめ特別功労会員やお世話になった方々がお亡くなりになりました。その方々の中で平田崑さんはエランドール賞において長年に渡り寄付をはじめ様々なご協力をいただき平田崑基金としてプロデューサーと若手俳優の育成にお力を注いでいただきました。どれだけ我々の励みになったでしょうか。本当にこれまでのご支援ありがとうございました。
そして年末もう一人、ハリウッド作品の対抗軸としての日本映画の地位を築いた阿部秀司(阿部秀司事務所、ロボット創業者)さんのご逝去です。
阿部さんの代表作は「ALWAYS三丁目の夕日」(3部作)「永遠の0」「海賊とよばれた男」「STAND BY ME ドラえもん」「DESTENY鎌倉物語」最新作「ゴジラ-1.0」など多くの観客に愛された作品を世に出してきました。また新人監督の発掘にも手腕を発揮し岩井俊二、本広克行、山崎貴、羽住英一郎、森淳一、小泉徳宏をはじめ数多くの監督たちの映画デビュー作をプロデュースし世に送り出しました。私は、映画「三丁目の夕日」のプロットをもらった夜のことを今でも忘れません。高円寺南駅の出口でプロットを読み終えた私は涙しながら阿部さんへ電話しました「一緒にやりましょう」と。実は映画制作の決め手は、阿部さんが力説していた東京タワーの建築風景もありますが、自分の愛読書の西岸良平先生の感動まんが原作と大好きな上野駅に蒸気機関車C62が六ちゃんを乗せてやってくる集団就職のシーン。そしてあの懐かしい都電が三丁目そばを走り抜けていく。そこが良かったのです。その後、企画が決まるまで阿部さんの奇想天外な提案⁉ や社内での猛反対など色々ありました。しかし、反対される企画ほど大ヒットするということや映画完成に突き進む熱き想い、そして監督、自分の部下そして製作委員会の人たちに対しても分け隔てなく一丸となって取り組む姿勢なども阿部さんから学ぶこととなりました。
数年前、お互いに鉄道好きなこともあり青森から札幌行きの最後の急行寝台「はまなす」がもう廃止されると聞いて一緒に乗りに行きました。鉄道談義であっという間に早朝6時に到着した極寒の雪の札幌駅プラットホームで僕ら二人にサプライズで佇む吉岡秀隆さんの姿はまるで映画のワンシーンのようでした。そんな私の盟友そして映画界の偉大なる大先輩阿部秀司というプロデューサーがいたということを知っていただきたく書かせていただきました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
プロデューサー協会として若手を育成するという課題も大事な目標の一つです。若手育成といってもそう簡単にはいきません。しかし、平田さんや阿部さんをはじめ現在活躍されているプロデューサーたちがいろいろなやり方で次世代を育成しておられます。私たちも普段の仕事の中ではもちろんのこと当協会のイベントを通じてこのプロデューサー育成を目指していきたいと存じます。ぜひ皆様のお力をお借りしてこれからの日本の映画やテレビそして配信のプロデューサーがより強く遠くへはばたけるようにお力添えください。今年もよろしくお願い申しげます。



会員 年男・年女 新年の抱負を語る

昭和27年生まれ

日本映画大学
富山 省吾

香月さんから電話でお話を貰ってまず思ったことは、(還暦から12年、早いなぁ)という驚きでした。そして同時に胸を衝いたのが、12年目を迎えることなく逝かれてしまった大森一樹監督のことでした。大森さんと僕は同じ1952年生まれで誕生日はこちらが2月27日、大森さんが3月3日とほとんど同じ。大森さんの無念さを抱きながら、前を向いて生きようと思います。
映画界にとってこの12年間はデジタル革命が起きた8年、そしてコロナの4年だったと思います。
DX化のプラス面は制作・配給・興行の経費の削減。マイナス面はこの削減から来る制作現場のブラック化でした。
コロナは壊滅的なダメージを映画業界すべてにもたらしましたが、その回復に向けて取り組んだのがガイドラインに則った制作・興行の再開でした。そして新たな鑑賞形態としての配信が加速度的に世界を席巻しました。
コロナから立ち直るために業界を挙げて取り組んだガイドライン作り。これが制作現場のブラック化の改善に向けて活かされました。映画制作適正化とスタッフセンター設立の動きです。コロナからの学びを活かして映画団体による協定が取り交わされ、「エイテキ」とスタッフセンターは今年2年目を迎えます。
自分の領域では日本映画大学に新しく2つのコースを開設しました。「マネジメントコース」と「VFX特殊撮影コース」です。これによって映画大学は映画のすべてを学べる大学となります。
配信の躍進を前に映画と映画館はこれからどうなるのか。
劇場での映画鑑賞こそが物価高の暮らしの中の身近な贅沢。
これを今年のアピールとします。

昭和39年生まれ

東映
榎本 美華

新年あけましておめでとうございます。うーん、年女。と改めて、感慨深く入社当時の記憶を探ると、撮影所の独特オーラに圧倒されたことが真っ先に思い浮かびます。「ラーメン、おつゆたっぷしね」という制作のおじさまのお昼のこだわり発注や、「ジャリ番は、こっちでゴロゴロッと転がったら、寄居の石切り場に飛んじゃえばいいっつーの!」(あくまで当時の表現です)という大らかな思考。緊張感が漲る撮影現場の裏の、おかしな無形文化財的な瞬間を目撃するうち、いつしか東映の東西の撮影所の「濃さ」がくせになりました。今となっては、それは数々の一発勝負や天候による逆境など、まさに濃い瞬間をくぐり抜けてきた人間たちが醸し出す命の濃さのように思えます。そんな「場」の情熱にささやかに影響されて、私自身は2時間ドラマや刑事ドラマを必死で作り続けている間は、京都の名所では殺人事件の構想、見晴らしの良い場所では犯人の告白のことばかり考える体質になっていました。2時間ドラマが絶滅危惧種となってからは、情熱の矛先を新たな分野にも向け、公募に挑戦して自らカメラを回して、京都撮影所を舞台にした10分ドキュメンタリーを制作しました。無免許運転以上に無謀でしたが、この上ない経験でした。昨年も、私にとっては新たなジャンルといえる、取材を重ねた特別なミステリーを制作させて頂き、奥深い一年となりました。今年・辰年ももちろん遠慮なく色々挑戦していきます。撮影所にたっぷし! 詰まっている「濃い」パワーは、いつだって後押ししてくれるはず。

昭和51年生まれ

株式会社日テレアックスオン
柳内 久仁子

年女です。辰年です。48歳になります。4回目なんですかね、年女。
今年の抱負をというお話をいただきましたが、もう何年も具体的に考えたことなどなく…。今年の仕事もほぼ決まっていて、楽しんでいただけるものを届けられるように務めるだけ…ではあるのですが、それはいつものことで。いつものことをいつものようにやるということが抱負…目標でしょうか。
3年ほど前から週に一回、パーソナルで筋トレをしています。1年ほど経った頃トレーナーにこの先どうなりたいですか?と聞かれ、「現状維持」と答えてました。体重、筋肉量、体脂肪率…現状維持するの大変なんです。日々の生活も気を付けないとならない。わかりやすく数字に現れるので、気を抜くとふがいない自分を見ることになる。
いつものことをいつものように…これも現状維持?
次に年女を迎えるときは還暦。定年なんですかね。あと12年。制作に携われるのはあとどれくらいなんでしょう。あと何作品できるんだ? 一作品一作品、大切に丁寧に作っていけたらと思います。あ、、、これまで出会ってきた人たちに恩返しをしていくこれからにしようかな。
新たな目標をたてるきっかけになりました。ありがとうございました。

昭和63年生まれ

フジテレビ ドラマ・映画制作部
野﨑 理

「女性は家事と子育てが好きだし向いてる、ってなぜか信じてる人がいるんですけど(中略)もし家にいて家事と子育てをすることが本当に楽なことだったら、もっと男性がやりたがると思う。でも実際はそうじゃない。ということは、男性にとってしたくない、できないことなんです。」これは昨年私が携わった映画「ミステリと言う勿れ」における、主人公・久能整のセリフの一節です。私自身に、とても深く刺さるセリフでした。というのも、私には、2歳児がおりまして、日々子育てに奮闘しております。妻も働いており共働きで、育児のシフトで、時には揉めてしまうことも…。仕事と育児の両立というところが、多くの先輩方が通ってきている道ではありながら、予想以上に大変なことだなと痛感する日々を過ごしております。しかしながら、育児に奮闘した自分の子どもがいつか成長して、私の作ったコンテンツを観て「パパ、これ面白い!」と言ってくれたらどんなに嬉しいだろうか、と想像しながら、日々の仕事に邁進する、年男36歳を迎える野﨑理でございました。



賀春
本年もよろしくお願いいたします。

(賛助会員全社 五十音順)

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エンタテインメントメディアサービス
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TEL 3481-2881

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NRビル1F
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TEL 5455-7391

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東京都中市若松町2-30-5
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TEL 042-358-0777

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TEL 6427-3958

〒102-8177
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メゾン青山1005
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TEL 3545-2911

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京都府京都市右京区
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〒102-0094
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ニューオータニガーデンコート23F
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TEL 3261-4520

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TEL 042-484-1161

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日鐵木挽ビル
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〒164-0011
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〒137-8088
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東京都目黒区下目黒1-2-5
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東京都港区六本木1-5-17
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〒150-0043
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ノア道玄坂208
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〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町12-10
渋谷インフォスアネックス7F
株式会社 渡辺プロダクション
TEL 5428-3320



2023年
アクターズセミナー賞 受賞者の言葉

大島 璃乃

2000年11月生
(ソニー・ミュージックアーティスツ所属)

この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。
この賞は日頃から支えてくださっている事務所や演技の先生方、家族のお陰で受賞することができました。
私の芸能人生の目標は、日本人の女優として米アカデミー主演女優賞を獲得することです。
アクターズセミナーで学んだ台本の大切さ、段取りの構築力、その他にもプロの演技についてたくさんご指導くださった、各局のプロデューサーや監督のお言葉を胸に今後も精進して参ります。
今後ともよろしくお願いします。

駒木根 葵汰

2000年1月生
(ホリプロ所属)

まず初めにこのような賞を頂けたこと光栄に思います。
そして、このような機会を与えてくれた関係者の皆様、河毛監督本当にありがとうございました。
このワークショップでは今まで触れてこなかった様な題材に挑戦し自分の長所、そして至らない部分を知ることができました。
皆さんから頂いた数々の言葉を忘れずに日々精進していきます。

三浦 健人

1996年3月生
(1カラット所属)

この度は、この様な賞を頂きとても光栄です。 人生で初めて賞というものを頂きました。本当に嬉しいです。 当日の課題は、自分が出せる力を出したつもりでしたが、どこか悔しさもありました。 頂いた賞と、その時に感じた悔しい思いを忘れずにこれからも芝居と誠実に向きあっていこうと思います。 ありがとうございました。

(五十音順)



只今撮影中

2024年大河ドラマ「光る君へ」

NHKメディア総局 第3制作センタードラマ
内田 ゆき

今年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公は千年を超えるベストセラー「源氏物語」の作者・紫式部。「おんな城主直虎」以来7年ぶりの女性主役です。そして、平安中期の貴族社会は、大河ドラマでは初めての時代設定となります。私自身、源氏物語や平安の雅な世界が好きではありましたが、予想以上の大きなチャレンジに対して、甘かったことをじきに思い知らされました。
脚本を引き受けてくださったのは大石静さん。大河ドラマ「功名が辻」を手がけておられ、特に女性の人生を描くこのたびにおいては、このうえなく頼もしい存在です。最初の頃に大石さんがおっしゃったことが心に残っています。いくら主人公の性格や人間関係が面白く描けたとしても、それだけでは全く不十分。彼らが生きる社会、それこそ歴史のうねりがなければ、大河ファンの期待に応えることはできない。大石さんが書く女性たちの魅力にばかり目が行っていた私は、ハッとする思いでした。大石さんのその言葉で、作家・紫式部のみならず、権力者・藤原道長をそのソウルメイト、離れられない相手に据えて、彼らをとりまく社会と、それに翻弄される二人の愛憎を軸に、というドラマのラインが固まりました。
紫式部(劇中では「まひろ」)を演じる吉高由里子さんは、NHKでは「花子とアン」「風よ あらしよ」に続いて三作目の【もの書く女】です。明るくて、それでいて時に謎めいた表情を見せる方で、まさに紫式部そのもの。一筋縄ではいかない女ですが、吉高さんのまひろには、その年齢ときどきの可愛らしさやたおやかさがあります。そして道長役の柄本佑さんは、演技の巧みさはいわずもがな、セクシーな表情もお持ちの方で、最高権力者となる前の等身大の青年・道長を魅力的に演じてくださっています。
はりきって始めたものの、恐るべき平安時代、本当に知らないことだらけでした。スタッフ一同、時代考証・風俗考証の先生方を取り囲んで、ゼロからの勉強が続いています。その中での発見は、この時代の男女が今と変わらず、恋愛や出世、幸せな家庭や人生の成功を求めていきいきと生活しており、意外にアクティブで大らかであること。文学だけではなく絵画や音楽、日本の文化の礎ができた豊かな時代であることでした。
ドラマでも、その豊かさを視聴者の皆様に楽しんで頂けるよう、衣装や調度も含めた美術、人物の優雅な所作、そして画面の美しさにはこだわっています。この努力が実を結んでこそ、「光る君へ」を一年間愛して頂けるはずとの一念で、スタッフ一同、士気高く邁進しております。



私の新人時代

テレビ朝日都筑 歩

私の新人時代といえば、深夜のマクドナルドと、翌日のスケジュールと、両ポケットに入れたチョコレート。
制作会社のアシスタントプロデューサーだった私は、いかに段取りよく事を進められるかに燃えていました。
現場にいらっしゃる俳優部さんの受けとお見送り、撮影の際の人止め、押し巻きの連絡、同時に、明日以降のセリフ変更やスケジュールのFAX…
やってもやっても終わらない細かい仕事(雑用ではなく敢えて仕事と呼ぶ)を、効率よく短時間でいかに! だけを考えていたように思います。
(今思えば、それが全てではないことは考えたらわかるのですが…笑)
目の前に降りかかってくる何かを受け止めて、それを自分なりにやり遂げることが、楽しくて仕方なかったのだと思います。
とにかく頭をぶるんぶるん回転させるもんだから、糖分が足りなくてふらっとした時は、ポケットに入れたチョコレートを一気に食べる。
更にゾーンに入った状態になると私の動きは倍速になり、そうこうしているうちに撮影はあっという間に終了。
そして、そんな自分を落ち着かせるために、撮影終わりに必ずマクドナルドに寄って翌日のスケジュールをじっとながめて勉強をし、自分なりに納得してから、家に帰る。
はたから見たら、だいぶ危険な人物で、どうしてそんなに必死なの? と思われていたに違いないのですが、キャストスタッフの皆様はあたたかく見守ってくださっていました。本当にありがとうございます。
直前まで広告代理店の営業職でごく普通に働いていたごく普通の人間がこうなるとは…人は好きを仕事にすると変わるんだなぁと実感した新人時代。
あれから15年…。
立場も、見据える未来も、自分がやるべき事、なすべき事も大きく変わりました。
何者でもなかった頃の自分へ伝えられることがあるとしたら…
必死になった時間は、全てあなたの糧になってる! と言う事でしょうか。
これを書きながら、初心にかえらせていただきました。感謝。


事務局だより

◎入会

片山 宣(Amazon Japan合同会社)

戸石 紀子(Amazon Japan合同会社)

◎退会

丹羽多聞アンドリウ(TBSテレビ、BS-TBS)

◎訃報

萩原裕也(特別功労会員・元東宝)
10月23日逝去 90歳

黒沼明久(特別功労会員・元テレビ東京)
11月26日逝去 90歳



インフォメーション

 ◎会議の記録

 12月 5日(火) 18時~ 第5回デジタル編集委員会(リモート)

 12月11日(月) 14時~ 第3回プロデューサーズカフェ委員会(リモート)

 12月13日(水) 17時~ エランドール賞実施会議、会長・副会長(東映本社8階会議室)

 12月13日(水) 18時30分~ 第6回定例理事会(東映本社8階会議室)

 12月15日(金) 17時~ 第3回エランドール賞委員会(リモート)

 12月19日(火) 17時~ 第5回会報委員会

 ◎会合・会議の予定

  1月17日(水) 18時30分~ 第7回定例理事会(東映本社8階会議室)

  1月23日(火) 17時~ 第6回会報委員会(リモート)

  2月 8日(木) 夕刻~ 2024年エランドール賞授賞式(京王プラザホテル・エミネンスホール)

  2月13日(火) 18時~ 第6回デジタル編集委員会(リモート)



◎2024年 第48回エランドール賞授賞式のご案内

日時:2024年2月8日㈭ 17時開会(16時30分受付開始)

会場:新宿京王プラザホテル南館5階 エミネンスホール

本会会員の皆様のご参会をお願いします。飲食のご用意は、ありません。
椅子席にご着席でご覧いただきます。一般の観覧希望の方々のご入場は、お断りさせていただきます。



◎第75回 プロデューサー協会 親睦ゴルフ会結果

親睦ゴルフ会結果
11月19日(日)14名にて晴天の中でのプレイ。(親睦委員会)

順位 氏名 アウト イン G H N
優勝 杉田 成道 42 49 91 16.8 74.2
準優勝 玉川  静 41 45 86 10.8 75.2
第3位 喜本  孝 44 40 84 8.4 75.6
第4位 山本 秀人 46 47 93 16.8 76.2
第5位 熊田 英明 52 44 96 19.2 75.8

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